グループにはメンバーと運営というメンバーならざるメンバーが存在する。より良く光の当たる新しい道を見つけエスコートするのが後者であって、若き才能の塊達を活かせるかどうかの半分はその積み重ねであり、残り半分が前者のポテンシャルと運である。
どうも、工藤大輝です。連載2回目となります今回ピックアップさせていただくアイドルは…完全なる進化と成長を遂げたiDOL Street第二の刺客。Cheeky Paradeさん。そしてその新曲「Hands Up!」でお送りします。
Cheeky Parade / Hands Up!
記憶に新しいアイスト新体制。新体制発表時未デビューのわーすたちゃんを除き、スパガさんやGEMさん等メンバー変動があったグループで唯一新メンバー加入がなかったグループ。真凛さんと真梨耶さんのLA留学を経て9人から7人に。そんな新生チキパさん、コンセプトチェンジを経てから一枚目のシングル。僕個人としては「最高」の一言に尽きます。
今までのチキパ楽曲は怒涛の高速BPMシンセに変則的な曲調がメインとなっていましたが、今回はガラリと一新。ロック要素を強めに押し出しつつも進行はあくまでポップス。そしてリフもキャッチー。チキパさん史上上位に入るほど覚えやすくライブで乗りやすい。跳ねやすい。
可愛さを残しつつも攻めの姿勢を崩さず、その上でメロディラインはポップであってこそグループの方向性が分かりやすく見えてくるものだと思っています。「SUPER STAR」や「片想いファクトリー」(特に限定版のボサノバver)など可愛い要素の強い曲が好きな個人的好みというのもありますが。笑 その点やはりチキパさんの最たる「攻め曲」に関してはヒゲドライバーさんの楽曲に間違いはなく。
そして衣装も全員パジャマというコンセプトの徹底ぶり。いやーパジャマ可愛い!しかも大人になりつつあるメンバーが着ることによってセクシーとキュートのどちらも垣間見ることができて、狙ってか偶然か、どちらにせよ素晴らしい衣装コンセプトだなーと感心してしまいます。このタイミング且つこのメンバーにパジャマだからこそ意味がある。スニーカーでダンスも踊りやすそうですし、ジャンプで腹チラの確信犯には誰もが一度は引っかかること間違いなし。そちらの程はライブでチェックしていただくとして。
MVもシンプルイズベストの中にちゃんと主張があって、とても観やすい作品になっているのではないでしょうか。暗闇でのメンバーとCGとのイメージシーンも表情が今までより大人になっているのが良く見てとれますし、何より凄いのはメインのダンスシーン。このパターンの見せかたはダンスの基礎スキルが高くないと上手く見えませんが、そこはチキパさん。さすがの安定の高スキル。
この曲の振付、ロッキングやパンキングを取り入れながら飛んだり跳ねたりがとにかく多い。RockとLockをかけてるんでしょうか…まぁそれはさておき、イントロでロッキングを織り交ぜた怒涛のルーティンを見せつけたあとAメロからまさかのソロ回し。この時点でもう中々ない構成なんですけど、捲したてるようにBメロでオーディエンスと一緒にできる振付を挟んでから、サビでまた追い込むような飛んだり跳ねたり。2番も殆ど同じ構成。これ、消費カロリーとんでもないです。
ちなみに、サビの「Hands up! Hands up! Hands up!」の部分は真似しやすいキャッチーな振付ですが、僕が好きなのはその後に来る「全部の神経をさぁさらけ出して」の部分。ここ、カッコ良さとセクシーさを出すのは難しいはずなんですけど、それをメンバーはニコニコしながら軽がるやってるんですから。
現時点で既にアイストの中で最もカッコ可愛いが似合うグループになってきているんじゃないかなと思います。この一枚目の勢いを止めずに新体制が指し示す方向に向かって進んでいけたらきっと新しい道が開けそうで、今後が楽しみです。そして、なにより僕はライブに早く行きたいです。
ということで今回はこの辺で終了とさせていただきます。また次回も楽しみにしていただけると幸いです。
したっけ。
【Da-iCE 10th single「恋ごころ」 2016.11.2(水) Release!!】
【LINK】
①9th single「パラダイブ」Music Video
②4th single「もう一度だけ」Music Video
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