受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』
全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。

全国の受験生を応援する『おうえんしナイト』。今回は、簡単には結論がでないけど、今考えることじゃないことで頭が一杯になって勉強が手につかない、そんな受験勉強の邪魔になる悩みを一足先に解決する「スッキリしナイト」をお届けいたします。

――受験勉強をしているときに、なぜか今考えなくていい事を考えてしまったり、悩んだりしてしまう事ってありますよね。そんな受験生の考え事や悩みをランパンプスが解決する「すっきりしナイト」。“今じゃなくてもいいけど、つい考えてしまって勉強の妨げになるモヤモヤ”を一足先に“スッキリ”解決していきましょう!
寺内:いつもお便りありがとうございます!
小林:我々、有識者が全ての答えを出してあげましょう。

――それでは、今回のお便りを紹介します。
ペンネーム「ジョジョの奇妙な受験生」さん、17歳からのお便りです。
「真面目な相談なのですが、母親が占いにハマり、どんどんスピってきています。初めのうちは占いの結果が良いと喜ぶだけだったのですが、結果が悪いと落ち込むようになりました。大丈夫だとは思いますが、私の志望校も占いで決めようとか言いだしそうで少し不安です。普段は優しい母親だし、占いを信じてからのほうが楽しそうに生きているので、強く否定はしたくないんですが、スピってる人に、どう対応すればいいかお二人に考えていただきたくて、メールしました。よろしくお願いします」
小林:なるほど、スピリチュアル系のお悩みね。
寺内:まあ、でもご家庭のことはあんまり口出ししたくないよね。
小林:ですね。以上です。

――いや、ダメです(笑)。 もうちょっと深堀ってください。ちなみに、お二人の周りにスピリチュアルに傾倒している人はいらっしゃいますか?
小林:んー、いないですね。
寺内:いや、シークエンスはやともっていう「スピの権化」がいるじゃん!

小林:いや、あれは「スピ飯食い」だから!
寺内:そこは言いっこなしよ(笑)。
小林:そういえば、僕ら、占いのネット番組を2~3年やっていましたよね。

寺内:結構スピってる占い師さんで、数珠をくれたんですけど、「良い数珠なのに、全然つけてくれないじゃないですか!」って怒られました(笑)。
――人それぞれの「スピのライン」があると思うので、今回は、レベル1は「全く問題ない」、レベル10は「完全アウト」という10段階の具体例をあげて、一般的な許容ラインを引いていただきます。そして、それぞれの対応策を出してみましょう。
小林:ちなみに僕は、占いをしてもらったり、パワーストーンを付けたりはしないんですけど、伊勢神宮のお守りはずっとカバンの中に入っています、っていうラインですね。
寺内:レベル1はなんだろう?
小林:「お墓参りに絶対にいかない」みたいに「全く信じない」のも、逆にスピだと思うから、ある程度許容している方が一般的だよね。
寺内:んじゃ、レベル1は普通のことだから、「幽霊怖い」とか「星占いを見る」とかかな。

小林:そうだね。レベル1はそれくらいにしておこう。
寺内:レベル2は「神社に行ったら必ずお守りを買う」でどう?
小林:いや、「毎年、必ず墓参りに行く」とかじゃない? 実際にはなかなか行けないじゃん。そんな中「絶対」っていうさ。

寺内:確かに! では、「毎年、お盆に墓参り」。これがレベル2です。レベル3はどうしようか。
小林:レベル3はまだ余裕があるよね。
寺内:「神社を勧める」は?
小林:ちょうどいいね。寺内さん、埼玉県の三峰神社に行っていたでしょ? 三峰神社って、なかなかのパワースポットで、芸人の中でちょっと流行ったけど、「三峰神社いいよ」って言い始めたら、ちょっと始まっている感じがするよね。
寺内:始まっているよね(笑)。レベル4は?

小林:レベル4は「ちょっと気になる」くらいだよね。
寺内:「めっちゃ明るい」は? 嘘みたいに明るい(笑)。
小林:それはスピってない可能性もあるじゃん。
寺内:いや、めっちゃ明るい人って、大概スピってるって(笑)。陽キャってわけじゃないのに人が良すぎる人は、ちょっとだけスピの仲間入りしているよ。
小林:「瞳孔が開いている」は(笑)?
寺内:日常で瞳孔が開いていたらレベル9だよ! レベル4は中途半端なところだから難しいな。「年1で占いに行く」とかかな? 実費で鑑定行くのは、まあまあスピッてるよね?
小林:いや、レベル5が「年1回、実費占い」だな。
寺内:基本、占いは実費なんだけどね(笑)。レベル4は「風水を意識して、家に黄色いものを飾っている」ってのは?
小林:風水も、もうちょっと上の気がするな。
寺内:でも、風水を気にする人って結構いるよ。家具とかベッドじゃなくて「植木鉢や陶器を置く」とかならやりやすいじゃん。
小林:うちのお母さんも風水のインテリアを飾っていたよ?
寺内:レベル4じゃん(笑)。
小林:いやいや、あの人はレベル5だった(笑)。

