小田原と笹どちらのかまぼこも大好きです!【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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『小田原カマボコ』の“小田原”とは神奈川県の地名です。
“蒸したカマボコ”の代表が『小田原カマボコ』と言われています。

『小田原カマボコ』の誕生の由来ですが、江戸時代後半この地方では沿岸漁業が盛んになったこともあってお漁の獲れる量が凄く増えたそうです。
そこで余ったお魚の処理方法として、既に西日本で作られていたカマボコを参考にして小田原でも作り始めたと考えられています。
最初は他の地方のカマボコと同じように焼いて作っていましたが、その後、様々な改良が加わって現在のような“板付きの蒸しカマボコ”になったそうです。

続いて『笹かまぼこ』です。宮城県の名産として知られていますが、お魚のすり身を笹の葉の形にして焼いたカマボコです。
明治時代後半、宮城県沖の海ではヒラメの大漁が続いたそうです。ところが当時はお魚を保存するための設備が今のように十分ではなかったので、せっかくの高級魚のヒラメもすぐに鮮度が失われてしまうため、“ひと山いくら”で叩き売りの状態だったそうです。
それでも売れ残ってしまうため、仙台のカマボコ屋さんがヒラメを使ってすり身を笹の葉の形にして焼いたのが『笹かまぼこ』の始まりと言われているそうです。

当時はその形が舌(ベロ)に似ていることから『べろかまぼこ』や手のひらに似ていたので『手のひらかまぼこ』と呼ばれていたそうです。

その後、昭和の時代になると、旧仙台藩主・伊達家の家紋『竹に雀』から、『笹かまぼこ』と呼ばれるようになったそうです。

小田原かまぼこも笹かまぼこも大好きです!

(2016/11/17放送分より)

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