受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』
全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。
受験生を応援するため全国各地を飛び回る『おうえんしナイト』!
今回、お伺いする大学は東京都武蔵野市にある「日本獣医生命科学大学」になります。日本獣医生命科学大学の創立の歴史、学部情報、教育方針などをランパンプスがインタビューしてまいります!
――それでは早速ですが、大学内に入って獣医学部・獣医保健看護学科、教授の水越美奈さんにお話しを聞きに行きましょう。
水越:水越と申します。よろしくお願いいたします。
寺内:ランパンプスです。よろしくお願いいたします。
小林:まずは、日本獣医生命科学大学の創立の歴史を教えていただけますか?
水越:創立は1881年になります。獣医師を育成する学校として、東京大学の次にできた学校で当時は、私立の獣医学校が1つしかなかったので、区別する必要がなく「私立獣医学校」という名称でした。
寺内:140~50年前ですね。
水越:もともとは軍馬のお医者さん、馬医(ばい)を育成するためにできた専門学校でしたが、戦後に大学になりました。
寺内:日本の動物学校は馬医から始まるんですね。
小林:大学になってからは、どういった動物が対象になるんですか?
水越:当時から犬や猫はペットとして飼われていたんですけど、やはり馬、牛、いわゆる畜産動物がメインでした。犬猫がメインになったのは、ここ30年くらいですね。実は、私、ちょうど30年前にこの大学を卒業しているんです。
寺内:卒業生なんですね!
水越:私が学生の頃は、牛馬と犬猫の授業が半々ぐらいで、どちらかというと牛馬の方が多かったですね。最近では、畜産動物の授業もありますが犬猫、小動物が中心です。
小林:コースで分かれているんですか?
水越:いえ、獣医師の国家試験はすべての動物が対象になりますので、魚の授業もあるんです。
寺内:動物全部なんだ!
水越:大学になった後、獣医学科以外に畜産学科、食品学科ができ、2005年に動物看護師を養成する獣医保健看護学科が日本で初めて作られました。そして、その2005年までは「日本獣医畜産大学」という名前だったのですが、2006年に畜産学科が動物科学科に名称変更し、「日本獣医生命科学大学」になりました。ちょっと長くて言いにくいんですけど(笑)。
小林:略称はなんですか?
水越:日本獣医畜産大学の時から「日獣大(にちじゅうだい)」ですね。ですので、新しい大学だと思われることが多いんですけど、実は歴史があるんです。
小林:ずっとこちらにあったんですか?
水越:もともとは護国寺のお寺の敷地の中だったのですが、昭和12年に武蔵境に移りました。もう90年くらい経ちます。
寺内:ずっと動物に携わることが学べるのは一貫しているけど、歴史とともに形が徐々に変わっていったんですね。
水越:世の中のニーズに合わせて変わっていきました。特に本学は都内にあるので酪農、畜産よりは、犬や猫などの小動物のお医者さんになりたい人、また、その看護師を目指す学生さんが多いですね。
小林:以前、北海道の酪農学園大学に行かせてもらった時は、牛がゴロゴロいたんですけど、そういうわけにはいかないですもんね。
水越:犬やマウス、ラットなど、小さい動物は飼育施設にいるんですけど、都内のキャンパスで牛などの大きな動物を飼育するのは難しいんです。馬術部の馬以外の大きな動物は、ここで飼育できないので牛などの実習の時には、山梨にある大学の附属牧場に行っています。宿泊施設もありますので、泊まりがけで実習も可能です。
小林:獣医保健看護学科では、どういうことを学ぶんでしょうか?
水越:「愛玩動物看護師」は3年前に国家資格化されました。人間の看護師のように「獣医師の診察を補助して、看護する」といったイメージを持たれると思うんですが、少し違います。人間ですと、看護師以外にも臨床検査技師、作業療法士、理学療法士など、コメディカルと言われる専門家がいますが、動物の場合は、獣医師と愛玩動物看護師しかいないのでコメディカル全般、リハビリや、臨床検査技師の仕事も含まれているんです。
寺内:幅が広いから学生さんは忙しそう。
小林:学ぶことが多くて大変なんじゃないですか?
