タレント・大沢あかねがパーソナリティを務めるニッポン放送の番組『大沢あかね LUCKY 7 supported by 犬塚製作所』（ニッポン放送・毎週月曜～金曜午後9時50分～9時57分）。5月19日(月)〜5月23日(金)のゲストとして、元AKB48の初代総監督を務めた高橋みなみが出演。国民的アイドルグループAKB48が活動開始から20周年を迎える節目の年に、高橋がこれまでのキャリアを振り返り、リーダーシップについて語った。

高橋はAKB48の1期生として活動をスタートし、その後グループの初代総監督に任命された。当時を振り返り、「突然ライブの終盤にサプライズ発表するってのがAKB48の結構あるあるなんですけど」と状況を説明。「『総監督』っていう名称は、秋元先生が決めたと思います」と明かした。

総監督としての役割について、「楽しさとしんどさの塩梅がすごく難しくて、しんどい方が本当は大きかったんですけど」と本音を語った。一方で「レコード大賞を取るとか、とんでもない達成感があると苦しさが飛んでっちゃうほど忘れちゃう」と、大きな成功体験が苦労を報いてくれたことも明かした。

最も大変だったのは卒業のタイミングだったと語る。「私で総監督はやめようと思っていた」と打ち明けつつも、秋元康氏から「女の子は仕切る子がいないと回らないぞ」と言われ、後任として横山由依を指名。現在は4代目の倉野尾成美へと続いているという。

卒業間際に出版した著書「リーダー論」についても触れ、「私がしていた時代と今やっぱりちょっと形が変わって」と時代の変化を感じていることを語った。そんな中でもリーダーに必要なことについて、「偉ぶらないっていうところなのかな」と自身の経験から答えを導き出した。

「総監督だぞみたいなふうになっちゃうと、言葉が強くて付いてきてくれない」「みんな対等な、同じメンバーであるっていう意識だけは持った方がいい」と、リーダーシップの本質を語った。高橋のAKB時代の話を聞いた大沢は、「いやすごい総監督ですよ」と感嘆している様子を見せるのであった。

【大沢あかね プロフィール】
‘85年8月16日、大阪府生まれ。「ヒルナンデス！」（日本テレビ系）に木曜レギュラーとして出演中。また舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」にジニー・ポッター役として出演するなど多方面で活躍している。