受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』
全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。
受験生を応援するため全国各地を飛び回る『おうえんしナイト』。
今回、お伺いする大学は千葉県浦安市にある「明海大学」になります。不動産学部やホスピタリティ・ツーリズム学部など特色のある学部を有する明海大学の入試情報や教育方針などをランパンプスがインタビューしてまいります!
――それでは、大学内に入って副学長、ホスピタリティ・ツーリズム学部教授の二宮秀生さんにお話しを聞きに行きましょう。
二宮:二宮です。本日はよろしくお願いします。
寺内:ランパンプスです。よろしくお願いします。
小林:早速ですが、明海大学の創立の歴史を教えていただけますか?
二宮:まずは、こちらをご覧ください。
小林:わざわざ資料を作ってくれたんですか? ありがとうございます。
寺内:え!? びっくりした! 眼鏡かっこよ!
小林:パチンって聞こえて、そしたら、付いていたんだけど! なんで眼鏡の真ん中が開くんですか?
二宮::落ちないから楽なんですよ。ここまで反応されたことなかったです(笑)。
寺内:これがホスピタリティですか?
二宮:そう捉えていただいても(笑)。
小林:関係ないから!
二宮:明海大学は、1970年に埼玉県の坂戸市にて「城西歯科大学」という歯学部の単科大学として開学しました。こちらの浦安キャンパスができたのは1988年になります。ここでは外国語学部と経済学部という2つの学部を設置し、このことにより単科大学から総合大学へと発展するとともに、大学名を明海大学に改称しました。歯学部は今も、埼玉県にあります。
寺内:明海大学歯学部として坂戸市にあるんですね。
二宮:その後、1992年に不動産学部ができました。こちらは、創立者の宮田慶三郎先生が、アメリカに行った際に高層マンションを見て「絶対に日本でもこういうものが必要になる」との想いから、創設した学部になります。不動産学部は未だにどこも真似していないんですよ。
寺内:確かに初めて聞きました!
二宮:宮田先生は、大学をつくる前に不動産開発の会社を経営していたんですけれど、その中で、不動産は幅が広く、様々なことを学ぶ必要があるので「学問として学んだ方がいい」ということで不動産学部ができたんです。
寺内:建築よりも、さらに実務的で生活に密着した学びが不動産ってことですよね。
二宮:不動産の中には法律もありますし、今おっしゃった建築工学、経済、社会学などいろんな要素がつまっているんです。実際に社会生活で何かがあると、必ず不動産のことが出てきますよね。
寺内:世の中、結局、土地のやり取りですもんね。
二宮:土地と建物なんです。例えば、地域創生をする場合、「古民家どうするの?」「遊休農地をどう活用するの?」などの、社会課題に必ず引っかかるんです。不動産は本当に奥深い学問なんです。
寺内:重要なことですね。
小林:見ましたよ! 「地面師たち」! ああいう悪さをするやつもいますからね(笑)。
二宮:(笑)。今年から、不動産学部は専攻を変えて「社会デザイン専攻」と「不動産鑑定専攻」を設置しました。社会デザイン専攻は、まさに「社会」に関わるので、良いネーミングだと思っています。その結果、志願者も増えています。
小林:不動産学部の学生は一学年何名くらいいるんですか?
二宮:今年、増えて180名くらいですね。
小林:不動産学部を目指して全国から来られるんですか?
二宮:はい。親御さんが不動産関係の仕事に就かれている方が比較的多く、ご自身で興味を持つ学生もいますが、これから何にしようかなって時に、親御さんの方から「じゃあ不動産学んだら?」と背中を押されてきている学生もいますね。
寺内:宅建(宅地建物取引士)を取得するんですか?
二宮:宅建取得を目指して運営しています。
寺内:学生時代に宅建が取れたら相当有利ですよね。
二宮:万能という言い方が正しいかはわかりませんが、不動産と全く関係ない業界に行っても「宅建を持ってます」と言ったらアピールになりますからね。
小林:芸人でも宅建を持っている奴がいるんですよ。実際、重宝されていますよ。
二宮:資格は「ちゃんと目標に向かって取り組んだこと」の証ですから、その「ちゃんと取り組める人」を育てていきたいので、明海大学では、全ての学部が何らかの資格の取得ができるようになっているんです。例えば、経済学部だと簿記などで、ホスピタリティ・ツーリズム学部ですと英語関係の資格といった感じで、各学部に関係する資格取得に取り組んでもらっています、
小林:ホスピタリティ・ツーリズム学部では実際、何を学ぶんですか?