水越:獣医師も動物看護師も、様々な動物種のことを学びますし、基礎的な、形態や組織、血液のことも学びます。さらに国家試験の受験があるので、一般的な大学生よりはちょっとやることが多いかもしれません。ただ、動物が好きでしたら、いろいろな動物と関わることができるので楽しいですよ。
小林:「動物が好き」っていうことで大学を決めるくらい気持ちがある学生さんだから、学ぶことがそんなに辛くないんでしょうね。
水越:高校生に受験の相談をされた時に、よく「大変ですか?」と聞かれるんですけど「動物が好きだったら楽しいと思うよ」って返しています。
小林:裏返して「大変だよ」って言ってるようなもんですね(笑)。
水越:(笑)。例えば、「犬は好きだけど他の動物は嫌い」ですと、ちょっと大変かもしれないですね。どんな動物も好きだよ、興味があるよ、という方には、大変ですけど楽しいと思います。
寺内:水越教授の専門は何なんですか?
水越:臨床動物行動学です。
寺内:なんか、かっこいい!
水越:動物行動学は「その動物がどういう生態をしているか」という学問で、臨床動物行動学は、たとえば、犬であれば、吠える、飼い主さんを噛んでしまう、自傷、などの問題行動の診断と治療が専門になります。
小林:学部学科はどんなものがあるんですか?
水越:2学部あり、学部ごとに2つの学科があります。獣医学部には、獣医師になるための獣医学科と愛玩動物看護師になる獣医保健看護学科があります。応用生命科学部には、動物科学科と食品科学科があり、動物科学科は、畜産の勉強だけではなくて伴侶動物も含めて様々な動物について学び、いかに健全な動物を育成するか、などを学びます。
寺内:予防などの勉強ってことですか?
水越:産業動物も伴侶動物も良い環境で育てないといけないので、例えば「牛の良い環境とはどんな環境か」というようなことを栄養や飼料の面も含めて学びます。食品科学科ではハムやチーズなどの食品をいかに美味しく加工するか、などを学びます。本学では、大学の名前でコンビーフを販売してるんですが、そのコンビーフなどの食品の開発や香りを研究してる先生もいます。
小林:どこの学科の学生数が多いんですか?
水越:定員が学科によって違いまして、獣医学科は80人、獣医保健看護学科が110人、動物科学科が100人、食品科学科が45人、と、一番多い学科でも110名なので大学としては小規模なんです。
寺内:一学年400人弱なんですね。
小林:大学を歩いてると女性が多いなって思ったんですけど、男女比はどうなってるんですか?
水越:獣医保健看護学科は女性が多くて「男性1、女性9」くらいで、それ以外の学科はちょっと女性が多いくらいの半々なので、全体ではだいたい「男子1、女子2」くらいになっています。
小林:男性としては、動物も、女の子も好きだし、ハッピーですね(笑)。でも、理系で女性が多いって稀じゃないですか?
寺内:まあ、人間でも看護科はそうだからね。
小林:確かに、そうだ!
水越:私が卒業した30年前くらいは、女性が2割程度で、男性の方が多かったんです。昔の獣医は、馬牛というイメージが強かったので「女の子だと務まんないよ」って考えられていたんです。今は伴侶動物、犬や猫の獣医師になりたいという女性が増えていることと、馬や牛のほうにも女性が進出しています。
小林:隔たりがなくなってきたってことですね。
水越:今は、どこの業界もそうだと思いますが、女性が進出しているんです。
小林:受験の種類について教えていただけますか?
水越:入試については、推薦と一般入試があります。推薦には、指定校推薦と一般公募推薦があります。応用生命科学科については、総合型入試、いわゆるAO入試もあります。一般選抜では、本学独自の記述式の試験、共通テスト利用もあります。
小林:就職先はどういうところが多いんですか?
水越:学科によって違うんですが、獣医学科は、国家試験を受けて獣医師になり、6割くらいは臨床獣医師と言って動物病院等に務める方が多いです。それ以外は、共済や農協などの牛の診療施設に行く学生さんや、JRAなど馬の方に行く学生もいます。
小林:府中競馬場が近いですもんね(笑)。
水越:あとは、製薬株式会社などのメーカー、動物園、水族館や都道府県の自治体の公務員、農林水産省や厚生労働省などの国家公務員になる人もいます。私たちがいつも食べている、牛、豚、鶏を「食肉検査」と言って「そのお肉は食べても安全かどうか」を検査しているのも獣医師の仕事です。
小林:健康状態をしっかりと調べるのは獣医さんの仕事なんですね。
水越:豊洲市場などで、魚や貝などの動物性の食品の「食べていいものかどうかのチェック」にも獣医師が関わっていますし、食中毒が発生して、「営業停止になりました」みたいな、ニュースがありますけど、その際に「何菌が原因で、どのルートでお客さんの口に入ったのか」を調べるのも獣医師の仕事です。
寺内:それも獣医さんがやるんだ!
