「ずっとヤクルトでプレーしたい」2年連続トリプルスリー・ヤクルト・山田哲人内野手(24歳)スポーツ人間模様

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2016年のプロ野球。
言うまでもなく、史上初の2年連続トリプルスリーを達成したヤクルト・山田哲人内野手、133試合に出場して、打率3割4厘、38本塁打、102打点、30盗塁とこれは立派な成績です。
2年連続トリプルスリーは、メジャーリーグでも2人が達成しただけ。加えて、複数回達成も日本初です。

ヤクルト・契約更改-山田哲人

ヤクルト・契約更改-山田哲人 写真提供:産経新聞社

当然のように、年俸更改では1億3,000万円増の3億5,000万円に。
ヤクルトの日本人選手では過去最高額になりました。
さらには、複数年契約を提示されましたが「ぼくは気持ちがコロコロ変わるから」と冗談めかしてあえて単年契約を選択しています。

二人三脚で指導を受けた杉村コーチ、三木コーチなど、指導者に恵まれたことは確かですが、忘れてはならないターニングポイントは、2軍監督時代の真中監督がショートから2塁手へコンバートする決断をしたことです。

なぜなら、山田はショートからのスローイングにずっと悩んできたからです。もし、そのままだったら、果たしてトリプルスリーなど夢物語として終わっていたかもしれません。2塁守備をマスターするのは、それなりの努力が必要だったことでしょうが、こちらはメキメキとうまくなりました。
今シーズンの守備率は、9割9分0厘で、5失策。ゴールデングラブ賞は、広島・菊池が獲得していますが、4失策でした。17年以降、山田は名手を脅かす存在になることは間違いないでしょう。

すでに2年連続トリプルスリーを達成したことで、山田も自信を深めた様子。次なるターゲットは、40盗塁、40本への挑戦。
「楽な数字ではないけど、山田ならクリアする。」
とコーチ陣はタイコ判を押していますが、ただひとつ気をつけなければならないのはデッドボール(死球)。
今年8月は死球の影響で10試合欠場しています。

来年3月に開催されるWBC日本代表へも選出され、メジャーリーグからも、より注目を集めるショーケース。
「ずっと、ヤクルトでプレーしたい。」
と口にして、それほど、移籍願望はないように思えますが、ここまで年俸が急騰すると、周囲がそれをゆるさない状況に…。
ファンも、日本ハム・大谷同様に、メジャーでプレーする姿が見たい、そんな声が大きくなってくるはずです。

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12月29日(木) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」

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