生まれた者は必ず死ぬ。会った者は必ず別れる 瀬戸内寂聴
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第375回 「遠い過去から現在まで、人間が愛する人を失って、流した涙は、はかり知れない。生まれた者は必ず死ぬ。会った者は必ず別れる」と、お釈迦さまは説かれました。 瀬戸内寂聴 撮影…
「瀬戸内寂聴」に関する記事一覧ページです。
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第375回 「遠い過去から現在まで、人間が愛する人を失って、流した涙は、はかり知れない。生まれた者は必ず死ぬ。会った者は必ず別れる」と、お釈迦さまは説かれました。 瀬戸内寂聴 撮影…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第374回 怨(うら)みの感情は、怨まれた人だけではなく、怨む人の心身まで蝕(むしば)み、幸せから遠ざけてしまうのです。幸せに生きるには、怨みの感情にとらわれてはいけません。 瀬戸…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第373回 嫉妬するということは愛があるからこそです。愛していなかったら「どうぞご勝手に」となるはずです。愛があるから気になるのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
この世の中は思う通りにはいきません。山あり谷あり、いろんなことを繰り返し乗り越えて、みんな生きています。何か辛いことがあっても絶対に諦めないで下さい。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
「過去を追うな。未来を願うな。 過去は過ぎ去ったものであり、 未来はまら到(いた)っていない。 今なすべきことを努力してなせ」 『中部経典』にある、お釈迦さまの言葉です。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
仏教の究極は「慈悲」だとお釈迦さまは教えています。慈悲とは、報酬を求めない無償の愛のことです。この教えに少しでも近づきたいと、私はいつも心がけています。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
非戦、戦わないと宣言するには勇気がいります。世間の流れに逆らう少数派になることは命がけです。それでも、次の世界にツケを回さないと決意するのは尊いことです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
あなたが抱えている悩み、苦しみ、悲しみは、人間すべてが共有している普遍的なものです。決してあなた一人だけではないということを忘れないでください。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
私の元気の秘密は、水をたくさん飲むことです。お医者さんに勧められてからは、外出中もペットボトルの水をたくさん飲んでいます。やはり心も身体も潤いが大切なのですね。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
欲望を失えば、人間は成長もしません。私たちは欲しい物があるから働くのです。しかし、あれもこれもと欲張ると自分が苦しくなります。それをなるべく捨てるように努力しましょうと教えるのが仏教です。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
人間が人間を愛するとはどういうことなのでしょうか。愛とは理解することだといいますが、自分の心の底すら何が潜(ひそ)んでいるのか分らないのに、まして他者の心の底など理解することが出来るでしょうか。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユ…
「いのち」とは人間のはからいを越えたものです。しかし、人間が自分の智慧(ちえ)にうぬぼれ、もののいのちを左右し始めたときから不幸が始まったように思います。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
二百万の死をもて得たるその轍(てつ)を 何ぞ急なる忘るることの 新聞の投稿にあった歌です。私たち人間は、ヒロシマ、ナガサキのことを、なんと早々と忘れてしまえる動物なのでしょうか。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
人間は、欲望を募らせる一方で足ることを忘れ、いくらでも欲しがります。手に入らない場合は、力づくで奪おうとします。お釈迦さまはそのことを嘆かれました。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
人間は、自分が気づくと気づかないとにかかわらず、自分の犯した罪により、心に枷(かせ)をはめられたような不自由な気持ちになります。そういう時、一心に観世音を称名(しょうみょう)すれば心の枷が除かれます。 瀬戸内寂聴 撮影:…
原爆を受けて、永久に草も生えないといわれた広島も長崎も、今は美しい緑の木々の葉が光り輝いています。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
どんなに辛い仕事でもあなたに与えられた仕事なら、喜びをもって取り組むように気持ちを切り替えましょう。きっと良い結果を招きますし、なにより愉(たの)しくできるはずです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
仏教には定命(じょうみょう)という言葉があります。生まれた瞬間に決められていて、早く死にたくても、長生きしたくても、自分ではどうすることもできない。それが定命です。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
死は突然訪れます。いつ死んでも悔いが残らないように今日を精一杯生きましょう。周囲の人に対して借りを残さないためにも、いつも「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えておくように心がけましょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
おかしいと思うことや変だと思うことがあれば、自分にできる限りのやり方で自分の意思をきちんと表明すべきです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
私たちは煩悩で苦しみますが、この煩悩を分析すると「貪瞋痴(どんじんち)」の三つの毒が素になっています。これは、欲望のむさぼり、怒り、愚痴をさします。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
心のこだわりをなくそうとするなら、まず人に施すことから始めて下さい。施すのが惜しい時はなぜ惜しいかを徹底的に考えてみることです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
「あなたがもし我が身の安全を願うならば、まず世界の平和を願うべきです。世界中が幸せにならないと、本当の自分の幸せはありません」。日蓮のことばです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
「親は親らしく、娘は娘らしく、学生は学生らしく、本来あるべき様に背(そむ)くことが諸悪の原因になる」と明恵上人(みょうえしょうにん)は説いています。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
もし夫が浮気して出て行っても、最後には奥さんの元に帰るものです。夫婦間は信頼や家族愛でつながっているので、浮気をしてもきっと戻ります。だから辛抱してください。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
「念ずれば花開く」という言葉があります。私は何かをするとき、必ずこれは成功するという、いいイメージを思い描くようにしています。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
人生はいいことも悪いことも連れ立ってやってきます。不幸が続けば不安になり、気が弱くなるのです。でも、そこで運命に負けず勇気を出して、不運や不幸に立ち向かってほしいのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
「世の中は泡沫(うたかた)の如しと観よ 世の中は陽炎(かげろう)の如しと観よ」。『法句経(ほっくきょう)』にあることばです。お釈迦さまは王子という何不自由ない生活をしていたのに、世の中の虚しさを感じて出家したのです。 瀬…
不倫というのは、いつ発覚するかわからないという恐怖のあまり、その恋が燃え上がっているのです。たとえ大好きな不倫相手と一緒になれても、三十年も経てば飽きるということを知るべきです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
男運・女運が悪いというのは自分がつまらない相手を選ぶからで、すべては自分が悪いのです。相手に何も要求しない方が、相手から何かを与えてもらえるはずですよ。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