水越:他にも、温泉施設の中でレジオネラ菌が発生して――ってときに、調べるのも獣医師なんですよ。
小林:ええ! 知らなかったわー!
寺内:獣医学部だけでそんなに幅広いんですね!
水越:動物病院や動物園にいるイメージしかないと思いますが、職域は広く、公衆衛生を担う非常に重要な仕事なんです。
寺内:動物を飼ってない人の身近にも、獣医師さんが活躍している場所があるんですね。
水越:獣医保健看護学科に関しても、6割くらいは動物病院で勤めますが、大学院に行く学生や公務員になったり、盲導犬などの育成団体、検査センター、動物関係の出版社、ペット保険会社などで働く学生もいます。当然、水族館や動物園に看護師として就職する場合もあります。
小林:これからも職種が増えていきそうですね。
水越:治療や診断は獣医師しかできませんが、それ以外は看護師ができるので、就職先の幅も広いんです。変わり種ですと、麻薬探知犬や、検疫探知犬の「ハンドラー」になった子も数人いますよ。
寺内:「ハンドラー」ってなんですか?
水越:ニュースやバラエティで「犬を連れて、匂い嗅がせて――」とかやってるじゃないですか?
寺内:あれ、ハンドラーって言うんだ!
水越:麻薬探知犬のハンドラーは税関の職員なんです。財務省の試験を受けて、東京税関に配属されて、それで麻薬探知犬のハンドラーになるんです。
小林:意識したことなかったけど、動物の仕事って多いんですね。
水越:動物に関わる、様々なところにニーズがありますね。一昨年は、ハウスメーカーに就職した学生もいましたよ。
寺内:え? なんで?
水越:犬や猫と共生しやすい住宅を設計するので、動物の生態の知識がある人が必要だということで求人がありました。「そういうところからも求人が来るんだ」と私も驚きました(笑)。動物科学科ですと、研究者になる学生もいますが、飼料会社や畜産系のメーカーへの就職が多いですね。食品学科は、食品メーカーが多いです。
寺内:鷹匠の募集とかはあったりするんですか(笑)?
水越:(笑)。サークルはありますよ。
寺内:鷹匠クラブがあるんだ! めっちゃいいなあ! 僕、鷹匠、ずっとやりたいと思っていたんですけど、調べたら3年くらいかかるって聞いたんですよ。
水越:こちらをご覧ください。
寺内:すごい! 猛禽ボランティアだ! ていうか、サークル紹介ページの動物の量すごい(笑)!
水越:動物が好きな学生が多いんで、動物関係のサークルやクラブは多いですね。
寺内:牛好きのためのコミュニティの「牛活」、爬虫類同好会、フォークソングクラブもある(笑)。これ見て! 愛玩動物看護師国家試験の合格率がすごいよ!
水越:今まで国家試験が3回ありましたが、1回目、2回目は合格率100%でした。第3回は残念ながら1名、落ちてしまったので、97~8%になってしまいましたが。
寺内:いや、1人落ちた先輩がいたほうが、今後受ける学生からした安心ですよ! その落ちた1人に「ありがとう」って言いたい!
小林:獣医のほうも、合格率88.5%だって。獣医でこんだけ高かったらすごいよね。
水越:他にも、本学の特徴としては小規模な大学ということもあり、教員一人当たりの学生数が少ないので、関係が非常に密というところがあります。学生同士もすごく身近で、知らない人はいないみたいな(笑)。
寺内:JRの駅から徒歩2分なのもいいですよね。
小林:めちゃくちゃいい! 遊び放題だ!
水越:バイトするところもたくさんありますよ(笑)。
小林:どんな学生に入学してきてほしいですか?
