阪神対オリックス 「関西ダービー」の経済効果は1449億円
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ジャーナリストの須田慎一郎が10月23日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。日本シリーズ・阪神対オリックスの関西ダービーについて解説した。
プロ野球・日本シリーズ「阪神対オリックス」 ~関西対決は59年ぶり
飯田)阪神がクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで3連勝し、日本シリーズ進出を決めました。
須田)順当ですけれども、よかったですよね。それぞれリーグ優勝したところが進出したということで。
飯田)オリックスと阪神による日本シリーズが、いよいよ10月28日からスタートします。
須田)関西対決は59年ぶり。
飯田)1964年以来です。
須田)「阪神対南海」以来ということで、関西ダービーが楽しみですね。
経済効果は約1449億円
飯田)関西ダービーですが、経済効果予測でおなじみの関西大学の宮本勝浩名誉教授によれば、日本全体で約1449億円の経済効果があるのではないかということです。
須田)もっとあるのではないでしょうか。
飯田)相乗効果がさらに期待されます。
須田)夜の飲食店を中心に盛り上がっていますよ。
飯田)大阪では。
須田)これから優勝セールも始まりますからね。オリックス対タイガースで、オリックスの前身は阪急と近鉄ですから。
飯田)そうなのですよね。一方で、いま阪神は阪急阪神グループになったので……。
須田)どちらの百貨店で買ったらいいのか。とりあえず私は金曜日(10月20日)にイカ焼きを食べてきました。
飯田)阪神百貨店の下のスナックパークで。
須田)冷めたイカ焼きを食べました。これはこれでまた乙なものです。
パ・リーグ3連覇のオリックスの報道も多くなってきた
飯田)大阪・関西は相当盛り上がっていますね。やはり阪神の報道が多いですか?
須田)そうですね。でも、ここ最近のオリックスは強いですから。
飯田)パ・リーグ3連覇ですからね。
須田)勝つとファンも増えてくるので、オリックスに関する報道も多いですよ。
飯田)若手でかっこいい選手が打っていますからね。
中継ぎが充実し、8番バッターの木浪がいい働きをしている阪神
須田)投手陣が強い。阪神は抑え・中継ぎが本当に充実していますからね。
飯田)本当ですよね。桐敷に2イニングを任せて。
須田)それともう1点、このクライマックスシリーズで嬉しかったのは、岡田監督が「シリーズのMVPは?」と聞かれて……。
飯田)ヒーローインタビューで。
須田)8番バッターの木浪選手を挙げたことです。これまであまり日の当たるところにいなかった人が、勇気と元気をもらったのではないかと思います。
飯田)阪神がリーグ優勝したときに特別番組を放送しましたが、須田さんと電話をつないだ際、MVPは誰かを聞いたら「木浪」とおっしゃっていましたよね。
「働いていない2割」がフル稼働すると組織は強くなる
須田)守備も締まったし、加えて8番を固定させたことは大きいです。上位打線が抑えられても下位の8番にいやらしい選手がいるので、組織力アップにつながったのではないでしょうか。よく「組織の2割はほとんど働いてない」と言うではないですか。
飯田)「2・6・2の法則」のような。上の2割が積極的に働き、真ん中の6割はそこそこで、必ず働かない人が2割いる。
須田)その2割がフル稼働すると、組織としてはダントツに強くなるのです。
飯田)そこがむしろ伸びしろ・ポテンシャルの部分。
須田)そうです。これが日本経済の成長につながっていく。
飯田)阪神が勝つと、やはり日本経済が上がっていくのですね。
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