瀬戸内寂聴 私たちの行く手には常に「無常」が待ち受けているのです
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第526回 病院にかかったことのない健康な人でも、不慮の事故で死ぬことがあります。人間の期待と意思に反して、私たちすべての行く手に「無常」が待ち受けていると覚悟しましょう。 瀬戸内…
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【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第526回 病院にかかったことのない健康な人でも、不慮の事故で死ぬことがあります。人間の期待と意思に反して、私たちすべての行く手に「無常」が待ち受けていると覚悟しましょう。 瀬戸内…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第525回 人と話をするときには、相手の立場を理解した上で話をすることが大切です。そうすれば、あなたの気持ちもきっと伝わるはずですよ。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 【特別展示】「…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第524回 仏教ではこの世は「苦」だと教えています。その苦の世界から逃れられないのなら、苦を引き受けて生きるしかありません。それには何より、心に「信」を持つことでしょう。 瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第523回 自分の欲望のままに動くことを「自由」と思ってはいけません。「自由」にはちゃんとした規律があります。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 【特別展示】「瀬戸内寂聴~言葉でたどる…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第522回 先のことを思い煩(わずら)うことはありませんし、昔のことをくよくよしたってしょうがありません。今、この瞬間が大切なのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 【特別展示】「…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第521回 心がけ次第で、人間は仏にも悪鬼にもなります。悪鬼の心が起きたら、観音さまの名を称(とな)えることです。心にゆとりができれば理性が戻ってきます。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第520回 私は出家した時、師僧の今東光(こんとうこう)先生から「これからは独りを慎め」と教えられました。誰もいないと見えても、すべての行動は仏が見そなわしている(ごらんになってい…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第519回 私たちは誰かの役に立つためにこの世に生まれてきたのだと思います。その人がいれば周りの人がほっとする。そんな存在になって下さい。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 【特別展示…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第518回 今生(こんじょう)でめぐり逢い、親しむことは当たり前ではなく、前世からの深い絆に結ばれていた結果だと私は思っています。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 【特別展示】「瀬戸…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第517回 人間、老いが避けられないものなら、それを真正面から受け止めて、なだめるしかありません。じたばたしたって、みっともないだけです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 【特別展示…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第516回 人間への関心が私の文学の出発点です。人間は各々(おのおの)異なった性格、特技、特質、ものの見方や考え方、価値観を持っています。一人として同じ人間性を持った人はいないので…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第515回 永遠の愛も、平和も、衣食住の快楽も、手に入れたと思ったときから、それを失う怖れという苦が始まります。人は執着する心から逃れられなくなるのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第514回 私たちはこの世での苦労に不平不満を吐いたりします。しかし、この世の苦労は来世でよりよい生活をするための修行だと思えば、耐えることができるはずです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第513回 家庭とは、家族にとって身も心も慰められる場所です。しかしまた、家族が真実の声を出し、裸の人間になって話し合う場でもあります。他人は口にしない批判や忠告も出せる場でなけれ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第512回 「自分の利益を忘れ、誰か他人の幸せのために尽くせ。それが本当の愛なのだ」という 「忘己利他(もうこりた)」の一言(いちごん)を教えて頂けただけでも、私は出家して良かった…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第511回 人はいくつになっても、自分らしく生きることが何よりも大事です。歳を取ったからと言って老人らしく生きる必要はありません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 【特別展示】「瀬戸…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第510回 人間の一生は「生に始まり死に終わる」という事実をよく認識すべきではないでしょうか。一日、一瞬を精一杯生きるほかないのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 【特別展示】「…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第509回 「元旦とは風が地球をまわしたにすぎない」 林芙美子のこの宇宙的な表現が少女時代の私の心にしみつき、幾年たっても正月を迎える度に思い出します。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユー…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第508回 暗い顔をしていたら、良い運はめぐってきません。常に明るく前向きに生きていたら、自然に良い運が寄ってくるものです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第507回 まだまっさらな来年の命をどう生きるかが、私たち一人ひとりに課せられた宿題です。 最後を迎えるその日まで「命なりけり」と自分を励まして、精一杯生きていきましょう。 どうぞ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第506回 煩悩は百八あるといいます。除夜の鐘は百八つ撞(つ)きますし、数珠の玉も百八です。 仏教でいう百八という数は、無限を意味しています。つまり煩悩は無限にあるということです。…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第505回 瞑想(めいそう)にふけると、あたりの静けさがひしひしと心に迫ってきて、年の暮れの慌しい時間もふっと静止し、心が穏やかに澄んできます。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第504回 恋に悩む人も、嫁姑の争いに神経をすり減らしている人も、老いと死に向かって孤独に耐え切れず、ひそかに泣いている人も、言いたいことを文字にして書いてみましょう。心の囚われか…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第503回 おせち料理とは、神さまにお供えして先祖の霊と歳神(としがみ)を迎え、共にいただく食事のことです。主婦が楽をするためのものではありません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第502回 人は自分が病気で死ぬかもしれないと感じたとき、あるいは愛する者が死病を患(わずら)ったとき、初めて命の有難さに気づき、襲いくる死魔を防ぎたいと思うのです。 瀬戸内寂聴 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第501回 煩悩の火は腹を立てると燃えさかります。そんな時、「南無観世音(なむかんぜおん)と祈る習慣をつけておけば、声を出している内に心が落ち着き、どうすればいいか智慧が出てくるの…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第500回 人間は、自分以外の誰かのために祈るとき、肌の色や眼の色、国籍に関係なく、同じ表情をしているのではないでしょうか。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第499回 数え切れない人の中から選ばれた夫であり、妻であり、恋人です。一瞬一瞬を大切にして下さい。今日会えることを当たり前と思わないで下さい。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ &n…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第498回 今元気なのは当たり前、家族揃(そろ)って幸せなのは当たり前ではありません。「有難う」はあることが少ないという意味です。有難いと思う気持ちを忘れてはいけません。 瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第497回 生命のエネルギーが自然に白熱化し、燃え上がり、その頂点でさっと燃え尽きていくような、そういう死にざまが私の理想です。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