衆議院解散「6月16日」の可能性も

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数量政策学者の高橋洋一が6月14日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。衆議院の解散について解説した。

衆議院解散「6月16日」の可能性も

2023年6月13日、冒頭に発言する岸田総理~出典:首相官邸HPより(https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202306/13kaiken.html)

岸田総理が記者会見 ~衆議院解散については「情勢をよく見極めたい」

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岸田総理)解散・総選挙についても、この基本姿勢に照らしていつが適切なのか、諸般の情勢を総合して判断していく。こうした考え方にあります。いまの通常国会は会期末間近になり、いろいろな動きがあることが見込まれます。よって、情勢をよく見極めたいと考えております。現時点では、それ以上お答えすることは控えたいと考えます。

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岸田総理大臣は6月13日、「こども未来戦略方針」が決定したことを受けて記者会見し、少子化対策の具体策やマイナンバーカードの対策、さらには衆議院解散の可能性についても語った。

飯田)メールやツイッターでもご意見をいただいています。匿住所“たくま”さんから、「するのかしないのかはっきりしませんね。多少の議席減少も覚悟しながら、私は解散するのではないかと見ています」といただきました。いろいろなことが囁かれますが、いかがですか?

高橋)昨日(13日)の記者会見はみんな、これ(解散がいつか)を聞きたいがために集まったのでしょう?

飯田)そういうことです。国会の会期末には必ず記者会見が慣例として行われるのですが、その1週前にセットされたので、「これは?」と集まりました。

高橋)普通はそう思うでしょうけれど、肩透かしをくらいましたね。でも、16日という説もあります。LGBT法案や、防衛費増額の財源確保法案が通ると思うので。

「6月16日」解散の可能性も

飯田)13日に委員会採決だった予定が流れて、15日の裁決を自民党が提案しています。15日に委員会採決をした場合、16日は参院本会議の定例開催日だから、そこで成立すれば、16日に主要法案はすべて上がります。日程的にはですが。

高橋)入管法も上がっていますしね。ただ、LGBT法案も入管法も防衛財源確保法案も、立憲は全部反対しているでしょう。

飯田)立憲民主党は。

高橋)「反対しているのに、最後に不信任案を出さないのは変だ」とみんな思っているでしょう。出せば「ズドン」ですよね。泉さんが「(次の衆院選で)150議席を獲得できなければ代表を辞任する」と言っていますが、「辞めたい」と言っているようなものです。

飯田)150議席と言うことは。

高橋)党内で何を言っても聞いてくれないのでしょう。「早く辞めたい」という感じだと思います。

飯田)今回の国会も、入管法の話で附帯決議を付けるため、与野党で折衝して落としどころまで進んだけれども、党内の反対でひっくり返ってしまった。

高橋)全部ひっくり返すような人ばかり出てしまったから。

飯田)「100点を取らなければ意味がない」ということになってしまった。

高橋)理想主義の方々の場合、こういうことがよくあるのです。100点を取らなければいけないと思っているのですが、その人が学生のときには「一体何点を取っていたのか」と思います。100点なんか取っていないでしょう。

飯田)普通は取れませんよね。

高橋)政治では、60点を及第点とすれば、60点か61点でOKですからね。

飯田)50点よりは上を取ったぞと。

高橋)16日はどうなるのでしょうか。

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