瀬戸内寂聴 本当の悲しみを知らない人は、他人の悲しみもわからない
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第466回 愛する人と別れたことのない幸せな人は、愛する人と別れて悲しむ人にやさしい手を差し伸べることはできないでしょう。悲しみを知らない人は、他人の悲しみがわからないからです。 …
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【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第466回 愛する人と別れたことのない幸せな人は、愛する人と別れて悲しむ人にやさしい手を差し伸べることはできないでしょう。悲しみを知らない人は、他人の悲しみがわからないからです。 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第465回 「和」が実感できると、自然に自分以外の人の秀れた点を尊敬できるようになります。 そのとき、心の寂(しず)けさが生まれ、煩悩が静められるのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第464回 阿弥陀さまが彼岸で待っているという証拠が見たいといわれても、そんな証拠などありません。「ある」と信じることから始めるのが信仰です。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第463回 やがて来る避けられない老いをどう生きるかは、すべての人にとって気がかりな問題です。他者に面倒をかけず、最期まで生き切ることができればいいのですが。 瀬戸内寂聴 撮影:斉…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第462回 人間は幸福になるために生まれてきたのです。誰の命だって「人を傷つけろ」「人を殺せ」と言われてこの世に送り出されてきたのではありません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第461回 恋人との仲を裂かれるのと、恋人に見捨てられるのと、女にとってどちらが辛いのでしょう。祇王(ぎおう)、祇女(ぎにょ)、仏御前、小督(こごう)。小倉山の入日に映える紅葉の美…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第460回 感謝しながら一粒一粒のお米を食べると体の血となり肉となります。よくぞ私の手に入ったと、どんな物に対しても感謝の心を持って頂いて下さい。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第459回 人間、男も女も、いくつになっても、やはり恋はしていたいものです。でも私は、最近ときめきがなくなっているので、ステキだと思える相手を探しています。死ぬまでときめいていたい…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第458回 今は、隣人と付き合わない、自分さえよければいいという風潮(ふうちょう)があります。離婚も平気。けれど、どんなに時代が変わっても、最期に残るのは家族なのではないでしょうか…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第457回 人は朝目覚めるとき、夜眠るとき、愛する人のことを思います。それが恋というものでしょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第456回 「死んだ後に財産が残っているのは執着心の表れで、智慧(ちえ)ある人のしないことである」と『徒然草(つれづれぐさ)』に書かれています。人間は今も昔も執着の心に悩まされてい…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第455回 どん底まで落ちた人には、順風満帆(じゅんぷううまんぱん)に生きている人に対してより、仏の慈悲はずっと多く注がれるのです。それを信じて、顔を上げて立ち直って下さい。 瀬戸…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第454回 裏切られたり、失恋したり、愛する人に死に別れたり、大病したり、そういう経験が多い人ほど、人の苦しみを深く思いやることができるのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第453回 「これだけ拝(おが)んだのだから、これだけ御利益をくださるべきだ」という気持ちがあるとすれば、それは本当の信仰ではありません。見返りを求めてはいけないのです。 瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第452回 睡眠が一番の健康、美容の元です。但し、寝すぎるのは禁物です。ご自分に適した睡眠時間を守った方がいいと思います。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第451回 相手が今何を求めているか、何に苦しんでいるかを想像することが思いやりです。 その思いやりが愛なのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第450回 死ぬということは、生命を川の流れに注ぎきり、川を太らせ、永劫に流れ続けるその川の中に蘇生するということかもしれません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第449回 残された人の悲しみは「日にち薬」といって時が忘れさせてくれるのを待つしかありません。どうぞ亡くなった人の後を追うなどと考えないで、絶望の中にも明日の光を信じて、強く生き…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第448回 お釈迦さまは、互いに怨みをもっている人間がこの世にいることを認めています。その上で、相手を怨まずに楽しく生きよ、プラス思考で生きよとおっしゃっています。 瀬戸内寂聴 撮…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第447回 私は、怪我をしたのに「良かった」と思ったことがあります。良いことが続くと危ないのです。大難(だいなん)を小難(しょうなん)で補(おぎな)ったと思えば、怪我も有難く思えて…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第446回 心は、一人ひとりみんな違っているということを理解しようとしないから、世の中がダメになったのだと思います。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第445回 お釈迦さまの教えに「良い友達と交(まじ)われ。悪い友達と交わるな」とあります。良くない相手だと思ったら、自然に自然に遠ざかることです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第444回 私は死ぬのが怖くありません。思えば「出家」とは生きながら死ぬことでした。私の魂はすでに、あの世とこの世を自在に往来しているもののようです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第443回 生まれた瞬間、人は避けられない「死」の日に向かって歩み出します。その道の長さは誰も知りません。これが人生です。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第442回 潔い生き方とは、嫌なことはさっと忘れ、今を精一杯生きることにひたすら情熱を傾け、自分で選んだ道は自分で責任を持つ。そんな生き方だと私は思います。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第441回 すべてを仏さまにお預けし、お任せすると、生きるのが楽になって、毎日がとても楽しくなります。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第440回 今の世の中の一番悪いところは、自分さえ良ければいいという考えが当たり前になったことです。つまり利己主義が蔓延しているのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第439回 「苦」の原因は、人間の心の無明(むみょう)から生まれる煩悩(ぼんのう)です。 煩悩とは、人間の欲望が生む悩みのことです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第438回 お釈迦さまは「この世は苦だ」とおっしゃいました。しかし、その苦しみは耐えるだけの値打ちがあるのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第437回 人は何のために生まれてくるのでしょうか。 一人ひとりが自分の生命(いのち)を大切にして、自分が幸せになるように生まれてきたのだと思います。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