3/15(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!②
稲田防衛大臣はなぜ安倍総理からの信頼が厚いのか?
7:02~ひでたけのニュースガツンと言わせて!:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)
森友学園訴訟 夫の代わりに出廷をしていたと答弁を訂正
稲田防衛大臣)夫の代わりに出廷したことを確認できましたので、訂正しお詫びいたします。今後とも誠実な答弁に努め、職務に当たっていきたいと考えております。
高嶋)稲田朋美防衛大臣が連日槍玉に遭っていますね。(稲田大臣が)弁護士をやっていた時、2004年の12月に森友学園が起こした民事訴訟の第1回口頭弁論に(稲田大臣が)出廷していたという記録が出てきた。夫の代わりに出た、私の記憶が間違っていたので釈明をしたと。それで森友学園の問題でやったけれどもずっと昔の話で、当人にはもう10年程会っていませんというようなことなのですけども。
鈴木)そうですね。まあ答弁がもろに変わってしまった。もちろん謝罪で申し訳ないと言ったけれども「え、何で?」と思ってしまいますよね。
高嶋)弁護士というのはどんな地位の人間が罪を犯してもその人の弁護をする訳ですから、良いのですよね、森友訴訟で弁護をしたって。
鈴木)良い人に付いても悪い人に付いてもそれぞれの立場で弁護する、それが仕事ですからね。そこは問題無いのだけれども、なぜ「やっていない」と言ったか、ここなのですよ。そういうことを言ったということは何か意図があるのではないかという風に思われてしまいますよね。
高嶋)それで、苦し紛れかどうか知らないけれども、10年前に“許し難いこと”をされたと。
鈴木)そうですね、そういうようなことがあったのかなと思わせるようなことをおっしゃっていましたけどね。それでまた益々「何があったの?」ということになる。
一議員とか一個人がこういう風に答弁が迷走するというのはありますが、稲田さんの立場というのは今“防衛大臣”ですから、国防であり安保であり、ある意味日本の顔である訳です。そのポジションの人の喋ることが二転三転する、そこに問題があるのかなという気がします。立場上の責任が今回の答弁の裏側にあるという気はします。
第一次内閣失敗の後も通い続けた稲田防衛大臣高嶋)以前から安倍総理は稲田さんのことを非常に買っています。「最初の女性宰相は稲田朋美なのではないか」ということすら言う人もいた。これは今答弁なんか聴いていると何だか結構もたもたおたおたして「何とかのー……それで、えー」とか頭にちゃんと入ってない感じなのですけど、そんなに賢い人なのですか?
鈴木)安倍さんが一番苦しい時、第一次内閣が失敗してその後、政治家として再起できるのかという時にみんな離れていってしまうじゃないですか。その時でも安倍さんの所にずっと通い続けたのが稲田さんとか、今、官房副長官をやっている萩生田さんなのです。そういう意味では安倍さんとしてはものすごく信頼が厚い。それで彼女を育てようとした。
だから稲田さんは第二次安倍内閣でずっと要職に切れ目なく就いていますよね、一人女性として。そういう意味では育てようという思いはあるのだけど、防衛大臣になってからのいろいろな答弁ぶりだとかそういうことを考えると、安倍さんが育てようと思うのであれば、要職に就けて護り育てるのも大事だけれども、一回厳しく叱って「もう少しちゃんとやって下さい」という、それもまた育てる愛情ですから、そんな節目なのかもしれないですね。高嶋)南スーダンの問題の時に“戦闘”がどうしたこうしたというのも、何かこう、本当に遠く回り回ったみたいな答弁をしてね。
鈴木)そうですね。だから安倍さんが育てるのであれば叱ることも必要かなという気はします。
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