買い替えシーズンの春に向けて!結局、格安スマホって何?【ひでたけのやじうま好奇心】

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最近テレビやお店で見かけることが多い「格安スマホ」。
実際のところ、「何が安いのか?」「どうして安いのか?」「安くてサービスは大丈夫か?」という疑問をお持ちの方も多いはず。
でも、一般的なスマートフォンの月額利用料は約6,500円。
少しでも安くなるなら格安スマホを使いたいと思っている人もいると思います。

これから春にかけては、スマホの購入や買い替えが増える時期。
そこで、スマホ選びの選択肢として「格安スマホとは何か?」をざっくりとご紹介します。

まずは日本のスマホ事情を少し。
日本の大手通信会社といえば「ドコモ」「au」「ソフトバンク」の3キャリアですが、このほかに、これらの企業の通信回線・ネットワークを間借りしている「MVNO」という事業者があります。日本にはこのMVNOが550社以上もあるそうで、最近、スマホとは関係ないと思っていた企業がスマホをウリにしているのは通信回線を借りているからですね。

スマートフォンとSIMカード

スマートフォンとSIMカード

では 続いて、「スマホ」そのものについてのお話。
そもそも「スマホ」は、「本体」と「SIMカード」のセット。
SIMカードは、簡単に言うと「電話番号などの固有の情報が書き込まれているICカード」のこと。少し乱暴にいうと、SIMカードがないと本体は箱です。
つまり私たちユーザーは、「SIMカードと契約をしている」とも言えます。

で、回線を借りている事業者は、簡単にいうとこのSIMカードを販売しています。
しかも、それらの事業者が提供しているSIMカードの利用料金は、大手通信会社のモノよりも「安い」場合がほとんどです。
大手は、通信施設の設置やメンテナンス、各種サービスの開発、ショップ展開など多くの費用がかかりますが、MVNOの事業者はこれらの費用を抑え、ユーザー数に応じて必要な分だけネットワークを借りるなどして、SIMカードの利用料金を安く設定しています。比較すると利用料金を3分の1程度に抑えられると言われます。

その利用料金の安いSIMカードが、よく聞く「格安SIM」と言われるモノで、一般的に、この「格安SIM」を使ったスマホが「格安スマホ」と呼ばれます。

いま使っているスマホがドコモなら、ドコモ系の格安SIMに取り換えれば、そのままドコモの回線を使いながら、利用料金をMVNOが提供する安いプランに変更できるわけです。これこそが「格安スマホ状態」です。

また、どこの電話会社のSIMでも使える「SIMフリー端末」というものもあります。
こちらも従来の本体よりも安いものが多いので、「SIMフリー端末」の本体と、「格安SIM」を組み合わせれば、まさに「格安スマホ」になります。

こうなると「格安スマホ」がお得と思われますが、メリットもデメリットもあります。
メリットはまず月額利用料。通常の3分の1程度で利用できる場合が多いです。
また基本的にネットワークは大手から借りている状態なので品質はほぼ同じ。
さらに よくある「2年縛り・契約自動更新」のない事業者が多いです。

デメリットは、格安SIMの月額使用料には通話料が含まれていないケースが多く、通話料金が大手に比べて割高です。よくスマホで電話をする人は、大手の方が安く済む場合もあるそうです。また格安SIMを提供する事業者の中には実店舗を持っていない、実店舗が少ないところもあるので、相談やサポートに戸惑う可能性も…。

ざっくりと格安スマホを調べてみましたが、やはり何かと難しい…。
ほかにも、伝えるべきことは たくさんありますが、今回はこの辺で。

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大手から通信回線を借り受けるMVNOが飛躍的に増加してことで、選べる料金プランやサービスなどが格段に多くなっているのが今のスマホ業界。
料金を選ぶのか?安心を選ぶのか?自分にはどんなプランやサービスが必要か?
自分とスマホの関係を見直すことが求められている時代です。
買い替えを検討している方は、格安スマホも含めて、よく検討してみてください。

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2月9日(木) 高嶋ひでたけのあさラジ!三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より

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