日本人力士の逆襲!“琴勇輝関”「1日1日チカラを出し切って。結果は後からついてくると思っています。」 【ひでたけのやじうま好奇心】

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「今週のやじうま好奇心は特別企画!日本人力士の逆襲が始まった! 大相撲七月場所にかける男たち!」
前回5月の時は5人の外国人力士でしたが、今回は5人の日本人力士のインタビューをお送りします。
初日のきょうは琴勇輝関です。

琴勇輝

香川県小豆郡(しょうずぐん)小豆島町(しょうどしまちょう)出身の現在25歳。
高校を中退して佐渡ヶ嶽部屋に入門。
2008年3月場所で初土俵。2013年1月場所で新入幕を果たしました。
今年の大阪場所では初金星と、初殊勲賞を獲得。
そして東の関脇で迎えた5月場所では、14日目に7場所ぶりの負け越しが決定してしまいましたが、千秋楽に照ノ富士を破り、7勝8敗の成績で場所を終えました。
琴勇輝関が所属する佐渡ヶ嶽部屋は、北総鉄道松飛台駅から歩いて5分ぐらい千葉県の松戸にあるんです。
師匠は元幕内の琴ノ若、熱心な指導ぶりでした。
さあ、それでは聴いて頂きましょう。琴勇輝関です。

先場所、例の『ホウの禁止』(立ち合いで大声を発する行為禁止)ね。いきなり3連敗。ところが気づけば、右手でまわしをポン!と叩いてね。あのルーティンで、だいぶ調子が上がりましたよね。

琴勇輝)私も気合を高めたい場所を持ちたいと思っていまして、稽古場でも無意識に、まわしを叩く動作をしていました。これを取り入れたらいいのかなと思ってやってみました。

3年前の左ひざの大怪我。(※左膝蓋腱断裂と左膝前十字靱帯損傷)あれが一番の試練でしたか?

琴勇輝)はっきり言って辞めようと思いました。でも周りで応援して下さる方たちが『ガンバレ』って言わなかったです。『もう1回土俵に立ってる琴勇輝関が見たい』と言ってくれて、その言葉で心が熱くなり、励まされました。

リハビリのサポートをしてくれた弟さん、理学療法士を目指しているそうですが。その弟さんに賞金200万円を、ポンっと手渡ししたって本当ですか?

琴勇輝)あの時は、土俵の上で賞金を貰って、インタビュールーム出たところに弟がいたので、そのまま200万円渡しました。(※医大を中退してリハビリの専門学校に通う学費に充てた)

金一封って、現金で貰えるんですか?

琴勇輝)はい、現金で貰えます。

琴勇輝関と言えば、お母さんがとても熱心な方と、伺っています。

琴勇輝)小さい頃から相撲をやってきて、まあ母親と言うよりは半分、監督でした。負けて帰ってくると、花道でボッコボコに殴られました。プロでやるという目標に向って、あえて厳しくしてたと、後日談として聞きました。

最近はお母さん、何か言ってきます?

琴勇輝)何も言ってこないんです。何故?何も言わないのかと尋ねたら、『あなたはもうプロだから』。それを言われた時、母親の方がプロ魂あるな、と感じました。

では最後に、7月の名古屋場所、二ケタ目標ですか?

琴勇輝)僕は星勘定して、上手に相撲を取れるタイプではないので、1日1日チカラを出し切って。結果は後からついてくると思っています。

大いに白星稼いでください。きょうはありがとうございました。

琴勇輝 一巖(ことゆうき かずよし)
所属部屋 佐渡ヶ嶽
本名 榎本 勇起
しこ名履歴 琴榎本 → 琴勇輝
番付 関脇
生年月日 平成3年4月2日
出身地 香川県小豆郡小豆島町
身長 176.0cm
体重 172.0kg
得意技 突き・押し

6月13日(月) 高嶋ひでたけのあさラジ!三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より

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