長寿の秘訣とは?【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第345回
徳川家康の顧問をしていた天海大僧正(てんかいだいそうじょう)は、百八歳で亡くなりましたが、長寿の秘訣として「短期だと血圧が上がるから気は長く持ち、真面目に仕事をすること。そして、あまり大食(たいしょく)するな」と言ってい…
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徳川家康の顧問をしていた天海大僧正(てんかいだいそうじょう)は、百八歳で亡くなりましたが、長寿の秘訣として「短期だと血圧が上がるから気は長く持ち、真面目に仕事をすること。そして、あまり大食(たいしょく)するな」と言ってい…
忘却という能力を与えられているからこそ、人間はどんな辛い経験からも、心の傷からも立ち直ることができるのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
仏教では「三世(さんぜ)の思想」といって、人間は無限の過去世(かこぜ)を生きて現世にいたり、死ねば無限の来世にいくと教えています。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
幸せになりたければ、幸せになろうと努力すること。幸福というのは、怠け者のところにはやってきません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
失恋なんて何十回したっていいんです。だんだん目が肥えてきて、真実の愛を見抜けるようになりますよ。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
「信は任(まか)すなり」といいます。任すとは、自我を捨て去って、全身全霊を仏さまに捧げ、どうにでもしてくださいと身を投げ出すことです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
新しいことに挑戦すると、人はいきいきします。ちょっと重荷で大変だけど、やってみてください。どうせ人生百年。それまでにしたいことをしておかないと損ですよ。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
苦しむとわかっていても誰かを愛し、悩み、失望します。その繰り返しが人生なのではないでしょうか。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
慈悲の愛なんて背伸びすることはないけれど、もし不倫をするのなら命懸けでかかりなさい。命懸けの想いが無いのなら、不倫はおやめなさい。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
気に入らない人がいたら「縁なき衆生(しゅじょう)」と思って、付き合わなければいいのです。人を憎むとエネルギーを消耗します。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
仏教では「人間としてこの世に生まれて生きていること自体が有り難いと思って感謝せよ」と教えます。私たちは普段、このことを忘れています。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
誰も愛したことがないという人は、人間としてとてもかわいそうです。愛で苦しんだ人は、他人の持つ愛の苦しみを理解し、同情することができます。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
別れの辛さに馴れることは決してありません。幾度繰り返しても、別れは辛く苦しいものです。それでも、私たちは死ぬまで人を愛さずにはいられません。それが人間なのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
平均的な幸福なんてものはありません。他人のことにとらわれず、ただ自分に正直に生きましょう。それでいいのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
お釈迦さまは、「女を見るな」と弟子に言いました。見れば手に入れたいと思う、それが執着です。執着すれば独占欲が強くなり、嫉妬で心も身も焼かれて苦しむことになるのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
失敗の経験によって人間は利口になっていくのです。だから、失敗を失敗と認めることから始めましょう。そうすることで、失敗しない知恵が自然と生まれてきます。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
小説というのは、計算してできるものではありません。何かが舞い降りたときにフワーッとした手応えがやってくるのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
自分の可能性は、開発しなければ発揮しようがないのです。何も出来ないと決めてしまう前に、何か出来ないだろうかと自分に問いかけることが必要でしょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
私たちは宇宙の大いなる力によって生かされています。自分は生かされている存在だということに感謝し、へりくだる気持ちを持ってください。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
巡礼は祈りながら巡るうちに、仏さまが少しずつ悲しみを癒して下さるのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
「人間は必要があるから生きている。必要がなくなったらこの世から消える。死ぬ必要があるから死ぬ。なぜ死ぬ必要があるかというと、次に何か仕事があるからである」 山田恵諦(えたい)師のことばです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユー…
とにかく人のことが気になって気になってしょうがない、これが物事にとらわれている心です。そういう心を無くさない限り、心は安らかになりません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
人生とは、出会いと縁と別れです。出会ってから別れるまでの間に、嬉しいことや悲しいことがあって、それを無事に越えていくことが生きるということなんです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
苦しみに耐えて一生懸命生きていれば、それまで苦しんだ分だけ、その人に力が与えられます。自分のためだと思って耐えましょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
この世は、終わりのない流浪の旅の途中に立ち寄った、かりそめの宿のようなものかも知れません。「今」に感謝しましょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
富士山の登り口は色々あります。でも、頂上は一つです。目指していけばみんな頂上で抱き合えます。信仰は何教でも何宗でも構いません。これでなければという方がかえってよくないのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
悩みから救われるにはどうしたらいいでしょうという質問をよく受けます。救われる、救われないは、自分の心の問題です。とらわれない心になれば救われます。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
愛で苦しんだ人は思いやりの心を持っています。優しい人というのは、たいてい愛で傷ついた人なのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
さくらんぼの種が落ちると、結果としてさくらんぼの芽が出て木が育ち、花が咲き、実がなります。世の中のすべてのことには、原因があって結果があるのです。これを「因果」といいます。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
病人を見舞って「ああ、これはもう危ない」と思うと、胸がいっぱいになります。多くの場合、人は死期が近づくと顔がきれいになるものです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