寺内:(笑)。では、レベル4は「風水を意識したインテリア」にしよう。レベル6は真ん中を超えているから「ちょっと嫌かも」の匂いがし始めるところだね。
小林:色んなものに「様」をつけるっていうのはどう?
寺内:いいね! 「お稲荷さん」とか、基本は「さん」だもんね。
小林:お稲荷様、天神様って、さらっと「様」つけちゃってるのはちょっと怪しいからね。
寺内:レベル7は「毎年、決まった日に休む」はどう? なぜかは知らないけど(笑)。

小林:「言えない用事がある」ってのは(笑)?
寺内:それはレベル8だろ!
小林:じゃあ、「あまりにもアクセサリーが多い」は? 野球選手の胸元がチラっと見えた時、3本ぐらいネックレスしていたら怖くなるじゃん。
寺内:「宝石ジャラジャラおばさん」を想像したけど、大概スピってるイメージあるね。見た目に出て、行動に出てきた!
小林:レベル9は「言えない用事を言ってくる」(笑)。

寺内:言えちゃうんだ(笑)。レベル10はもう勧誘だよね? 「強引に用事に巻き込む」みたいな。
小林:絵で表すとこんな感じかな。

寺内:黒目が大きくなってくるんだ(笑)。 え? いや、これ何(笑)?

――統計情報を事前に調べたので、ここでご紹介します。博報堂生活総研が1992年から毎年、統計を集めて公開している「生活定点」というサイトがありまして、マーケティングによく使われるのですが、最新の情報では「占い・おみくじを信じる」が31.8%と出ています。
寺内:え? そんなに低いんだ!
小林:占いを楽しんでいても、本気で信じていない人もいるからね。
――それを踏まえて、「霊魂を信じる」は何%だと思いますか?
小林:占いと同じくらいじゃない?
寺内:いや、占いよりは低いんじゃない?

小林:でも、占いを信じている人は霊魂を信じるでしょ。
寺内:差がないってこと? そんなわけないでしょ。せめて25%だよ。12%でもいいと思う。
小林:俺は30%だな。
寺内:じゃ、30%で(笑)!
――正解は、30.6%です。
寺内:ほらな!
小林:いやいや、お前はまず俺を信じろ!

寺内:最後、信じたじゃん(笑)! でも、占いと霊魂に差がないって意外だわ。
――それでは「運命を信じる」はどうですか?
小林:「運命を信じる」は多そうだなあ。
寺内:7割……もうちょいリアリストは多いか……63%! いや、任天堂世代だから64%!
――64.1%です!
寺内:ほらな、言ったろ! 霊魂も30%だって言ったろ!

小林:皆さま、霊魂を当てたのは私です。間違えないでください。
――「人の善意を信じる」はいかがでしょう?
小林:それは信じたいな。70%くらいはいてほしい。
寺内:もっと高いんじゃん? 「人」ではなく「善意」を信じるってことでしょ? 良くしてくれたことを、まっすぐ受け止めるかどうかって事だから……80%!
――81.7%です。
寺内:ほら!
小林:僕ら、有識者ですので。
――これで、お二人が世間の感覚を把握していることがわかったので、この許容レベルのラインは信頼度がありますね。

寺内:俺たち、こんな変な見た目ですけど、把握できているんです。
小林:変な見た目なのはお前だけだよ!

小林:僕自身はレベル1くらいですね。寺内さんは、神社をおすすめしてくるからどこだろう……おすすめの仕方によるか。
寺内:例えば、「○○神宮に行ったんだけど、境内に入っただけなのに気持ちが生まれ変わるというか、ミニ四駆みたいにベースは一緒だけど、カスタムされたっていうか……あそこの神様はすごいから、あなたにも行ってほしい!」みたいな感じだったらレベル3だよね?
小林:ミニ四駆の例えが独特で入ってこないな(笑)。「めちゃくちゃよかったから、観光がてら行ってみなよ」程度ならレベル2だと思う。

寺内:僕はレベル2か3ってことか。
小林:でも寺内さん、言えない用事があるって言ってなかった?
寺内:……それは言えない。

小林:レベル8だ(笑)。
寺内:(笑)。でも、実際、僕もレベル1かな。二人して、お仕事していた占い師に怒られてますからね。
小林:その人はレベル9なんですよ。だって、電子レンジを捨てたって言ってたもん。「家電製品捨てちゃう」って言っちゃいけないじゃないですか? それを言っちゃうのでレベル9なんです(笑)。
寺内:改めて見ると、レベル5まではスピリチュアル初心者で、レベル7からは他者に影響があるからちょっと迷惑になってくるね。質問者のお母さんはどれくらいかな?
小林:質問者のお母さんは占いにハマっていても、志望校を占いで決めるまでは行ってないから、まだレベル6じゃん? 志望校を決めてきたらレベル7になるイメージ。
寺内:「様」をつけるくらい全然いいと思うから、許容ラインはレベル6と7の間かな。