水越:動物に関わる学科に関しては「動物が好き」で「人間も好き」という人がいいですね。動物病院でも飼い主さんが必ずいますし、野生動物の保護でも、野生動物に関わる人、近隣の住民がいます。動物を治療したり、守ったりするためには、必ず周囲の「人間」とコミュニケーションをとらなければ、うまくいかないので、実は人とのコミュニケーションもすごく大事なんです。
寺内:動物だけじゃなく人間とのコミュニケーション! 大切なことですね。
小林:最後に、今、頑張っている受験生にメッセージをお願いします。
水越:日本獣医生命科学大学は、動物が好きな学生さんにとっては、とても楽しい大学だと思います。大学に動物がいるので、お世話をしなきゃいけなくて、夏休みやお正月にも当番制で大学に来ないといけませんが、当時の私は動物が好きだから苦痛ではなかったです。ただ、親には「あなた大学そんなに好きなの?」って誤解されていました(笑)
寺内:周りには伝わらないことがあるんですね(笑)。
水越:動物に関わる国家資格は、獣医師、愛玩動物看護師の2つしかありませんので、生涯動物に関わるお仕事がしたいのであれば、チャレンジしていただきたいですね。「動物は好きだけど、理系科目が苦手だな」って高校生も多いと思いますが、頑張りどころだよって思います。
小林:動物好きなら頑張りなさいと!
水越:ある程度の知識は、大学に入ってからも必要になりますが、動物に関わる授業はガチガチな理系ではないので、ちょっと苦手でも気に病む必要はないです。私も元々文系でしたが、動物が好きで獣医学科を受験しました。だからこそ「受験を越えれば楽しいよ」って、伝えたいですね。
小林:本日は、ありがとうございました。
水越:こちらこそありがとうございます。
小林:そういえば、博物館が併設されていると伺いましたが?
水越:「登録博物館」として認定された博物館で一般の方にも開放をしています。最近、本学の獣医保健看護学科の先生が、他大学と共同でニホンオオカミの顎で作られた根付を発見し、6月に上野の国立科学博物館で特別展の予定もあるんですよ。
寺内:じゃあ、博物館の見学させていただいてもいいですか?
水越:是非、ご覧ください。
――さて、大学に併設された博物館に移動してきました。ここからは学芸員の石井さんにご案内していただきます。
石井:実は、もともとこの建物は学校校舎じゃなくて、昭和12年に、今の港区の六本木の三丁目の交差点あたりにあった麻布区役所庁舎を移築して校舎に再利用したんです。区役所自体は明治時代に建てられているので、明治大正昭和平成令和と長い間使われていて、国の登録有形文化財にもなっているんです。
寺内:区役所を移設したんですか!?
石井:学校が目黒から武蔵境に引っ越してきた時に関東大震災で使われなくなった区役所庁舎を買い取って、バラバラにして持ってきて、組み立て直したんです。
小林:デアゴスティーニじゃん(笑)。
石井:それでは、一番人気の部屋に行きましょう。
小林:わわわわわ!
寺内:おお、すごい!
小林:ものすごい数の剥製ですね!
石井:よく子どもに「これは本物ですか?」って聞かれるんですけど、本物といえば本物ですが、表現するのが難しいんですよ。
寺内:確かに「がわ」だけですもんね。
小林:いや、想像以上にすごいわ!
寺内:イノシシ、かっこいい。
石井:元々は学芸員課程の実習の場としてつくられまして、身近な野生動物の展示をしています。
寺内:授業で作っていたんですか?
石井:学芸員課程なので、授業といえば授業ですね。前々館長が野鳥の研究者で死んでしまった野鳥を検体としていただいてきて、その死因を確かめる研究の一環で、その一部は、学生の教材にしていました。なので、ヒヨドリ、ホオジロ、ムクドリ、メジロ、カワセミは学生が作ったものなんです。
寺内:あ! すごくリアルなはく製がこちらにありますね!
小林:学名「日本おじさん」です。
館長:わたくし、館長です(笑)。
ランパンプス:すみませんでした!
館長:館長のはく製です(笑)。
寺内:じゃあ「がわ」だけなんですね(笑)。
小林:やめなさい!
石井:こちらのアマミノクロウサギの標本は、5月末まで開催中の特別展「NVLU奄美プロジェクト -研究・保全・そして未来-」のために獣医保健看護学科の病態病理学研究分野から借りているものです。アマミノクロウサギは絶滅危惧種なんですが、オスメスの剥製と骨格標本を並べてあるのはかなりレアなんですよ。
寺内:特別天然記念物だって!
石井:クロウサギから取れた「マダニ」もそこにいます。
寺内:これはすごいな!
