1,000人を超える大訪問団!サウジアラビア国王が来日した目的は? 高嶋ひでたけのあさラジ

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3/13(月)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!④

サウジアラビアの莫大な蓄えの運用システムを日本政府が提供
7:10~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター須田慎一郎(ジャーナリスト)

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羽田空港に到着し、エスカレーター式のタラップを使って飛行機から降りるサウジアラビアのサルマン国王(手前左)=12日夜(代表撮影)写真提供:共同通信社

飛行機10機 ホテル予約1,000室以上 ハイヤーおよそ500台!

サウジアラビアのサルマン国王が昨日公式訪問の為羽田空港に到着しました。関係者1,000人を超える大訪問団を率いる超豪華な来日となりました。

畑中)10機以上の飛行機に分乗してやって来ましたこの1,000人を超す人たち、東京都内の高級ホテル1,000室以上を予約とハイヤーおよそ500台、東京都内だけでは足らなかったようです。何よりも飛行機のタラップがエスカレーター式ということでサウジアラビアが事前に用意したようです。こちらは度肝を抜かれました。サルマン国王は今日安倍総理大臣と会談する予定で、経済協力などが盛り込まれた日・サウジビジョンを公表する予定ということです。

高嶋)須田さんは今回のサウジアラビア国王の腹の中心にあるものは何だと思いますか?

須田)日本からどういった形で経済協力…お金じゃないですよこの場合は。いろいろな形での運用や技術、そういったものをどのように提供してもらうのかというのが最大のポイントだと思います。

高嶋)サウジアラビアという国自体は今どうなのですか? アメリカでシェールガスが出てしまうとかロシアの天然ガスとか、いわゆるオイルマネーでウハウハ言っている時代じゃないじゃないですか。

須田)ただ石油に関しては原油価格が下落したので、国の財政としてはとりあえず年間の収支としては赤字なのですが、過去莫大な黒字の貯えがありますから、金庫の中に金が唸っているのですよ、今でも。だからそれをそのまま使っていったらどんどん金庫の中の金が無くなっていくから、そのお金をどうやって運用していったら良いのか、これが今回最大のポイントなのです。

 

日本とサウジアラビアの経済関係~イスラム圏と付き合う為のシステム

須田)ただイスラム教というのはひとつ独特な所があって、利息・利子を取ることができないのですよ。だからお金を貸してその利子を取ることができないものですから、そこで「イスラム金融」という特別の仕組みが必要になる。これは予てから日本政府がその運用の仕組みを提供してきたという経緯があるのです。「ハラル」というものがありますでしょう、同じ豚でもお祈りをしたイスラム教徒の食べて良い豚ですよという手続き、そういった手続きを経ないと分配金というか、利息は貰えないのですね。

高嶋)利息もお祈りするの?

須田)お祈りという訳ではなくて、仕組みをイスラム的に作っていくという。だからどうも聞いているとマレーシア、ここもイスラム圏ですが、ここに一旦お金をプールして日本がノウハウを提供する。これ共産国はだめなのですよ。共産国もまたイスラム教に抵触してしまうそうで、そこは日本が全面的に関与していくということになると思いますけどね。

高嶋)アメリカがトランプさんに代わりましたけど、オバマさんのことは大嫌いでしたよね、サウジアラビアは。これで変わりますかね?

須田)アメリカとの関係が相当微妙になってきます。どうしてかというと中東エリアからどんどんアメリカが引き始めていますからね。

高嶋)じゃあ日本もバランス取るのが大変ですね。

須田)ただここはかなり積極的にこれまでも取り組んできましたからね。

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高嶋ひでたけのあさラジ!
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