柔道・松本薫 『今の自分が未来の自分を作る!!』
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3月11日(月)元アーティスティック日本代表・青木愛がパーソナリティを務める「青木愛 スポーツ to you」(ニッポン放送・毎週月曜21:00~21:30)が放送。
ゲストは松本薫。
1987年石川県生まれ。6歳から柔道とレスリングを始める。
中3で初めて国内制覇すると高校生の時にインターハイ、ドイツジュニア国際柔道大会等で優勝。2012年ロンドン五輪で金メダルを獲得した。続くリオデジャネイロ大会では銅メダルなど国際大会20回、国内大会17回で優勝という輝かしい成績を残した。
2019年に現役引退後、子育てをしながら大好きなアイスクリームの仕事をしている。
毎回ゲストに頂いている「リスナーの将来に活きるような、前向きで未来に残したい」とっておきの言葉『To you word』。
松本の『To you word』は・・・
『今の自分が未来の自分を作る!!』
松本:私の中でこの言葉をすごく大事にしていて、どんなにキツかった時とか、練習が嫌でやりたくない時とかがあっても、きっとその自分が未来の自分を作る。だから、今を後悔しないようにやれば、きっと未来も後悔しない。未来に必ず反映されると思うから、今の自分が未来の自分を作る、と思って今をがんばっていたかな、って思います。
青木:確かに。練習がシンドいとか、今日ちょっとサボろう、とか言ってやらなかったら、どんどんできなくなってしまいますね。ちょっとのことで、色々未来が変わりますもんね。そんな松本さんはロンドン五輪で金メダル、しかもこの大会で日本勢第一号でした。改めていかがでしたか?
松本:勝率100%って言われていた、私の前に出場した48kg級と52kg級の選手がいました。私は57kg級で大会3日目だったんですね。特に48kg級の選手は1回も外国選手に負けたことがなくて。そんな選手ですら負けてメダルも獲れずに選手村に戻ってきて、それが衝撃で。
青木:100%って言われていたのに…
松本:なんで?ってビックリして。で、52kg級のあいつなら大丈夫だろう、って思われてた選手も負けちゃってメダルに届かなくて。それまで私すごく緊張していて、怖くて試合どころじゃなかったんですけど。でも勝率100%の選手でも負けるんだったら、私は負けてもしょうがないよな、みたいな。
青木:ちょっと吹っ切れたということですか?
松本:そうです。じゃあ1回でも多く畳の上に立とう、そのために明日は楽しもう、1回でも多く立ちたい、という想いで戦っていたら金メダルを獲っていました。吹っ切れた、っていう感じですね、まさに。
青木:変なプレッシャーがなくなったってことですかね?
松本:そうですね。五輪という大きな舞台でも気負わずに行けた、という感じでしょうか。
番組情報
元シンクロナイズドスイミング(現・アーティスティックスイミング)代表で北京オリンピック出場経験もあり、現在はキャスターやモデルなど多岐に活躍の場を広げる青木愛がパーソナリティを務めるラジオ番組です。
これから注目されるアスリートやもっと輝いてほしいアスリートやスポーツ関係者をお招きしていき、その競技の魅力やこれからの発展に向けてお話を展開し、スポーツの魅力を「you」、つまり、ラジオの前のあなたにお届けしていきます!