瀬戸内寂聴 人間の感情は日々、変化していくもの
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第406回 人間の感情はとても複雑なもので、今日は好きでも明日は嫌いになることがよくあります。憎しみと愛情は、打ち寄せる波のように刻々と変化していくものなのです。 瀬戸内寂聴 撮影…
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【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第406回 人間の感情はとても複雑なもので、今日は好きでも明日は嫌いになることがよくあります。憎しみと愛情は、打ち寄せる波のように刻々と変化していくものなのです。 瀬戸内寂聴 撮影…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第405回 人の喜びを自分の喜びとしてあげましょう。人の悲しみを一緒に悲しんであげましょう。そうすれば、人の幸せがあなた自身の幸せとなって戻ってくるのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第404回 手に持っているものを捨てないと、新しいものは掴(つか)めません。戴(いただ)くものも戴けなくなってしまいます。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第403回 長生きして一番辛(つら)いのは、自分にとって懐かしい人、恋しい人、会いたい人がどんどんこの世からいなくなり、それを見送らなければならないということです。 瀬戸内寂聴 撮…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第402回 線香は、一本立てれば死者のため。二本なら、もう一本は死者に話しかけるもの。 三本立てたら、その一本は懺悔のためと言われています。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第401回 信ずるものがあった方が、悲しいとき、つらいときに、自分を支えることができます。 仏教でなければいけないなどとはいいません。何でも構わないと思います。 瀬戸内寂聴 撮影:…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第400回 想像力というのは、鍛えないと衰えて枯渇します。他人(ひと)がどんなに苦しんでいるか、顔や様子を見て想像する力を衰えさせてはいけません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第399回 人は愛したものを離したくない。奪われたくない。去られたくない。それがすなわち執着です。執着心とは、対象を独占しようとして苦しむ心のことです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユー…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第398回 何ごとも中途半端はいけません。人を好きになるのも命懸けです。 そうすれば、どんな相手でも道は出てきます。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第397回 少なくとも一日五回は笑うことです。 笑っていれば、大抵のことは乗り越えられます。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第396回 夏の蝉の声にも秋の虫の合唱にも感動し、四季のある日本に生まれたことに感謝します。それらへの恩返しは、動植物が絶滅しないように、自然を守り続けていくことしかないのです。 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第395回 何をするにも自分次第です。 自分のしたいことを何が何でも達成するんだという情熱があってこそ、ものは創られていくのだと思います。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第394回 愛情も度が過ぎれば相手を息苦しくさせます。『源氏物語』では、嫉妬の情念を抑え込んだ御息所(みやすどころ)の念が、思いもかけない鬼となりました。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第393回 人間は生まれた時から一人で生まれ、死ぬ時も一人で死んでゆきます。孤独は人間の本性なのです。だからこそ、人は他の人を求め、愛し、肌であたため合いたいのです。 瀬戸内寂聴 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第392回 煩悩の炎が燃えている時は苦しいものです。この煩悩の炎を消すためにするのが修行です。そして、煩悩が静かになった状態を悟りというのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第391回 世の中には尽くしたくても尽くす相手がいない人がたくさんいます。何かをさせてもらえる、尽くす相手がいるという幸せを忘れてはいけません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第389回 大抵の人間は自分本位です。特に女性は、自分中心に地球が廻っていると思っていて、思い通りにならない現実に腹を立てて愚痴ばかり言うのです。思い当たることはありませんか。 瀬…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第388回 心にわだかまりがあるときこそ、写経をしましょう。日常生活から離れて、お経を書き写しているその時間の積み重ねが、心の煩悩(ぼんのう)の炎を静めてくれます。 瀬戸内寂聴 撮…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第387回 老いや死は、なかなか自分の思ったようにはいきません。生きたいように生き、死にたいように死ぬのが理想ですが、そうはいかないのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第386回 何か偉大なことをしようと思わなくていいのです。ひとりでもいい。誰か自分のまわりの人を幸せにできたら、それこそ、大いに価値ある人生です。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第385回 生老病死(しょうろうびょうし)、愛別離苦(あいべつりく)、怨憎会苦(おんぞうえく)、求不得苦(ぐふとくく)、五蘊盛苦(ごうんじょうく)、この世は四苦八苦に満ちています。…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第384回 「悟りという事は如何なる場合にも平気で死ぬる事かと思っていたのは間違いで、悟りという事は如何なる場合にも平気で生きている事であった」。正岡子規は、自殺を考えるほどの病苦…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第383回 明日を知らぬ人の生命(いのち)も無常ですが、目にとらえられない人の愛こそ、無常そのものだと言えるかも知れません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第382回 山田恵諦(えたい)師は、老後をどう生きたらいいかと訊ねられると、「たくましさを持ちなさい」と答えておられました。仕事にしろ、趣味にしろ、どんなことも続けることが大切だと…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第381回 宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の詩は、まさしく観音行を現しています。苦しんでいる人や悲しんでいる人のところに飛んでいって慰める、これが観音行です。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第380回 人間の罪の中で、差別ほどの悪はありません。地球のあらゆる国々で、さまざまな人種差別や階級差別が行われているのは、何という不幸なことでしょうか。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第379回 私が毎月の法話で話すことはいつも同じ、唯(ただ)一つです。 「皆さん、どうぞ心を安らかにして下さい」。 これしかありません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第378回 「私が一人で母を介護した」という人は、それだけお母さんと縁が深かったということでしょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第377回 報復につぐ報復の世界情勢の中で不安は募ります。二千五百年前にお釈迦さまが示された平和への提唱が、いま、切実に私たちの心に生々しく訴えてきます。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第376回 悟りに達するための方法に「定(じょう)」があります。定とは、瞑想することです。瞑想の実践によって心の散乱が整えられるのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