二宮:「おもてなし」とよく言われますけども、専攻としては、観光、経営情報、そして授業を全て英語で行うグローバル・マネジメント専攻がありますが、ツーリズムですので主に「観光」を学びます。こちらをご覧になられたことはありませんか?
小林:はいはい! 居酒屋さんのトイレで見たことがあります!
寺内:気は長く!
二宮:そうそう!
寺内:心は丸く、腹立てず、人は大きく、己は小さく! ですよね?
二宮:素晴らしい! 私は、まさにこれがホスピタリティだと思っているんです。接客の心得として使われている言葉ですけど、広い意味でのホスピタリティとして、大学として大切にしている価値観なんです。ホスピタリティ・ツーリズム学部の学生だけでなく、すべての学生にこの意識を持ってほしいと思っています。
寺内:達磨大師の言葉ですよね。改めて聞くと本当に良い言葉ですね!
二宮:もともと人気のある学部だったのですが、コロナ禍で、観光が大打撃を受けてしまい、一時期、人気がなくなってしまったのですが、世界が動き出し、ようやく人気が戻ってきたところです。
小林:コロナは大学にまで影響を与えたのか!
寺内:景気が良いと人気が盛り上がりそうな学部ですよね。
二宮:少子高齢化もあり、地方創生が社会課題なので、これを解決するための大きな打ち手が「観光」なんです。定住してもらわなくても「関係人口を増やす」という考え方があり、今は円安なので、外国人が日本に来て消費する金額を換算すると、6人来れば、日本に1人定住しているのと同じ経済効果になるんです。
寺内:外国人観光客6人が住民1人と同等の経済価値なんだ!
小林:それは観光に力をいれなきゃですね!
二宮:つまり、地方創生には不動産とホスピタリティ・ツーリズムの両方が関係してくるんです。
小林:ディズニーランドがめっちゃ近いから、この場所で学ぶことも意味があると思うんですけど、いかがですか?
二宮:立地としては良いですよ。アルバイトひとつとってもホテルがたくさんありますから、実際にシミュレーションができますからね。
寺内:二宮教授も一流ホテルのホテルマンくらいホスピタリティと声の良さですよね。
小林:いや、声が良すぎてエグいよ! 落ち着く声してます!
二宮:お褒めいただき、ありがとうございます。
寺内:でも、授業とか危ないかも。声が良すぎて油断すると眠くなっちゃう。
小林:腹殴られてる感じする声だよね(笑)。
寺内:ドンと低音が響くからね。
二宮:今ちょっと足でドンとしました(笑)。
小林:だからか!
寺内:鈍感すぎるだろ(笑)!
小林:保健医療学部はどんな学部なんですか?
二宮:保健医療学部は大卒資格が取れる歯科衛生士養成学部になります。歯学部も、大学病院、歯科診療所もあるので、実践ができ、環境も良いので人気がありますね。
寺内:歯科衛生士って専門学校のイメージだから、学士がとれるのは珍しいですよね。
小林:学生の男女比はどうなっていますか?
二宮:学部ごとにばらつきがありまして、外国語学部は男女半々ぐらいで、経済、不動産は8:2で男性が多く、ホスピタリティ・ツーリズム学部になると3:7で女性が多くなります。保健医療学部はほぼ女性ですね。学科ごとにばらつきがありながら、全体では男性6:女性4くらいになっています。
小林:だったらホスピタリティ・ツーリズムがいいよね。3:7ってちょうどよくない?
寺内:ちょうどいいのは5:5だけど、小林さんにとってはちょうどいいの3:7なんだ(笑)?
小林:それなりにつるむ男子もいて、ホスピタリティを持った女性が倍以上いるホスピタリティ・ツーリズムが狙い目だよ。ちょうどいい!
二宮:ここで、創立者の宮田慶三郎先生が作詞した学歌の「よろこび」のご説明をさせてもらっていいですか? 「何かひとつ、人類(ひと)のために私たちにできる何かを」というフレーズが2回繰り返されるんですけど、これがホスピタリティそのものなんです。
小林:なるほど。
二宮:明海大学のキャッチフレーズは「なりたいじぶん大学」なんです。
寺内:なりたいじぶん大学! かっこいい!
二宮:そして、「ひとのよろこびが自分のよろこびに」がまさにホスピタリティなので「人を大切にしていれば好きにやっていいですよ」という考え方なんですね。とにかく夢を大切にしている大学なんです。
小林:僕らも、小さい時からお笑いが好きで、「なりたい自分は何か」を探した結果がお笑いだったんですよ。
二宮:寺内さんは、教員免許を取られたけれど、お笑いの道に進まれたんですよね?
