世界の楽器が大集合!? 国立音楽大学 楽器学資料館の展示室にランパンプスが潜入!

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受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』

全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。

世界の楽器が大集合!? 国立音楽大学 楽器学資料館の展示室にランパンプスが潜入!

全国の受験生を応援する『おうえんしナイト』。

今回は国立音楽大学内にある、世界各地の楽器が系統的に収集・展示されている楽器学資料館にて展示室の見学に加え、「楽器の10分講座」を受講します。

世界の楽器が大集合!? 国立音楽大学 楽器学資料館の展示室にランパンプスが潜入!

――本日、ご案内いただくのは楽器学資料館、主任学芸員の不動真優さんです。

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小林:ランパンプスと申します。よろしくお願いします。

不動:不動と申します。よろしくお願いします。たくさん楽器がありますので、ご覧ください。

寺内:今は、アジア中心の期間展示なんですか?

不動:ラウンジエリアでは現在、「日本の世界の歌と楽器」というテーマで展示をしています。展示室内では、アジアだけでなく、ヨーロッパの楽器も展示していますよ。学生さんたちには自分の専攻の楽器だけでなく、世界各地の様々な音楽文化とその楽器について知ってもらいたいと考えております。

小林:一般の方も来れるんですか?

不動:毎週、水曜日を一般の方への公開日にしているので無料でご覧いただけます。夏休み期間は子供たちにもたくさん来てもらえるように子供向けのイベントもやっていますよ。

小林:え? これ楽器ですか?

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不動:これも楽器なんです。バヌアツ共和国の楽器で、このスリットの入った胴の部分を打って音を奏でるんです。

小林:世界のバヌアツ?

寺内:ナベアツね(笑)。

不動:お顔は森の精霊をイメージしており、実際に木々がたくさん生えている場所に、植えられるように立っていて、祭事をする時に使う楽器だったと聞いています。

寺内:それにしても高さが天井ギリですね。

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不動:昔は楽器学資料館は5 階にあって、2016年のリニューアルの際に1階に引っ越したんですけど、ギリギリでヒヤヒヤしましたね。

小林:削っちゃえばいいじゃん!

寺内:さすがに楽器は削れないだろ!

不動:天井を削っちゃいますか(笑)。さて、こちらはミャンマーの楽器です。

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小林:すげー! まさか、これが楽器だとは!

不動:サインワインという太鼓のアンサンブルで演奏される楽器の1つです。

寺内:これは、さっきと構造が似ていますけど、バヌアツですか?

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不動:お目が高い。バヌアツではなくインドネシアの楽器なんですが、先ほどと同じ種類の「スリットドラム」という楽器です。日本でいうと木魚ですね。スリットが開いていて、中が空洞の楽器です。

小林:似たような音になるんですか?

不動:楽器によってちょっと音が違うんです。

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スリットドラム:『ぼぉんぼぉん♪』

小林:めっちゃ響いてる! 中にバネがある!

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不動:バネがついていることで音が共鳴するんです。

寺内:アフリカ、インドネシア、日本にスリットドラムがあるけれど、同時多発的に「木をくり抜いたら音がなるよ」ってなったんですか? それとも、何かが元となって広がったんですか?

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不動:例えば日本の琵琶の歴史を辿っていくと、朝鮮半島、中国、シルクロードを辿って、中東の楽器に辿り着きます。しかし、遠く離れた場所で、ほぼ同じ時に同じような楽器があるということもあります。スリットドラムについては、たぶん後者です。

寺内:不思議!

不動:こちらの展示室には現在、約300点の楽器を展示しています。ヨーロッパの楽器だけじゃなく、世界各地の民族楽器も展示しており、当館が所蔵している約2600点の楽器の中から時期に応じてテーマを変えて展示しています。

寺内:出し惜しみってことですね(笑)。

不動:(笑)。学生さんに興味を持って頻繁に見に来てもらうように工夫しているんです。

小林:確かに学生も足が運びやすくなりますね。

不動:こちらは17世紀の後半にチロル地方、現在のオーストリアとイタリアの国境のあたりで作られたヴァイオリンです。

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寺内:レントゲンがあんじゃん!

不動:ヴァイオリンを近くから見る機会はあまりないと思いますが、こちらは現在のヴァイオリニストの方が弾いているヴァイオリンと、ちょっと違いまして、楽器の上に「指板」という黒い板が乗っていますが、そこが短いんです。くびれているところと比較してみてください。

寺内:全然違う!

