【連載:工藤大輝と偶像音楽論。】第5回
あけましておめでとうございます。
いよいよ2017年。
思い返せば2016年も怒涛のアイドル界だったのではないでしょうか。いや、毎年そうなのかもしれない。脱退、卒業、解散、結成、休止、何もないほうが違和感を感じるほどアイドル界のバイオリズムは不安定です。
2016年1月7日に乃木坂46の深川麻衣さんの卒業発表がされ、そして10月20日の橋本奈々未さんの卒業発表と、3期生や欅坂46さんなど新時代の動き出しが福神2人の卒業に挟まれる形となったのが印象深いです。
AKB48本体の高橋みなみさんや島崎遥香さん、小嶋陽菜さんもそうですし48グループは本当に変動が激しかったです。モーニング娘。’16さんの鈴木香音は「泡沫サタデーナイト」という最高の楽曲を残しての卒業となりました。°C-uteさんの解散発表も衝撃的でしたし、9nineのセンター川島海荷さんの卒業もあったりと、ニュースが止まりませんでしたね。
iDOL Streetの新体制ではSUPER☆GiRLSさんやCheehy Paradeさん、GEMさんの大きな人数変動がありました。留学など珍しいパターンの変動だったのも印象深く変化が著しいです。
その一方で確実に輝き始めた新世代。
まずは少数精鋭、新しいアイストの刺客わーすたちゃん。制作を何から何までとんでもないクリエイターがバックアップしてるのにもかかわらず、大人にやらされてる感を全く感じさせないメンバーの努力と底力。ルックス、スキル、確実に新時代。2017年も爆発するでしょう。
そしてバラエティで最も世間を賑わせたイロモノ2人組を忘れてはいけません。生ハムと焼うどんちゃん。カワイイ・面白い。掛け合わせが今までにないパターンでした。セルフプロデュースのメリットを活かした活動スタイルで確実に集客を伸ばしています。デメリットに負けずスタイルを崩さず右肩上がり続けて欲しいです。
最後は昨年クリスマスに圧巻のワンマンライブを行なった、欅坂46さん。去年は凄かった。濃厚な一年だったと思います。「サイレントマジョリティ」ではじまり「二人セゾン」で終わる。フェスやイベント多数出演して、ドラマもやって、TV番組もしっかりと抑え、露出という露出全てやり通し経験値を稼いでいましたね。デビュー1年目にしての紅白出場にも驚きでした。今年も一挙一動が楽しみです。
2017年はどうなることでしよう。
先のことは誰もわからないですが、アイドル業界は来年も色んなニュースがあることでしょう。その一つ一つを楽しむ姿勢で応援できれば幸いです。
ということで今回はこの辺で終了とさせていただきます。
また次回も楽しみにしていただけると幸いです。
今年もよろしくお願いお願いします。
文:工藤大輝
※ニッポン放送アナウンサー吉田尚記をアイコンとしたカルチャー情報サイト「yoopy」より転載