寺内:親から、大学は出なさいと言われていて、調理師免許か、教員免許が取れるところの二択だったんですよ。
二宮:やはり資格ですよね。
寺内:教員免許があれば芸人としても箔がつくかなと思ったんですけど、同期に医師免許を持っていて踊り狂う「しゅんしゅんクリニックP」という芸人がいたんですよ。終わりました(笑)。
小林:早速、挫折です(笑)。
二宮:なるほど(笑)。でも、その方もすごいですね。
寺内:献血のバイトで一日4万稼ぐんですよ!
小林:受験はどういった形があるんですか?
二宮:今は、全国的に学力試験を受ける学生が少なくなってきており、年内入試と言われる選抜が主流なんです。我々も他と変わらず、年内入試での総合型選抜が多いですね。
寺内:学生さんも大学さんも早く決まった方がいいですもんね。
二宮:変わったものでいうと、3年前から始めた「なりたいじぶん入試」というものがあり、そちらは4年間授業料が半額になるんです。
寺内:「なりたいじぶん入試」!? 4年間授業料半額!? 139万6千円引!?
小林:何ですかそれは!? 携帯電話の安い契約の仕方みたいな?
寺内:2年で変えれば安くなるみたいなやつあるけど(笑)。
二宮:普段の取り組みの姿勢が素晴らしい高校生などに向けた入試形式です。もちろん、更新するときに、ひどい点数を取ったら不可になりますが、基本的にはそういう子たちはちゃんとやりますよ。
寺内:分析力テスト、英語力判断テスト……つまり、英語と分析力なんですね。
二宮:ホスピタリティ・ツーリズム学部ですと英検2級は持ってなきゃいけないなど入試条件があり、学部ごとに、どう選ぶかは任されています。定員は多くはないですが、そういう学生がたくさん来たら、定員と関係なく入れると思います。
寺内:これ見て! 受験勉強頑張った人は初年度授業料全額免除だって!
小林:どういうこと!?
二宮:入試の学力試験の成績が良かった方向けですね。在学生でも成績がいい学生の上位には適用されます。
寺内:ええー! 頑張れば授業料が安くなるんだ! それは頑張る理由になりますね!
二宮:比率は少ないですけどね。
寺内:すごいお得ですよ。高校生のころから、ちゃんと大学を調べて、例えば不動産を学びたいとかやりたいことと、明海大学が合致していたら、照準を合わせて、「なりたいじぶん入試」で入れたら、願ったり叶ったりってことですよね。
二宮:本当にその通りです。親御さんに対していきなりホスピタリティを実践することになりますよ(笑)。
小林:本当にそうですね。
二宮:一般選抜ももちろんございますので、共通テストを受けてから受験をする学生もいます。あとは学校推薦型選抜、これは「指定校」と言われているもので、どこの大学にもありますよね。
小林:卒業生の進路はどういったところが多いんですか?
二宮:一部は大学院に行ったり、留学をしたりしますが、ほとんどが就職ですね。
小林:やはりHISやANAがあるんですね。
二宮:空港で働いている方は多いですよ。
寺内:あ、USJ! 近くにオリエンタルランドがあるのに(笑)。
二宮:オリエンタルランドさんは採用が少ないんですよ。ただ明海大生でキャストのアルバイトをしている方はいますよ。
寺内:そうなんですね。
二宮:こちらにあげたのは、名前を聞いたことがあるような企業ですが、それ以外に優良な企業がたくさんありますので、本当にそれぞれですね。
寺内:ホスピタリティ・ツーリズム学部は星野リゾートなど観光が目立ちますね。
小林:外国語学部は外国の企業さんが多いんだ。
二宮:不動産学部も不動産業界ばかりではなく建設関係などにも行きます。ホスピタリティ・ツーリズム学部も公務員になったりと、全く違う業種にも行く方もいます。大学生は入ってから希望が変わることが多いので、初志貫徹というケースの方が少ないかもしれないですね。
寺内:それぐらいいろんなことを得る4年間ってことですね。
二宮:だからこそ、いろんなことに挑戦してほしいと思います。
小林:卒業後は、どんな人材に育っていってほしいですか?
二宮:先ほど言った通りで、ホスピタリティさえしっかりしてくれていれば、あとは好きに羽ばたいてほしいと思っています。途中で方向を変えようが、そんなことは気にすることなく羽ばたいて、何らかの形で社会に貢献してくれる社会人になってくれればと思います。
寺内:「人のために」ですね。
小林:最後に、今頑張っている受験生にメッセージをお願いします。
二宮:実は書いてきました。
小林:ありがとうございます。こんなの初めてです!
寺内:すごいな! これがホスピタリティだ!