不動:ヴァイオリンは現代に近づくにつれて「音域を広くしたい・響く音を出したい」と、少しずつ手が加わって現代風に作り直されていきました。こちらのヴァイオリンも当館に来た時は作り直されていたんですが、当時の館長が「製作当時の姿に戻そう」と、レントゲンを撮り、図面を作成し、修復家にお願いしてオリジナルの姿に戻したんです。

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寺内:チロル(オーストリアやイタリアをまたぐアルプス山岳地域)の様式に再構築されていると!

不動:さようでございます。レントゲンを見ることで、学生が「今のヴァイオリンと違うな。当時はどんな音色で演奏してたのかな?」ということを学べるようになっています。さて、次はこちらをご覧ください。古代アンデス時代に、現在のペルー周辺で使われていた楽器です。英語では「ポットホイッスル」などと呼ばれています。

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ポットホイッスル:『ピョロロロー♪』

寺内:ええ? どうやってんの? 鳥の鳴き声みたい!

小林:やらせてもらっていいですか?

不動:持ち手を持って前後に振ってみてください。あんまり角度をつけると中に入っている水がこぼれるので注意していただければ。

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ポットホイッスル:『ヒョロン……♪』

寺内:情けねえなお前の音(笑)。僕がやります!

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ポットホイッスル:『ピョロ……♪』

不動:振りながらやってみてください。ここを押さえながら振ると「クククッ」って音が出て……あんま出なかった(笑)。

ポットホイッスル:『ピョ……ロ♪』

寺内:元気なくなっちゃった(笑)。

小林:不動さんもう一回いいですか?

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ポットホイッスル:『ピョロロロー♪』

寺内:すごい! なんで?!

不動:普段から可愛がっているんで懐いているんですよ(笑)。

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寺内:中に水が入っていて揺らしてるだけなのに不思議ですよね。

不動:アンデス文明には文字の文化がないので、実際にどのように使われていたかは、はっきりしていないんです。ただ、出土する場所がお墓のような場所が多いので、死者を祀る儀礼の時などに、お水か、お酒のようなものを入れて、みんなで儀式をしていたのではないか? と云われています。

寺内:水を使った笛は、現代にもあるんですか?

不動:水笛という、鳥を呼び寄せる時に「ピロピロピロ」と鳥の声に似せた音を出す楽器があります。

寺内:やっぱり鳥の声に似るんだ!

不動:さて、こちらがフォルテピアノです。

小林:なんじゃこりゃ、白と黒が逆だ。

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不動:現代のピアノと違うところが多々あるんですよ。

寺内:ピアノって名前のごく一部を省略しているって聞いたことがあるんですけど?

不動:「グラヴィ・チェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」という長い名前なんです。日本語に直すと「小さな音も大きな音も出せるチェンバロ」という意味で、イタリアのクリストフォリさんが 1700年頃、考案しました。

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寺内:つまり、チェンバロってことなんですか?

不動:当時の鍵盤楽器は基本的にはチェンバロで、クリストフォリさんもチェンバロを作る方だったんです。チェンバロは、タッチを強くしても弱くしても強弱が出しにくい楽器なんですが、こちらの楽器だと強いタッチ、弱いタッチで強弱がつけられるから「強弱がつけられるようになったチェンバロみたいなもの」という名前がつきました。弦音の発音原理は、チェンバロは弦をはじいているのに対して、ピアノは弦を打っているので、楽器としては全然違うんです。

寺内:仕組みが違うんだ!

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フォルテピアノ:『ポロロン♪』

不動:とても軽やかな音がでるんです。こちらは復元した楽器なんですが、本学の講師でもある太田垣至さんという歴史的鍵盤楽器の製作家の方が、モーツァルトが亡くなってすぐ、ベートーヴェンもまだ若い頃の時代のウィーンの楽器の設計図を元に作ったものです。

小林:その時にはこんな楽器があったんだ。

寺内:つまり、その人たちはこれで作曲活動してたかもしれないんですね。

不動:今のピアノは88鍵あるんですけど、こちらは 63鍵しかないんですよ。弾いてみますか?

寺内:いいですか?

不動:この膝の部分が、ニーレバーといって、これを上げるとダンパーという音を止める装置が弦から離れるので、残響が長くなります。

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小林:膝なんだ!

不動:ベートーヴェンの『月光ソナタ』などを演奏するととても美しいですよ。

小林:寺内さん『月光ソナタ』いける?

