TBSラジオの「パックインミュージック」、文化放送の「セイ!ヤング」、そしてニッポン放送の「オールナイトニッポン」。
いずれも1960年代にスタートし、ライバル関係の中で深夜放送の代名詞として若者文化をリードした3つの名番組がジョイントして、アーティストが集った大規模イベント「パックインミュージック×セイ!ヤング×オールナイトニッポン オトナフェス 深夜放送まつり」が幕張メッセ・イベントホールで今日22日開催された。
3局がタッグを組み、この3番組の名前を冠した共同イベントを開催するのは1970年9月に日比谷野外音楽堂で開催された「深夜放送まつり」以来46年ぶり。
あいにくの雨模様にも関わらず、当時の深夜放送を懐かしむ、5,000人のリスナーが集結し、会場は熱気に包まれた。
開演とともに「パックインミュージック」、「セイ!ヤング」「オールナイトニッポン」の番組テーマソングが会場に響くと一気にリスナーはヒートアップ。さだまさし、森山良子、南こうせつの3人によるママス&パパスの「夢のカリフォルニア」でイベントは幕を切った。
深夜放送のスピリットを次世代に繋ぐアーティスト、ラジオパーソナリティとして登場したナオト・インティライミ、ゴスペラーズによるライブで会場が盛り上がった後は、深夜放送を彩ったレジェンドアーティストたちが次々と登場、
由紀さおり、泉谷しげる、森山良子、南こうせつ、さだまさしが圧巻のステージを繰り広げた。
各アーティストのステージの合間には各局の深夜放送を担当したパーソナリティ、吉田照美、小島一慶、白石冬美、斉藤安弘らが登場し、当時の話を展開すると、途端に会場の空気がタイムスリップ。「深夜の解放区」と言われた懐かしい空気に会場に訪れたリスナーは笑顔に包まれた。
5時間半にもおよぶ長時間のイベントは、出演者と5,000人のリスナーが一体となって、「翼をください」「上を向いて歩こう」を大合唱しパーソナリティとリスナーが共有した熱い時代が復活して締めくくられた。
『パックインミュージック×セイ!ヤング×オールナイトニッポン オトナフェス 深夜放送まつり』
主催・企画・制作:深夜放送まつり実行委員会
2016年9月22日(木・祝)午後1時~午後6時半 幕張メッセ・幕張イベントホール 来場者約5,000人
出演:さだまさし/南こうせつ/森山良子/泉谷しげる/由紀さおり/ゴスペラーズ/ナオト・インティライミ/小島一慶/白石冬美/吉田照美/斉藤安弘/上柳昌彦