ファイターズが大好きで
「ファイターズ以外でプレーする考えは一切ない」
と言うレアード。
元メジャーリーガーの肩書はあるものの、3シーズンで出場したのは53試合。打率1割9分7厘、本塁打6本を打っているだけです。
昨日は8回に勝ち越し2ランを放ち、「ファイターズ、ダイスシ」と言ったヒーローインタビューも忘れられません。
「今後もみなさんを喜ばせたい。ホームランを打っていきたい。ありがとうございます」
と、日本びいき、チーム愛溢れるスピーチでした。
今シーズンは39本のホームランを打ち、初のタイトルを獲得。6番以降の打順でホームラン王となったのは、日本のプロ野球史上初めてです。
メジャーリーグでの実績は低く、当然のように、あまり期待が高かったとは言えません。年俸が6,000万円。昨年の6月までは日本の投手にタイミングが合わずに打率が2割を割ってしまった。フロントからも見放されたにもかかわらず、我慢強く起用し続けたのは、栗山監督。長打力が魅力で、何よりも守備がうまい。サードではチーム内に勝る存在が見当たらず、とにかく肩が強かった。
それでも凡打を繰り返し、落ち込んでいたレアードを元気づけようと、ある日、内野守備走塁・作戦担当の白井コーチが「寿司でも食べに行こう」とススキノへ。その際、店主から「元気を出せ。打席に入ったら、寿司を握れ」と励まされたそうです。
直後の試合で、3塁コーチャーズボックスの白井コーチが、ブロックサインの最後に寿司を握るジェスチャー。
「バッターボックスでは、神経を集中しているから、白井さんがそのポーズをしたとき、思わず吹き出して…。そうしたら、力が抜けてとても楽に打席へ入れるようになった」
とレアード。
今季は1億円プレーヤーに。来季から2年契約を結び、年俸は3億円に跳ね上がるということです。
10月27日(木) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」