寺内:いや、僕はちょっとできる曲が限られてまして。

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フォルテピアノ:『ポン……ポロン♪』

寺内:「大地讃頌」の最初の 4音だけ習ったことあるんです。ここまでですが(笑)。

不動:ありがとうございます(笑)。現代のものとは全然タッチが違うと思います。

寺内:タッチが軽くて、浅かったですね。

不動:音色も濁りが少ないんです。本学ではこちらを使った授業もあります。現在、我々はモーツァルトの作品も現代のピアノで演奏しますが、当時の楽器に触れることで「実際にモーツァルトが求めていた音色はこういうものだったのかも、もしかしたらこの表現って、こんな演奏の仕方があるんじゃないか」など、たくさんの気づきが得られます。本学の学生はそういう歴史的な演奏を学ぶことができるんです。

寺内:極端に言ったらモーツァルト、ベートーヴェンが思い描いて作った曲って、今のグランドピアノだと再現できてないってことなんですか?

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不動:かもしれないですね。

寺内:面白い!

不動:現代のピアノは弦が太くなって、交差して張られ、ハンマーも連打がしやすくなったりと、さまざま点で変わってきているので、作曲家が当時使っていた楽器を学ぶことは重要なことだと思います。

小林:確かに!

不動:続いて、こちらには19世紀のグランドピアノが並んでいます。ベートーヴェンは若い頃は先ほどのフォルテピアノだったんですが、晩年はこのようなピアノでした。これはベートーヴェンが晩年に使っていたのと同じモデルです。

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小林:足のペダルだ!

不動:イギリス製の 1820年頃のピアノです。

小林:これは当時のものですか?

不動:はい。こちらは200年前の楽器です。そして展示エリアの奥に向かって時代が進み、一番奥のピアノは1900年に製造されたものです。そしてこちらはピアノの音の出る仕組みの模型です。

寺内:鍵盤の中ってこんなふうになっているの?

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小林:ピタゴラスイッチみたい(笑)。

寺内:もっとシンプルかと思ってました。

不動:こちらは現代のピアノのアクションです。しかしピアノが発明された18世紀初頭のアクションはシンプルでした。連打や、早いパッセージに耐えられたり、反応を良くするために、これだけのものになったんです。

小林:それが鍵盤分あるんだから、そりゃピアノって高いわな!

不動:さて、こちらがチェンバロです。ピアノの先輩の楽器です。バロック時代、バッハの時代は、チェンバロが主流でした。

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チェンバロ:『シャラーンジャララーン♪』

寺内:なんかギターをつま弾いてる感じがしますね。

不動:おっしゃる通り、弦をはじいているんです。

寺内:村人に話しかけたくなる(笑)。

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小林:ドラクエみたいだね。

寺内:東の洞窟に魔王が出てくるよ。この楽器も昔のものなんですか?

不動:これはレプリカなんですけど、モデルとなってるのが 1769年の楽器です。

寺内:じゃあ、形を変えてピアノが主流になっていったってことなんですね。

不動: 1700年くらいにピアノが誕生して、チェンバロを追い抜いて、チェンバロはだんだん使われなくなっていったんです。

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寺内:ガラケーとスマホだ。

不動:おっしゃる通りですね! それ学生に言ったらすごい分かりやすいって言ってもらえそう。

寺内:その代わり寺内が言ったとも添えてください(笑)。

小林:邪魔になるから。

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不動:「ランパンプスの寺内さんから聞いたんですけど」って必ず出典を出します。

小林:誰? って始まっちゃうから。

寺内:その度に僕に報告してください。

不動:(笑)。先ほど、チェンバロだと鍵盤のタッチで強弱がつけにくいとお話したんですが、例えば――。

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チェンバロ:『シャラーン♪』

不動:これでも、結構強く弾いているんですよ。続いて優しくやりますね。あまり音の大きさが変化しなかったですよね。しかし、この楽器は鍵盤が2段あるので、上と下ではじく弦の本数を変えることで、強弱の差をつけることができます。 今、上は1本ずつ弦を弾いてますが、下は3本同時にはじいているのでちょっと大きく聞こえますよね?

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チェンバロ:『ジャララーン♪』

小林:上が一緒に動くんだ!

不動:上は弦が1本、下は弦が 2本で、連結させて合計3本になっているんです。レバーを操作することで、弦をはじく爪が弦に触れる場所か、触れない場所か位置を変えられるという機構になっています。

寺内:タッチで強弱はつかないけど、音の数で調整するんですね!

小林:え? 小室哲哉ってチェンバロ?

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寺内:キーボード 2段 でやってたけど!

不動:資料館では、毎週水曜日と金曜日のお昼休みに「楽器の 10 分講座」を開催しています。

寺内:金曜日のお昼ですか? 食堂で学生が演奏会を開催しているって聞きましたよ?

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不動:そうなんですよね。後から向こうが始めたんです。

寺内:「私たちが先に金曜にやっていたのに」って(笑)?

