数量政策学者の高橋洋一が4月26日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。次期大統領選挙への出馬を正式に表明したバイデン大統領について解説した。

2023年4月24日、表敬を受ける岸田総理～出典：首相官邸HPより（https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202304/24hyoukei1.html）

バイデン氏、大統領選へ出馬表明

アメリカのバイデン大統領は4月25日にビデオメッセージを発表し、2024年の大統領選への出馬を正式に表明した。民主党内には有力な対抗馬が現れておらず、本選を見据えた選挙戦を展開すると見られる。

飯田）2期目が終わると86歳になるそうです。

高橋）高齢化社会とは言え、すごいですね。トランプさんも出たら高齢対決になります。

飯田）そうなるでしょうね。

トランプ氏が大統領選に出馬すれば高齢者対決に

飯田）特にバイデンさんについては、パーキンソン病やアルツハイマー病なども言及されています。

高橋）トランプさんはいろいろと訴えられていますし。

飯田）訴追されました。

高橋）でも、どちらが元気かというと、トランプさんの方が元気なようですね。でも、共和党にはデサンティスさんもいるでしょう。

飯田）フロリダ州知事の。

米共和党のもう1人の有力候補とされるデサンティス氏と会談した岸田総理

高橋）デサンティスさんが来日しましたが、岸田さんもうまいこと会いましたね。バイデン大統領の出馬表明の前に会っていますから。

飯田）直前に会った形になりますね。

高橋）だからOKなのでしょう。

飯田）彼自身はまだ出るとも出ないとも表明していない。

高橋）多分出るでしょう。今回会ったことで岸田さんはヘッジできたのです。これでトランプさんとも会ったら完璧なヘッジですよ。さすがに難しいでしょうけれど。

飯田）トランプさんと会うには、アメリカへ行って会う形しかない。

誰がアメリカの大統領になっても日本は関係を断つことはできない　～幅広く関係をつくっておくことが大事

高橋）安倍さんがまだ誰も会っていないときに会いに行って、上手くいったでしょう。やはり、みんなが会う前に会うことが大きいわけです。

飯田）デサンティスさんには1つ貸しのような形になったわけですかね。

高橋）共和党であればデサンティスさんとトランプさん、どちらかでしょう。あとはバイデンさんだから、3人に会っておけば大丈夫でしょうね。

飯田）日本にとっては、誰が大統領になったとしても関係を断つわけにはいかない。

高橋）誰がアメリカの大統領になろうと介入できませんしね。だからなるべく幅広くやっておいた方がいいですよ。