石井:アマミノクロウサギ自体の数が減って、絶滅危惧種になっているので、このダニも絶滅危惧種なんです。
寺内:クロウサギが絶滅って聞くと、「大切にしなきゃ」ってなるけど、「マダニ」が絶滅するって言っても「あ、そうなんだ」くらいの感覚なっちゃいますね。
石井:2003年に国内では絶滅した「トキ」についていた「ウモウダニ」もトキと一緒に絶滅してしまいました。世界からその種が消えると思うと、小さくても重いんですよ。
小林:その1種が絶滅したからって、1種だけで済むと思うなよ、ってことですね。考えさせられるな。
石井:本学獣医保険看護学科の病態病理学研究分野では、奄美大島で死亡した野生動物の死因を確かめる研究を続けていて、島の貴重な動物たちを守るためにはそういった研究の積み重ねが大切なんです。
寺内:ありがとうございました。
――それでは学食に行きましょう。
小林:私は本日、「日替わり定食のB・唐揚げのごまだれ」です!
寺内:キャベツががっつりついてる! シンプルな定食っていいよね。
小林:それでは、いただきます!
小林:うまい! ごまも唐揚げもどっちも好きだからね! いや、健康健康! あとさ、この包丁のテクニックがえぐいです。
寺内:何それ?
小林:多分、豆腐です。俺、こんなに細く切ったことないよ(笑)。
小林:いや、完全にうまい。ごまだれ最高! マジで全部がちょうどいいわ!
寺内:さて、私のカレーが来ました!
小林:じゃがいもしか見当たらないですけど(笑)?
寺内:ルーに旨味が溶け込んでるんだよ! それよりも、こちら、カレーの「中」になります。そして、こちらが小林さんのご飯の「小」です。
寺内:ご飯の量が3倍になっています……なんでこんなに増えたの(笑)?
小林:絶対、大盛りでしょ(笑)。
寺内:食堂の方が、しっかり秤でご飯を計って入れていたので、オフィシャルの「中」でこれなんです。それでは、いただきます!
寺内:うん、ご飯が多い!
小林:カレーの味教えろよ(笑)。
寺内:ちなみに、このカレーを食べるときのライスとルーのバランスはこれくらいです(笑)。
小林:確かに、それじゃないとルーが追いつかない(笑)。
寺内:でも、このボリュームで330円だから、学生は嬉しいよ。
小林:今、お米高いんだよ?
寺内:いや、そうだよ。だから、全部、大切に食べます。「ライス・カレー・ライス」ですね(笑)。
小林:ふりかけもらったら(笑)?
寺内:カレーは美味しかっ……「美味しかっターメリック」!
小林:ターメリックライスじゃねぇし!
――動物関連の多岐に渡る分野で活躍する獣医や動物看護師を育成している日本獣医生命科学大学でしたが、いかがでしたか?
小林:あんなに職業の幅があると思わなかったですね。獣医さんって食中毒とかもやるんだね?
寺内:役所や保健所でも働くってお話してたね。
小林:それもびっくりしましたけど、何よりびっくりしたのがお米の量(笑)!
寺内:皆さん気をつけてください! 小と中の差が3倍ある!
小林:大になった時は、小の6倍、もしくは9倍はあるでしょう(笑)。
寺内:大は怖くて、頼めないよ(笑)。
小林:そして、博物館!
寺内:すごかった!
小林:俺、声あげちゃったもん!
寺内:やっぱりテンション上がるよね。俺、キジ初めて見たよ。羽広げると、あんな色鮮やかなんだね。あと館長の剥製も(笑)。
小林:中、空っぽじゃねえから(笑)!
寺内:僕が「剥製ですね」って言ったら、自ら「館長の剥製です」って言ってくださったね(笑)。
小林:そこ、大きく突っ込もうと思ったの。「中身空っぽなんかい!」って、ダブルミーニングで。
寺内:1つの意味で突っ込め! ダブルミーニングは失礼だからな(笑)。
小林:っていうボケにしようと思ったんだけど、さすがに勇気がなかった(笑)。それも含め、素晴らしい大学でした!
寺内:いや、面白かったです! 本当に日本獣医生命科学大学は、教授の話も素晴らしかったし、学食も、博物館も、いろいろあって……「楽しかっターメリック!」
小林:それで締めるんだ(笑)。ありがとうございました!
 
次回の『おうえんしナイト』は日本獣医生命科学大学の後編としてランパンプスが在学生にインタビューしてまいります。
<日本獣医生命科学大学>
住所:〒180-8602 東京都武蔵野市境南町1-7-1
HP:https://www.nvlu.ac.jp/
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おうえんしナイト
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