小林:「生意気なガキどもが!」って(笑)?

不動:「私に断りもなく」(笑)。

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寺内:クレームだった(笑)。

不動:いえいえ、あちらは学生が主体的やっているので全然OKなんです(笑)。今日は是非、その講座を聴いていただければ。

小林:是非、お願いします!

不動:本日はアルプホルンを紹介いたします。早速どんな楽器かご覧いただければ。

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寺内:うわ、すごい! でかっ!

小林:ながっ! なんじゃこりゃ!

不動:アルプス地方、スイスを中心に演奏されている楽器で、大きなくくりで言えばホルンの仲間です。

寺内:長いから低い音が出そうですけど……高音なのかな?

不動:では、どんな音がするか、学芸員の武田さんに実演していただきます。

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アルプホルン:『ブォオオー♪』

寺内:うわぁ!

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一同:(拍手)。

武田:ありがとうございます。

小林:なんかチーズが食べたくなりました(笑)。

武田:唇をブルッと震わせながら息を吹き込みます。このブルブルの速さと息の速さを、ゆっくりにしたり、鋭めにしたりして音の高さをコントロールします。緩やかに吹くと低い音になって、早めに吹くと高い音が出ます。なので、指穴などはなく、口だけで音の高さを変えているんです。

寺内:ここで聞いてもいいですか?

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武田:どうぞ(笑)。

アルプホルン:『ブォオー♪』

寺内:おお、すげえ! かすかにチーズの匂いする!

小林:しねーよ! これは何人かで連なってやるんですか?

武田:一人で吹くこともありますし、アルプホルンを数本用意して、低い音を担当する人と高い音を担当する人とにパートを分けてハーモニーを作りながら演奏する方法もあります。

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寺内:全てこの尺なんですか?

武田:とてもいい質問ですね。

寺内:ありがとうございます(笑)。

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武田:アルプホルンはいろんな大きさがあるんですけれど、「長い」というのは一緒です。微妙に大きさが変わることによって出せる音の周波数、つまり、調が変わってくるんですが、スイスだとこの長さのアルプホルンが一般的になります。

寺内:お昼の 10 分間で今のを見せてもらえて、体験もできるんですか?

武田:試奏ができる状態の楽器もありますので、そういった楽器がテーマの時は、学生さんに体験してもらう時間を設けております。

不動:こちらを吹いてみますか?

寺内:お願いします!

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アルプホルン:『パオーン♪』

小林:象が入ってきたぞー!

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寺内:難しい!

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武田:でも、私が練習しても吹けなかった高音が出てますよ。

寺内:偶然です(笑)。小林さんもやってみる? あ、マウスピースの消毒しなくて大丈夫です。

小林:いやです。拭いてください。

武田:どうぞ!

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アルプホルン:『ブォオー♪』

寺内:え? すごいじゃん!

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アルプホルン:『ブォオーー♪』

武田:逸材が!

寺内:逸材ですか!?

小林:36歳なんですけど、間に合うかな?

寺内:お前の才能はアルプホルンだったんかい!

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小林:でも、音が出るところが遠いから、自分では音が出ているかわかんないですね。

不動:さて、今度は現代に近い楽器……とは言っても、今から 100年前になりますが。

小林:テルミンだ! テレビで見たことあるぞ。

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テルミン:『フォォォン♪』

小林:え? 不動さんが今、演奏しているんですか?

不動:楽器に触れずに音が出るんです。

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寺内:左手は何やってるんですか?

不動:ボリュームです。手を差し入れると消えてしまう。上げると大きくなります。

テルミン:『フォォォンフォォォン♪』

寺内:弦が見えてきた!

不動:見えますか(笑)? 今から100年前にロシアのテルミンさんが考案したものです。

寺内:テルミンさんが作ったんだ!

小林:僕も持ってるんですよ。テラミンを。

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寺内:『ふぉ~ん、ふぉ~ん♪』

不動:(笑)。

寺内:俺の負担でかくない?

不動:是非、体験してみてください。

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テルミン:『フォォォン、フォォォン♪』

小林:おもしろい!

寺内:僕も、いいですか?

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テルミン:『フォォンフォ……』

寺内:おい! 消すなよ!

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小林:これは小一時間は遊べますね。テルミンのプロっているんですか?

不動:テルミニストがいます。本学の作曲科の学生も興味を持って、曲を作ったりしていますよ。

寺内:仕組みはどうなっているんですか?