二宮:大学は道具なんです。目指している人は、その道具を必ず手に入れなさいよと。そして、大学を使って伸びていってくれと。
寺内:「大学が道具である」という価値観はもっと知ってほしいですね。もちろん、楽しむ場とか、いろんな側面があるけど、自分の人生を豊かにするための道具なんですね。
二宮:道具は活用しないとですからね。活用する意思がある人に来てほしいです。
寺内:ただ通ってるだけじゃもったいないと!
二宮:もったいないですね。たくさん恥かいて欲しいと思います。
寺内:たくさん失敗していいんですよね。素敵なメッセージをありがとうございます。
小林:本日はありがとうございました。
二宮:こちらこそありがとうございました。
――それでは、学食へ向かいましょう。
小林:さて、初めましてです!
寺内:え? 何が?
小林:つけ麺です!
寺内:つけ麺だ! 麺多!
小林:この厚み……食べきれないかもしれない。
寺内:玉子、チャーシュー、メンマ、ナルト、ネギまで乗っている!
小林:ありがたいよ。いただきます!
小林:うまっ! これはお店です。
寺内:何つけ麺?
小林:魚介ですね。めちゃくちゃ美味い! でも、絶対に食べきれない(笑)。
寺内:早いって(笑)。これ、いくらなの?
小林:550円だって。
寺内:安っしー!
小林:近所にラーメン屋、もういらないわ。シンプルに美味い!
寺内:学食のラーメンって、ラーメン屋さんに比べると満足できない感あるけど、このクオリティだったら問題ないよね。
小林:明海大学の学食は全体的にレベル高そうだよね。
寺内:全部の料理が美味しそう。ステーキもあったもん。
小林:魚介つけ麺。非常に満足です。
寺内:では、私は一番オーソドックスな牛肉フォン特製カレーです。
小林:オーソドックな学食カレーではないだろ!
寺内:「フォンって何ですか?」って学食のおばちゃんに聞いたら「牛肉を煮込む? 野菜とかと? その……煮込む?」言ってました。
小林:フォンドボーの「フォン」じゃないの?
寺内:もちろん「フォンドボーのフォンですか?」とも聞いたけど「えっと……煮込む? 牛肉を?」って言ってた(笑)。それではいただきます!
寺内:え? 本当に美味しい! 旨味がぎゅーっと凝縮してる! 爽やかなコクがあって後から辛みがきて、めちゃくちゃ美味しい! 他の学食とは一線を画してます!
小林:見た目から本格的だもんな。
寺内:1000円以上するレトルトカレーを食べたことあるんですけど、めっちゃ似てます!
小林:褒めてるのか、けなしているのか、どっちかわかんない(笑)。
寺内:レトルトカレーで1000円以上ってめちゃめちゃ高いじゃん!
小林:高いし、美味いのわかるんだけど、表現あってるか?
寺内:その味なの。めちゃくちゃ美味い!
小林:僕、やっぱり食べ切れないかもしれないです。
寺内:私が食べるから安心して。むしろ、もうちょい残して(笑)。
――さて、ホスピタリティの精神を重視する明海大学はいかがでしたか?
小林:まず、二宮教授がすごくダンディーな良い声でした。
寺内:文字だから読者に届かないのが悔しいよね。だけど、おもてなしの心は文章からも伝わっているはず!
小林:すごく優しい方だったよね。
寺内:ホスピタリティに関して、明海大学がどういう志を持ってるが伝わりました。
小林:一貫していたよね。あと、学食のホスピタリティもすごかった。すごい量でした(笑)。
寺内:あなたのつけ麺、ほぼ僕が食べてるけどね!
小林:本当は、寺内さんはカレー縛りのルールがあるから、ダメなんだけど、これだけはSDGsの観点から仕方がなかった。 おじさんの残したつけ麺をおじさんが食べるSDGs。
寺内:おじさんとおじさんのホスピタリティ。明海大学ならではの光景ですね。
小林:そんなわけない(笑)。
寺内:気候のせいもあるかもしれないけど、キャンパスの雰囲気が南国な感じしたよね。
小林:「海外みたいだね」って寺内さんが言ったら、女子学生2人が「海外だよ!」ってシンプルに嘘つかれた(笑)。
寺内:言ってた言ってた(笑)。それくらいフランクな大学で素晴らしいよ。
小林:ホスピタリティに溢れた良い大学でした!
寺内:他にはない不動産学部もあるし、興味のある方は是非、調べてみてください!
次回の『おうえんしナイト』は明海大学の後編としてランパンプスが在学生にインタビューしてまいります。
<明海大学 浦安キャンパス>
住所:〒279-8550 千葉県浦安市明海1丁目
HP:https://www.meikai.ac.jp/
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おうえんしナイト
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