全日本男子バレーボール・清水邦広選手といえば、奥様は大ヒット曲「雪の華」などでお馴染みの女性ボーカリスト中島美嘉さん。
2011年バレーボールの大ファンだった中島さんから猛アタックをかけました。
「私とつきあってください。イヤならこのメモを捨ててください」と連絡先を手渡し、交際をスタート。
2014年のクリスマスに結婚した際は、身長差32センチのカップルとして話題を集めました。
そして、いよいよ女子に続いて、リオデジャネイロ五輪出場権をかけた男子バレーボールの世界最終予選が開幕します。
出場は8チーム。
その中でアジア最上位となるか、もしくはアジア最上位を除く、上位3チームに入ることがクリアの条件です。
ちなみに、アジアでは、日本の他に、イラン、オーストラリア、中国が出場し、いずれも強豪で「男子はちょっと厳しい」というのが、大方の予想。
そういう状況下で、キャプテンの清水選手は
「絶対にオリンピックへ行かなければならない。出るか、出ないかで世界が違う。オーバーにいえば、天国と地獄ほど違う。」
と力を込めました。
ママさんバレーの選手だった、お母さんの影響で小学4年生からバレーボールに取り組んできました。
東海大時代から、素晴らしい才能を示し、在学中の20歳で全日本へ選出され、21歳で北京五輪へ出場を果たしました。
1次リーグA組の日本は、5戦全敗で最下位。
「次は必ず…」と続くロンドン五輪へ賭けていました。
「北京は先輩たちが連れていってくださった。今度はその恩を返せなければならない。」
と清水選手は誓いますが、2012年6月の最終予選を3カ月後に控えた3月に右足腓骨腱脱臼で手術。
懸命なリハビリを重ねて大会には何とか間に合ったものの、とても万全の状態とはいえず、結局、出場権を得ることができませんでした。
エースとして期待が大きかっただけに、引退も考えたそうですが、周囲の励ましで4年後に捲土重来を期した。
清水選手としては今回のオリンピック出場が正に正念場。
「男子の火は消せない。若い選手が出てきたし、本当に良かった」
と、おそらく最後の五輪挑戦へ静かに闘志をたぎらせています。
(原文)青木政司
JV A 承認2016-05-030
5月27日(金) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」