不動:ヘテロダイン方式という物理現象を元にしていて、中に高周波を発する発信機が入っています。アンテナにものが近づくと、周波数に変化が起き、基準となる周波数と差が生まれ「うなり」が生ずるんです。その「うなり」の部分がスピーカーから音となって聞こえています。今から100年前にテルミンさんは軍事技術のための無線機の改良を仕事としてやっていて、その途中で「これが楽器になったら面白いんじゃないか?」と楽器にしてしまったんです。

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寺内:副産物だったんだ。

不動:それが音楽の歴史の中でも、電子と音楽の融合の走りになり、電子楽器がどんどん考案されて、シンセサイザーにつながっていきます。

寺内:電子楽器の祖なんですか?

不動:ほぼ祖と言っていいですね。

寺内:ほぼ祖だ!

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小林:鳥の?

寺内:そぼろだよそれ(笑)。世界各国の楽器がありますが、日本のものはあるんですか?

不動:もちろんあります。終了してしまったのですが、5月に日本の能の楽器のレクチャーコンサートを開催しました。解説付きの演奏会で、演奏する前に、演奏家の方が「この楽器はこういう歴史があって、こういう仕組みで音が出て……」などを解説してくださったんです。

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寺内:師匠っぽい人がたくさんいる!

不動:能の音楽の囃子方と呼ばれる方たちが演奏されたんですが、能管と呼ばれる笛と、小鼓、大鼓、太鼓、締太鼓、そして掛け声で、古くから脈々と続けられてきた演奏とその音色をお聴かせくださいました。

寺内:そういえば売店で篠笛(しのぶえ)が売ってましたよ。

不動:お囃子の授業があるんですが、能管は篠笛とは似て非なるもので、音色が違います。この能管奏者の重鎮の方が、本学の卒業生で「後輩たちに能の音楽を伝えたい」と、このコンサートをお願いしたら引き受けてくださいました。しかも、この小鼓の方は人間国宝の方なんです。一流の方たちの演奏が本学学生は無料ですし、高校生以下はどなたでも無料でご来場いただけるコンサートでした。

小林:「能のアベンジャーズ」が揃ったんですね!

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不動:あ! それもいただいていいですか(笑)。

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寺内:寺内が考えたって伝えてください!

小林:いや、俺の!

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不動:ピアノやヴァイオリンなど、西洋の楽器を専攻する学生が多いので、どうやって伝統的な日本音楽のコンサートの魅力を伝えようかと考えていたんです。「アベンジャーズが揃う!」って言ったらみんな来たくなりますよね!

小林:小鼓のアイアンマン!

寺内:能管のハルク!

不動:メモっておきます(笑)。

小林:本日はありがとうございました。

寺内:知らない知識がどんどん増えて勉強になりました!

不動:こちらこそありがとうございました。

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――さて、世界各国の楽器に触れましたがいかがでしたか?

小林:初めて見る楽器ばかりで、貴重なものをたくさん見せていただいたし、実際に触らせてもらって、吹かしてもらったりと、すごく楽しかったですね。

寺内:まさか小林さんにアルプホルンの才能があるとはね(笑)。

小林:もうちょっと早く知っていればアルプホルンで世界に行っていたかもしれないよ。

寺内:学芸員さんを魅了していたね。

小林:俺のことを嫉妬の目で見てたよ(笑)。

寺内:ふらっと来た芸人が、まさかアルプホルンの原石だとはね(笑)。楽器学資料館も一般公開もしてるとのことだから、それだけでも玉川上水に来る価値ありだよね。

小林:不動さんに会いに行こう!

寺内:不動さん、めっちゃ面白かったな。学生さんたちが勝手に金曜の昼にコンサートやっちゃうことに憤りを感じてたからね(笑)。

小林:まあ、「楽器の10分講座」を受けた後に、コンサートを聴いてもらえればね。「楽器の10分講座」は一般の方も参加できるということだし。

寺内:毎週水曜日には公開講座! めっちゃ面白かったので、おすすめです!

 

次回は、沖縄県の合格祈願スポットの情報をお届けします。ご期待ください。

 

世界の楽器が大集合!? 国立音楽大学 楽器学資料館の展示室にランパンプスが潜入!

<国立音楽大学>
住所:〒190-8520 東京都立川市柏町5-5-1
HP:https://www.kunitachi.ac.jp
楽器学資料館HP:https://www.gs.kunitachi.ac.jp

 

『おうえんしナイト』では頑張る受験生を応援すべく、リスナーの皆様からのご意見や情報を募集しております。ランパンプスの二人に取材してほしい“あなたの街のおすすめスポット”や“合格祈願にまつわるスポット”など受験生に役立つ情報を特設サイトまでお寄せください。

おうえんしナイト

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