昨日20日は、長嶋茂雄さんの誕生日。81歳を迎えました。
昭和41年の春、初めて見た長嶋さんは後楽園の1塁側のベンチの奥に座っていました。後で考えるとベンチの中は暗かったはずなのに長嶋さんの周りは光が溢れているように見えました。あの日の感動は忘れることができません。
健康を害したり、不運なこともありましたけれど、大変なリハビリで努力をしてあくまでも前向き。長嶋魂は一つも変わっていません。
2月11日、長嶋名誉監督は巨人の宮崎キャンプを訪れて、恒例となっている「勝つ」を1度に4回連呼(投手、野手別ですから、計8回)しました。
宮崎といえば、ひと昔前は巨人が当たり前でしたが、最近は、ソフトバンクがお目当てというファンが連日、巨人を上回っています。しかし、この日の巨人キャンプの来場者は2万5000人。同じ、宮崎市でキャンプを行っているソフトバンクよりも4000人多かった。長嶋さんが来る! それだけで観客動員までが違う。やはり、ミスター・ベースボールです。
さて、誕生日について、質問されると、決まって長嶋さんが話していたことがあります。
「生後6日目に2.26事件があって、確か雪が降っていたんです。ヘッヘッヘッ…」。
千葉県印旛郡臼井町(現佐倉市)の出身で、兄1人、姉2人の4人兄弟の末っ子でした。誕生時は2600グラムだそうですから、それほど大きかったわけではありません。
臼井小時代、登下校時に必ず行っていたのが、二宮尊徳(金次郎)像に一礼。学友によると、「長嶋さんは金次郎の大ファン」とのことです。何しろ、ご自宅の庭には金次郎像があるほど。ただ、最近はかつて学校で見られた像とは違うものが増えたとも言われます。
薪を背負って歩きながら本を読む。勤勉の象徴のポーズですが、「歩きスマホを連想させる」とクレームをつける保護者もいる。
そんなことから、最近は金次郎像でも、座って読書する像が多くなりました。長嶋さんはそんな風潮をどう、感じているのでしょうか。
2004年3月4日、脳梗塞を発症。後遺症が大きいといわれる心原性脳塞栓症でした。以来、リハビリの毎日。現在は、トレーナーとともに、近くの公園で午前7時5分になると、姿を現します。この時間、散歩をしているシニア層が多く、遠目にしながら、「長嶋さんも頑張っている。私たちも頑張らないと」。そんな声がたくさん聞かれるそうです。無言のメッセージを送り続けているのも、長嶋さんならではです。
キャンプ訪問では、高橋監督が常に寄り添っていた姿が印象的でした。オフには、30億円ともいわれる補強を行った巨人ですが、長嶋さんは、「まったく、足りません」と関係者に漏らしているそうです。
2月21日(火) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」
2/20(月)~24(金)
高嶋ひでたけのあさラジ!は
『Why American People!アメリカ人に本音を直撃 神か悪魔かドナルド・トランプ』
アメリカファースト、大統領令の乱発、威嚇的な外交…
世界中が注目するトランプ大統領。果たしてアメリカ人はどう見ているのか?
アメリカは変わるのか?私たち日本はどうしていくべきなのか?ケント・ギルバート、パトリック・ハーラン(パックン)、ダニエル・カール、チャック・ウィルソン、ピーター・ランダース
日本で活躍するアメリカ出身の著名人の本音に直撃します!