瀬戸内寂聴 実在した人物を描くときにすること
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第556回 私は実在した人物の小説を書くときは、その人のゆかりの場所を必ず訪ねるようにしています。その土地でしか感じられない大地の記憶というものが、必ずあるからです。 瀬戸内寂聴 …
「瀬戸内寂聴」に関する記事一覧ページです。
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第556回 私は実在した人物の小説を書くときは、その人のゆかりの場所を必ず訪ねるようにしています。その土地でしか感じられない大地の記憶というものが、必ずあるからです。 瀬戸内寂聴 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第555回 私は幸い仏縁を得たので、仏のみ心のままにと自分を委ねきっています。すると悩みも生まれません。心にいつでも風が吹き通っているのです。それが私の元気の素かもしれませんね。 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第554回 仏教では、死ぬこと、生きることを一生懸命考えて、そこに悟りを見出します。これを「生死(しょうじ)を極める」と言います。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第553回 今日が幸せで明日も幸せ、などということは人生ではあり得ません。だから、どんなことがあっても生きていく力を養うことが大切です。人に頼ってはダメです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第552回 人にいいことがあれば腹が立つ。人に悪いことが起こればざまを見ろと思う。これが今という時代です。しかし、それは人間としてとてもあさましいことです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第551回 「わが心にまかせずして心を責めよ」。蓮如のことばです。自分の心のままに流されずに、その心を制御せよという意味です。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第550回 自分をどん底まで落とした人には、順調な人に対してより仏の慈悲がずっと多く注がれるのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 『いのち』 瀬戸内寂聴…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第549回 生まれるのは死ぬためであり、生きるとは人に死別することです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 『いのち』 瀬戸内寂聴 講談社刊 定価:1,400…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第548回 京都の神社や寺は、冬に訪れると最も心が落ち着きます。「神仏にも、人の詣でぬ日、夜まいりたる、よし」とは兼好法師のことばですが、私は「夜」を「冬」に置き換えて、このことば…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第547回 『源氏物語』に「逆さまにゆかむ月日よ」という言葉があります。 過去をくよくよ思っても仕方ありません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 『いのち』…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第546回 信ずるとは心も体も浄(きよ)くして六根清浄(ろっこんしょうじょう)になり、宇宙の生命と一体化することです。自分を無にして、相手方に全身全霊を投げ出すことです。それが南無…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第545回 あと1年と医者から宣告されても、なにくそという気持ちで2年も3年も生きたん人をたくさん知っています。私たちの命は定命(じょうみょう)ですから、先のことは考えずにおまかせ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第544回 仏教では、因と果を結ぶ間に縁があると考えます。お寺に縁がなかった人でも、愛する人が亡くなると墓参し、あの人は成仏したかと思うようになります。これもみな仏縁です。 瀬戸内…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第543回 自由に生きるとは、心のこだわりをなくすことです。自分の心をみつめて、一つでも二つでもそこに凝り固まっているこだわりをほぐすことが大切です。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第542回 活動家・荒畑寒村は90歳のとき、40歳の女性に熱烈な恋をして、原稿用紙20枚もの恋文を1日に3度出したそうです。失恋に終わりましたが、素敵な人生だとおもいませんか。 瀬…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第541回 鎌倉時代の僧侶、明恵上人(みょうえしょうにん)は「人の悪口を言うより、自分が悪いのだと思いなさい。これが、人の世を渡る智慧というものです」と説いています。 瀬戸内寂聴 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第540回 私たちは自分が不幸になると深く悲しみます。それと同様に、他の人が不幸になったときにも、その辛さを想像して一緒に悲しんであげましょう。それが人間のあるべき姿です。 瀬戸内…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第539回 私たちは、自分が愚(おろ)かなことを自覚して、生涯を通して、少しでも心の中の闇に光が届くよう努力することが、必要なのではないでしょうか。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第538回 仏教は、哲学的なことや神秘的なことを議論して答えを出すものではありません。我々はいかに生きるべきかということを追求する、それが仏教です。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第537回 人間はどこから来てどこへ行くのか、あらゆる哲学はここから生まれました。あらゆる宗教も原点は同じです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 『いのち』…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第536回 傷つくことを恐れていては、人を愛することなどできません。勇気を持ってください。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 『いのち』 瀬戸内寂聴 講談社刊…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第535回 科学が進歩することは全部プラスとは言い切れません。そのプラスマイナスをどうすり合わせていくかが、私たちの本当の知恵なのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第534回 女性が鬼に惹かれるのは、自分の内に棲む鬼の存在を男性よりも自覚しているからかもしれません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 『いのち』 瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第533回 出家すると、仏が常に自分を見ているという「畏(おそ)れ」を感じるようになります。世界中の人がこの「畏れ」を感じるようなれば、犯罪や戦争はなくなるはずです。 瀬戸内寂聴 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第532回 生きるということは、自分の心をなだめすかして付き合っていくしかないのでしょう。仏教では、「心を修行で鍛え、調整し、あらゆるこだわりから解き放て」と教えます。 瀬戸内寂聴…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第531回 私たちは時代を経るとともに、知識や教養を身につけた反面、無心に信ずる能力を失ってしまいました。信の足りないところに、神仏のお力は及びません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユー…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第530回 思い立ったが吉日です。今やってごらんなさい。人間は小さな体の中に才能をたくさん持っています。才能は死ぬまで見つけてくれるのを待っていますよ。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユー…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第529回 悪い時といい時は交互にやってきます。いい時が続いたら、ちょっと気を引き締めて運命が変わる時に慌てないような心の準備をしておきましょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第528回 ワクワクするのに一番効果的なのは、恋愛をすることです。恋愛は、人生を一瞬にしてバラ色に染め上げます。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ 《瀬戸内寂聴 新刊情報》 『いのち』…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第527回 苦しみの中にあっても泣き言をいわず、甘えず、仏の教えを信じて耐え抜いたとき、その人は予期しなかった心の平安を与えられていることに気づくはずです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤…