東京の観光地といえば、ベスト3に必ず入るのが港区お台場。
夏休みを迎えた今、沢山の人で賑わっています。
埋立て地らしい、定規で線を引いたように真っすぐな区画。
モノレールがぐるりと走り、その周りに個性的でおしゃれなビルが立ち並んで、どこか現実離れした近未来的な雰囲気。
江戸時代ここに砲台が造られたなんて信じられません。ベリー率いる黒船の再来に備え大砲で迎え撃とうとしたのだそうです。
それから何百年も経って、今やお台場は近未来的なウォータフロントとして、国内だけでなく、海外からも平和な観光客が訪れる名所になりました。
シーサイドモールでショッピングを楽しんだり、海辺を散策したり、ウッドデッキで海からの風を感じながらお茶やランチをしたり…。
都心なのにまるでハワイのようなリゾートにいる気分を味わえます。
特に、日本科学未来館には、1階から7階までに1日では回りきれないほどの様々な展示物がありますよね。
世界で今起きていることを科学の視点から理解し、これからどんな未来をつくって行くかを考えるためにつくられたまさに科学で未来を考える場所。
単に展示をみるだけでなく、実験や体験もでき、ノーベル賞でもおなじみのスーパーカミオカンデの10分の1の模型や、宇宙住居の模型には実際に入ることもできます。プラネタリウムもあります。
そして、1日4回あるロボット=ASIMOのショーは大人気!
日本科学未来館のシンボルである青い地球=ジオ・コスモスを背にASIMOが走ったり踊ったりする様子をみると、SF映画の中に入ってしまったような錯覚に陥ります。
さて、そんなお台場の中でこの夏、知らなかった良さに気づいてしまったのが、日本科学未来館。
先日もご紹介しましたが、今までは企画展や新しいコンテンツなど決まった場所ばかり見てきた私が思わぬ発見!をしました。
誰にも言わないで、そっと自分だけの秘密にしておこうとも思ったのですが、やっぱり我慢できないのでこれを読んでくださった“あなた”にだけ、そっとお話してしまいます。
実は、今回初めて行ってみた日本科学未来館7階の展望ラウンジは特におすすめ!
東京湾の入り江をはさんで都心が望め、お天気がよければ東京タワーと東京スカイツリーが同じ大きさで見えます。
お台場の喧噪越しにみる都会の摩天楼は、いつもとはちょっと違う東京の顔で、外のデッキにも出られるんです。
ラウンジにはレストランも併設されていて、科学に関連したメニューはもちろん、なんと出汁バー、醤油バーまであります。
かつお、こんぶ、にぼしにとり…あなたはどんな出汁がお好みですか?
日本人にとって出汁は生活の一部で当たり前のものですが、出汁文化が珍しい外国の方にとっては不思議な物で、とても人気があるそうです。
出汁の飲み比べなんてなかなかできるものではありません。
この際、私たちも飲み比べてみませんか?出汁の奥深さを垣間みることができそうです。
さらに、お醤油も普通家には1~2種類しかありませんよね。試してみませんか?
ガラス張りで明るく広々とした展望ラウンジには、ゆったりと沢山のテーブルセットが設置されていて、なんと、お弁当を持ちこんでもいいんです。嬉しいですよね。
5階にはおしゃれなブックカフェもあります。スタッフの方がお勧めする本が並んでいます。
赤ちゃん連れにも安心なスペースも用意されていて、授乳もオムツ替えもOKです。
科学に触れ未来を考える場所だけに、未来を背負った子ども連れにもとにかく優しい日本科学未来館。
暑い夏にも安心して行けるお台場のおすすめスポットです。
「ひろたみゆ紀・空を仰いで」
たったひとつ眩しく輝く大きな太陽、おぼろげに優しい光を放つ月、一つ一つは小さいけれど幾千幾万という圧倒的な数でキラキラ輝く星たち…空の主人公たちです。
晴れの日もあれば曇りや雨の日、そして嵐の日もあり、毎日刻々と表情を変え、一つとして同じだったことがない空。
その空に輝く太陽・月・星も毎日姿を変えています。空には果てしないドラマがあるのです。そして、私たちの世界もまた同じ。同じような毎日でも一日たりとも同じ日はありません。ひとりひとりに果てしないドラマがあります。
ここでは、人一倍空から遠いちっちゃいひろたが、空を見上げるように、低いところからいろんなものを見上げてひとつひとつドラマを探しにいきます。プロフィール
栃木県出身。NHK宇都宮放送局のキャスター、レディオベリー(エフエム栃木)のパーソナリティを経てフリーへ。
以降ニッポン放送のパーソナリティやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。
2009年には韓国に語学留学。両国の文化を身につけパワーアップして活動中。