Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね【第1331回】
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。
今回は、9月18日に公開された『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』と 『さとこはいつも』をご紹介します。

画像を見る(全13枚) (C)2026フジテレビジョン BSフジ ビー・エー・シー
『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』新旧豪華メンバーで、新たなストーリーの幕が開ける
青島俊作が帰ってきた! 1997年の連続ドラマ開始以来、数多くの熱狂的なファンを生み出し、日本中に“踊る”ブームを巻き起こした「踊る大捜査線」。これまで8作品が製作されている劇場版の最新作が、ついにスクリーンにお目見えしました。
タイトルは『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』N.E.W. とは、NEXT. EVOLUTION. WORLD.の略。
個性豊かな仲間とともに、刑事・青島俊作の新たな物語が始まります。
『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』のあらすじ
世界有数の巨大都市(メトロポリス)、東京。かつて湾岸警察署にいた青島俊作は、いまでは警視庁刑事部捜査第一課に所属している。昔と変わらない信念のもと、「捜査は足だ」と所轄と本庁の垣根を超えて事件現場を駆け回っていた。
ある日、東京都内で誘拐事件が発生。犯人は身代金を指定の場所まで持ってくるよう指示をし、間に合わなければ街を爆破するという。その“運び屋”として指名されたのが、なぜか青島だった。
さらに、3Dプリンター拳銃を使用した連続殺人事件も発生。史上最悪クラスの難事件が次々に押し寄せてきて……。
『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』のみどころ
主人公・青島俊作を演じたのは、もちろん織田裕二。スーツに赤いネクタイ、そしてモスグリーンのコートと、象徴的なビジュアルは今作でも健在。AI化が進む警察組織の中でも現場第一のこだわりを貫き、難事件に立ち向かいます。
共演には趣里、白洲迅、増田貴久、野呂佳代、佐藤二朗といった顔ぶれが加入。新たな“躍る”シリーズに息吹を吹き込んでいます。
そして23年ぶりに登場した佐々木蔵之介をはじめ、ユースケ・サンタマリア、真矢ミキ、水野美紀、甲本雅裕、寺島進、伊藤淳史、斉藤暁、小野武彦、北村総一朗など、歴代のメンバーが顔をそろえているのも嬉しいところです。
長い時を経て、彼らがどのような立場で警察組織に関わっているかも見どころのひとつとなっています。
あのテーマソングが流れただけでワクワクと胸が高鳴り、映画の世界へと誘われていく本作。この映画が“躍る”初体験という人でも、作品の持つ熱量の高さに一気に虜になってしまうことでしょう。
またテレビで何度も再放送されている影響もあり、若い世代でも『躍る大捜査線』シリーズを知っている人は多いはず。熱狂的ファンの期待をも裏切らない作品となっています。
そんな中、「これぞ“躍る”!」とニヤリとしてしまうのが、走る青島の姿。今作の青島は、年齢こそいかりや長介さんが演じた和久刑事に近づいたけれど、東京中を走る、走る、走る!時代は変わっても青島俊作の熱さは変わらない。
彼の活躍を是非、大きなスクリーンで堪能してください!
『さとこはいつも』長編映画デビュー20周年を迎えた沖田修一監督の最新作
ユニークな人間像を温かな眼差しで描き続けてきた沖田修一監督。完全オリジナル脚本による最新作『さとこはいつも』は、年齢も育った環境も異なる3人の「さとこ」たちの物語です。
初恋によって妄想を爆発させる鼻炎持ちの中学3年生、中井聡子。不倫も仕事もスランプ気味な35歳、西田沙都子。子育てもひと段落し、小説家になるという夢に目覚めた55歳、飯島里子。彼女たちは自らの日々を、小説として書き始めるが……。
沖田修一監督の作品は、どれもアイデアが斬新で、ほんわかとした温かさに満ちています。その中でも本作は私個人的にはピカイチで、観ているそばから幸せに包まれていくよう。3人のさとこの姿に、「あるある!」「それ、わかる!」と共感に浸ってしまう人も多いことでしょう。
不恰好でも愛おしい。軽やかに前向きな気持ちになれる一作です。

(C)2026フジテレビジョン BSフジ ビー・エー・シー
<作品情報>
踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!
2026年9月18日(金)から全国東宝系にてロードショー
出演:
織田裕二
趣里 白洲迅 佐々木蔵之介
増田貴久 野呂佳代 玉井詩織(ももいろクローバーZ) 藤吉夏鈴(櫻坂46) 齊藤なぎさ ・ 佐藤二朗
ユースケ・サンタマリア 真矢ミキ 水野美紀 甲本雅裕 寺島進
伊藤淳史 滝藤賢一 松重豊 松下洸平 ・ 斉藤暁 小野武彦 北村総一朗
監督: 本広克行
脚本: 君塚良一
プロデュース: 亀山千広
音楽: 松本晃彦
主題歌: 織田裕二「Love Somebody(CINEMA Version)」(ユニバーサル ミュージック)
配給: 東宝
(C)2026フジテレビジョン BSフジ ビー・エー・シー
公式サイト https://odoru.com/

(C)2026「さとこはいつも」製作委員会
<作品情報>
さとこはいつも
2026年9月18日(金)からTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
出演:
有村架純
石田ひかり 姫野花春
黒田大輔 宮部純子 泉有乃 大月美里果 小川冬晴
青木柚 川瀬陽太 島田桃依 中井友望 中村優子
細田佳央太 鳴海唯 髙田万作 古舘寛治 / 吉田羊 オダギリジョー 筒井道隆
監督・脚本:沖田修一
音楽:柴田聡子
主題歌:折坂悠太 「シミレ(feat.柴田聡子)」
製作幹事:アミューズクリエイティブスタジオ
配給:ハピネットファントム・スタジオ
制作プロダクション:オフィス・シロウズ
助成 文化庁文化芸術振興費補助金(日本映画製作支援事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会
(C)2026「さとこはいつも」製作委員会
公式サイト https://happinet-phantom.com/satoko/
連載情報

Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/






















