引退まであと17場所!大相撲横綱・白鵬翔(31歳) スポーツ人間模様

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12日の日曜日に初日を迎える大相撲三月場所。やはり注目は、新横綱の稀勢の里ですが11日、32歳の誕生日を迎える白鵬も負けてはいません。一連の稀勢フィーバーに、

「あんなのは時間の問題。元々、相撲は大関が最高位だった。それを5年もつとめあげたのだから立派です。ただ、自分も燃えている」

と、どーんとこい、といった様子です。

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稽古で意地をぶつけ合う白鵬(右)と稀勢の里=2017年3月8日 大阪市港区の田子ノ浦部屋宿舎 写真提供:共同通信社

最大のライバルを知るために、8日は田子の浦部屋へ異例の出げいこを行ったのも意気込みが伝わります。前日までのけいこで左眉の横を11針も縫う裂傷を負っている稀勢の里。当初は、白鵬とのけいこを見送るつもりだったのですが、先輩横綱の白鵬に「稀勢、こいっ」と指名を受け、計6番。宮城野親方のびっくりした表情が印象的でした。

「東京オリンピックまでは現役でいたい」と何度となく漏らしていた白鵬ですが、今場所前から現役を、「あと3年」と明確に口にしました。さらに、「あと17場所」と区切って自身を鼓舞している。

言いかえれば、稀勢の里との真剣勝負が、あと17番。「まぁ、(勝敗は)五分五分でいいか」としながらも、右頬だけでニヤリとしたのは、それだけ自信がある証拠でしょう。魁皇の持っている歴代最多勝利記録にも28と迫っています。

さて、引退時期を口にすれば、気になるのはその後。親方として相撲界に残るとしても、まずは帰化をして日本国籍を取得しなければなりません。ところが、白鵬はモンゴル国籍のままで指導者へ転じることが、自身が思い描いているプランです。

これまでにも内弟子を3人取るなど、アピールをしています。そうはいっても、八角理事長は、「白鵬が決めることだ」と、これまで通りを強調。まったく進展はなし。発言力を増すためには、やはり存在の大きさをアピールしなければなりません。さまざまな思惑を抱いて、浪速の春を迎える横綱白鵬です。

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3月10日(金) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」

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