5月29日(月)元アーティスティック日本代表・青木愛がパーソナリティを務める「青木愛 スポーツ to you」(ニッポン放送・毎週月曜21:00~21:30)が放送。
ゲストは佐々木クリス。
1980年ニューヨーク生まれ東京育ち。高校からバスケットボール部に入部、青山学院大学時代に大学日本一に輝いた。卒業後ミュージシャンとして活動、メジャーデビューを果たす。30歳で当時のプロリーグbjリーグの選手となり、2013年に引退。
現在B.LEAGUE公認アナリスト、NBAアナリスト、NBAが選ぶアジアのインフルエンサーの1人として認められている。
毎回ゲストに頂いている「リスナーの将来に活きるような、前向きで未来に残したい」とっておきの言葉『To you word』。
佐々木クリスの『To you word』は・・・
『Next Best Action』
佐々木:ぼく自身の座右の銘です。子どもたちが中学生くらいになると、NBAという舞台で活躍できる選手にはすごく大事な条件があって、それがこの言葉なんだよと伝えています。頭文字が“NBA”になっていますけど、バスケットボールは実はミスが必ず起きるスポーツ。プロの試合でもシュートの半分以上は入らないんです。
青木:そうですよね。全部入っていたら…
佐々木:だからといって、シュートを打たない理由は1つもないですよね。ドリブルミスもパスミスも、ディフェンスでのミスもあります。もちろんミスを減らすことは大事だけど、一番大事なことはミスの後「次の最良の行動を取れるかどうか」。ぼくはこれを自分の人生においても教訓としています。普段近しい家族・友人らに感情的になってすれ違いが起きることもありますけど、そこでいったん踏みとどまって次にどういう声がけをするのがベストか?声がけじゃなかったらどういう行動がベストか?チームメイトがシュートを外して落ち込んでいる、チームメイトとしてあなたはどういう声がけをしますか?シュートを外してチームに迷惑をかけたと思ったらその後どうやってディフェンスしますか?ということが一番大事なんじゃないか、と思っていて。いつも子どもたちに伝えている言葉です。
青木:すごいですね、“NBA”となっているなんて。次にどんなアクションを起こすかが大事ってことですね。
さらに佐々木は今年8月に開幕するワールドカップに向けて、日本の注目選手も語ってくれた。
佐々木:日本のマイケル・ジョーダンといえば八村塁選手ですね。NBAの中でもかなり秀でた得点能力と抜群の運動能力。日本の非常に大きな武器ですし、身長は203cmですが、ウイングスパンといって、腕を左右に水平にまっすぐ伸ばした時の長さが213cm。身長より10cm長いですが、実は身長よりリーチの長さが大事な競技なんですよ。
青木:あまり普通は変わらないですよね、身長と。
佐々木:あともう1人、ブルックリン ネッツでNBA5シーズン目を過ごした渡邊雄太選手。ぼくは日本バスケットボール界のスコッティ・ピッペンと呼んでいるんですけど。あのジョーダンも、ピッペンという相棒を手に入れるまで優勝経験がなかったんですよ。
青木:渡邊選手が入ることで、八村選手とお互いに良さを生かせるということですか?
佐々木:渡邊選手は非常に機動力があって、ブロックショット、ディフェンスにも長けているし、3ポイントショットの成功率が非常に高い。日本にはうってつけの存在2人で、欠かせない要素ですね。
番組情報
元シンクロナイズドスイミング(現・アーティスティックスイミング)代表で北京オリンピック出場経験もあり、現在はキャスターやモデルなど多岐に活躍の場を広げる青木愛がパーソナリティを務めるラジオ番組です。
これから注目されるアスリートやもっと輝いてほしいアスリートやスポーツ関係者をお招きしていき、その競技の魅力やこれからの発展に向けてお話を展開し、スポーツの魅力を「you」、つまり、ラジオの前のあなたにお届けしていきます!