ロシア・ワールドカップ・アジア最終予選のイラク戦が明日6日に行われます。いよいよ明日の試合から長友選手が復帰。
9月の2戦は右ふくらはぎの負傷で辞退していますが、負傷については「試合に出ていたよりも、きつい練習をしてきた。安心してください」と、ニヤリと答えました。
4日、イタリアからの帰国には、約150人のファンが成田空港で出迎えました。長友は一人ひとりにサインをし、2ショットをするなど、相変わらずの神対応で感謝の気持ちを表しています。
9月12日、長友は30歳の誕生日を迎えました。この日、イタリアで、報道陣へこんな話をしている。「一般社会では、30歳だったらまだ若造でしょうね。でも、サッカーの世界ではもうベテラン。いろいろと思うことがある」。
昨シーズン、長友は何度か肩の脱臼を経験しました。同時に、強じんにみえても、故障が多かった。やはり、年齢を意識する出来事があったようです。
これまで、イタリアではお姉さんが食事の面倒などをみてきましたが、スポーツ選手として体を作り上げていくためには、食から見直さなくてはいけないと今年から管理栄養士をつけるようになりました。そして宣言したのが、「白い砂糖を断つ」。甘味は、フルーツとはちみつでとっているそうです。
イタリアへ移籍して以来、現地の生活にすっかり慣れた様子ですが、胃と腸が弱っていると実感することがあるようです。
イタリアでは食べることについては「たらふく」ということが頭につくくらいに楽しみます。現地で食事をした方ならばおわかりのように、前菜から、2皿目がパスタでこの量がすごく、これだけで満腹になってしまうのですが、そこからメーンディッシュが出て来て、ドルチェで締めくくる。栄養の過剰摂取となるわけです。そんなことでイタリアの人は、朗々といい声で歌い上げるような体格になってしまいがちです。
しかしスポーツ選手はそうはいかないということで、年齢も30歳、サッカー選手としてはいい年齢であることを自覚して、専門の管理栄養士をつけてメニューを立てることになったということです。
焼き魚と肉を一緒に、そしてきのこや海草、納豆などを多く加えて、食事を改善。すると、「体と脳がすっきりしているのが、よくわかる」と長友は話しています。
「この人が私のアモーレです」と言うような男ですから、さすがに面白い表現です。
170センチと小柄ですが、驚異的なスピードを誇る長友佑都。体質改善で、サイドバックというのは近代サッカーでは最も過酷なポジションです。そこを30歳でこなすということが長友の使命ですが、裏側ではこんな苦労があるのです。
10月5日(水) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」