小林:賛成!
寺内:「ジョジョの奇妙な受験生」さん! お母さんが超えちゃいけないラインはここです!
小林:あと、この顔ね。

寺内:お母さんがこの顔になったら、ちょっと怪しいと思ってください(笑)。
小林:左の顔は時々この右の顔になるからね。で、下になったらもうおしまい!
寺内:もう顔でもない(笑)。
――それでは、各々のレベルに対して、どう対応すればよいのかを考えましょう。
寺内:レベル1~2は特に対応の必要はないよね。
小林:レベル3で一旦、潰しておいたほうが、エスカレートしていかないから後々楽になるよね。
寺内:出だしが大事って言うもんね。
小林:神社をおすすめしてきたら、違うものをおすすめし返したらいいんじゃない?
寺内:「この漫画いいよ」みたいに?
小林:いや、「嫌なことしているかも」って思わせなきゃいけないから、もっと強めにだね。「なんでそんなことをおすすめしてくるの」って思わせて、「神社をおすすめするって怖いんだよ」って思わせないと。
寺内:「ここの公衆トイレ綺麗だよ」は(笑)?
小林:「ここの公衆トイレいいよ」のほうがよくない?

寺内:綺麗とかじゃなく(笑)?
小林:「何が何が?」ってなるじゃん(笑)。実際、「ここの神社いいよ」って言われても「何が?」だしさ。
寺内:「環七からちょっと入ったところにある公園の公衆トイレいいよ!」

小林:「いい」ってなんだよ(笑)。でも、レベル5まではそれでいける気がする。
寺内:レベル6からは勝てないよね。
小林:レベル6は、「え? 夏? 夏?」って聞くのは?
寺内:敬称の「様」なのか、季節の「サマー」なのか確認するんだ(笑)?
小林:「え? 夏の話?」
寺内:「違う違う”様”だって」
小林:「ん? 夏?」
寺内:「だから天神様だって!」
小林:「天神……サマー? 夏?」
寺内:「……いや、天神さんのこと」

小林:ほら、うまくいった(笑)!
寺内:で、問題はレベル7からなんですよ。 顔が変わりだしているからね。
小林:もっと信仰できるものを与えるのは?
寺内:じゃあ純烈のコンサートだ(笑)! 推し活!
小林:いいかも(笑)!
寺内:この顔になったら、別の道に引きずり込まないといけないんだよ。

小林:純烈がハマらなかったらMAXだな。
寺内:ミーナとかレナとかの? まあ、魅力的なダンスもできるからね(笑)。
小林:言えない用事があるレベル9の人に関しても純烈でいけるかな?
寺内:「ねえ、この前話した純烈のコンサートにいこうよ!」
小林:「その日はごめん。ちょっと用事があって……言えないけど」
寺内:「え、行こうよ!」
小林:「ちょっとごめんなさい」

寺内:ダメだ! この顔しちゃった! この顔になった時の対処法をまだ僕は知らない!

小林:実際、レベル9、10は専門家に相談だよね。
寺内:だから、レベル8までにできることをしないとだね。
小林:「こっちがそれについて調べる」みたいな?
寺内:「そのスピについて調べ、ハマり、入会し、内部から壊す」

小林:違う違う。「ハマり」はいらない。ハマっちゃだめ(笑)。
寺内:調べ、没入し――
小林:ダメダメ。そっち側になっちゃうから!

寺内:でも、言えない用事がある組織が悪い組織とは限らないよ?
小林:んじゃ、一旦、後をつけるくらいだね。
寺内:頭ごなしには否定できないから、ある程度寄り添って調べてみるのは必要だね。
小林:ちょっと待って! だいたいのことは「公衆トイレ、いいよ」でどうにかなってるってこと?
寺内:アクセサリーがジャラジャラになるまでは公衆トイレをおすすめしておけば大丈夫(笑)。ジャラジャラになった後は、純烈をすすめて、それでもダメだったら自分で調べる。目と鼻と口が一箇所に集まって、ぐるぐるって真っ黒になったら専門家に相談です!

小林:まあまあ正しいんじゃないですか?
――それでは、最後にすっきり一言をお願いします。
寺内:「完全に両足が入っている」か、「泳がせておいていい」か、の境界線を確かめるための「すっきり一言」があります!
小林:お願いします!
寺内:「あそこの公衆トイレいいよ!」

寺内:この言葉を聞いて、ビクともしなければ、もう両足です(笑)。「小林さん、あそこの公衆トイレいいよ」
小林:「ええ、行ってみようかな。ありがとう」

寺内:それはもう両足(笑)。

小林:危ない危ない!
寺内:そこまでいったら、専門家に相談しましょう!

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次回は、広島県の合格祈願スポットの情報をお届けします。ご期待ください。
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