
瀬戸内寂聴「絶対にもう立ち直れない」と思うほどの絶望に襲われても
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1618回 「絶対にもう立ち直れない」と思うほどの絶望に襲われても、生きる力は少しずつ戻ってきます。あなたの生命力は、それほど豊かで強いのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《…
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【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1618回 「絶対にもう立ち直れない」と思うほどの絶望に襲われても、生きる力は少しずつ戻ってきます。あなたの生命力は、それほど豊かで強いのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1617回 未来に愉しい予定があるというのは幸せなことです。それを幸福と呼びます。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 〈最新刊〉 寂庵コレクションVol.2…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1616回 人をうらやむ気持ちは、一番情けないものです。友達に嫉妬するぐらいなら、がむしゃらに頑張ればいいのです。うじうじしていても何も始まりません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユー…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1615回 怨みを忘れられずにいると、怨みの毒素が体にまわって、体も心も蝕まれてしまいます。限りある人生を有意義に、幸せに生きるには、怨みの感情に囚われてはいけません。 瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1614回 「人の消息を問ふことはなし 年々また年々」と良寛は残しています。孤独の究極に自分を置くことで、詩魂も禅魂も澄みきっていたことがよく伝わってきます。 瀬戸内寂聴 撮影:…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1613回 自分が味わったことのない苦労を想像するには限界があります。困っている人の役に立ちたいと思うなら、想像力を常に豊かにしておかなければなりません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1612回 人間は生まれた以上、誰にでも幸福になる権利があります。この世にたった一人しかいない自分という存在を、まずあなたが認め、そして褒めてあげましょう。そうすれば、心に平安が…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1611回 かつて、私は文学塾を開講していたことがあります。塾生には、自分の才能を信じよ、好きなことを仕事として選べ、本物を見る目を養え、世界と自分という立場でものを考えよ、と教…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1610回 恋人がいたり、子供がいると度胸が座ります。大事な人が死ぬのは、自分の死よりも怖いことだから覚悟が決まるのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1609回 「せりなずな 御形 はこべら 仏の座 すずな すずしろ これぞ七草」と古くから詠(うた)われています。新春の若芽を食べることで新しい生命力を得、無病息災を願ったそうで…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1608回 嫌だと思っても歳は取ります。昨日までなかったシミやシワが出てくるのは当たり前で、仕方のないことです。受け入れましょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1607回 新年という言葉は、旧(ふる)い年の死を認めるのではなく、過ぎた歳月の灰の中から甦る新しい年の誕生に、未来の夢をかけたのでしょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1606回 日記も真っ白、心も真っ白。真っ白のページに私達は何を書き込んでいくのでしょう。今年経験するすべての未知の出来事を。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1605回 作家の林芙美子は、新年を迎えることを「風が地球を廻したにすぎない」と表現していました。この宇宙的な表現が、少女の頃の私の好みに適(かな)って、今も尚、お正月になると思…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1604回 手のつかぬ月日ゆたかや初暦(はつごよみ) 新しい年を迎えるごとに、私はこの吉屋信子さんのすがすがしく豊かな句を想い浮かべます。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1603回 あけましておめでとうございます。 新しい年はどんな年でしょう。すべてはあなたの心がけ次第。豊かな未来が待っていると信じて、夢や希望を膨らませましょう。 瀬戸内寂聴 撮…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1602回 人間は不如意なことに遭うと、これで人生が終わったかのように悲しみます。しかし、その先に思いもよらない嬉しいことが待ち構えているかもしれないのです。希望を持って立ち向か…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1601回 お釈迦様は、「過去を追うな。未来を願うな。過去は過ぎ去ったものであり、未来はまだ判っていない。今なすべきことを努力してなせ」とおっしゃいました。今を切に生きましょう。…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1600回 自分を取り巻く不穏で不幸な状態に負けないで、その中に「良く変わる」予感と希望を見出していきたいものです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 〈最…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1599回 子供が悪くなるのは、親のせいだと私は思います。心地よい距離感の中で、想像力を持って向き合っていれば、子供が今、何を求めているのかを判ってあげられたはずです。 瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1598回 私達人間は悪いことをしますが、誰も見ていないと思うからする訳で、神や仏が常に自分を見ていると畏れを感じられれば、犯罪や戦争は無くなるはずです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1597回 仏教はどの宗派でも、究極にたどり着く真理はひとつです。自分を投げ出して広大無辺の仏さまの慈悲にすがれということです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1596回 「神様は人間に耐えられない苦しみはお与えになりません」と、カソリック信者であった作家・田中澄江さんは私に言いました。苦しみに耐えて生き抜いたら、思いがけない幸せが訪れ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1595回 自分一人が幸福になることが、本当の幸福でしょうか。今、地球上のあらゆる国で、飢えに苦しみ、戦火に遭い、苦悩している人が大勢います。人間として無関心でいてはいけません。…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1594回 歳を取ると確実に死に近づいているという実感が湧き、だからこそ、残された歳月の一日一日が、この上なく懐かしく、美しく見えてくるのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1593回 人の苦しみを一身に受けることを代受苦(だいじゅく)といいます。災害で命を落とした方々は、私達に代って亡くなり、私達を生かしてくださったのです。この御恩を忘れてはなりま…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1592回 いつでも努力して自分を磨いておかないと、運もチャンスも逃げていきますよ。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 〈最新刊〉 寂庵コレクションVol….
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1591回 日本人は「もの」に「いのち」があると考えます。自分の使い込んだものの寿命が尽きたとき、捨てることにためらいます。何でも捨てろという最近の風潮に疑問を感じます。 瀬戸内…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1590回 今どきの子供は本を読まなくなったと嘆く前に、本を読む面白さと愉しさを与えるのが教育です。画一的な人間を作ることが教育ではありません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1589回 恋に打算が入った時、もうその恋は汚れています。ベッドの中の睦言を公衆の面前に公開したり、秘め事であるデートの二人の写真を発表しようという人に、美しい恋をする資格はあり…