上白石萌音、新生活にまつわる3つの節目を語る「一番背中を押してくれたのが音楽だったんです」

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21日(金)深夜、人気女優の上白石萌音がパーソナリティを務めるラジオ番組「上白石萌音 good‐night letter」の第3回が放送され、これから新生活を送る人へのメッセージを、自身の経験を交えて語った。

上白石萌音、新生活にまつわる3つの節目を語る「一番背中を押してくれたのが音楽だったんです」

毎回1つのテーマについてトークしているこの番組。今回のテーマは「新生活」。4月も3週目に入り、進級、入社、引っ越しなど、様々な新生活が始まる季節ということで、自身のこれまでの体験について語り始めた。

上白石にとって「新生活」というと、これまで3つの節目があったという。

1つ目は、幼稚園入園。当時とてもシャイな子供で、母親にべったりだったという上白石は、3歳になって幼稚園に入ることになったときに、頑なに行きたがらなかったそうで、「お母さんにくっついて離れなくて、幼稚園の送迎バスが大幅に遅れるっていう。遅延の原因になってました(笑)」と当時の様子を語った。しかし、いざ幼稚園に行き始めて友達がいっぱいできると、今度は帰りたくないって泣き出すようになったそうで、人懐っこい反面、手のかかる子供だったことを明かした。

2つ目は、小学校3年生で迎えた転校。上白石一家は転勤での引っ越しが多かったといい、何度か転校を繰り返していたが、小学3年生のときにメキシコに行くことになったという。地図上でも把握できないような遠くへ行くことは、当時まだ小さかった上白石にとって、とても大きな出来事だったようだ。

初めての登校の日、映画に出てくるような黄色いバスに乗って学校に向かったそうだが、そのバスがあまり快適ではなく、ガタガタ音がすごかった。初めてのバスの中で自己紹介をした上白石だったが、「上白石」と長い名前なのもあって全然聞き取ってもらえず、何度も自己紹介させされてしまったという。しかし声が通らない状況の中でも、喋りたいことはいっぱいあったそうで、「毎日声を枯らして帰ってきてました(笑)」と話好きな上白石ならではのエピソードを語った。

外国での新生活というと、やはりいろんな障害があり、食事の違いなど戸惑うことも多かったようだ。
だが次第にそんな生活にも慣れていったようで、「メキシコは辛いものが多いんですけど、どんどん現地の味覚になっていって、終いにはドライマンゴーに唐辛子の粉をまぶしたオカシとか食べていました。どんな環境でも、いずれは慣れるんだなってのは学びましたね(笑)」と、人間の適応力の凄さに改めて驚いたそう。

そんな自身の経験を踏まえ、上白石は、「メキシコでも慣れるんだから、新生活不安だな~っていう人、大丈夫!何事にも慣れは来ます。19歳の言葉ですけど、ちょっとは背中を押せたらいいなと思って、この話をしました(笑)」と、これから新生活を送るリスナーへ応援メッセージを届けた。

最後の1つは、最近の大きな出来事、地元・鹿児島から東京に出てきた当時のこと。とても大きな節目で、地元を離れることにすごく寂しさを感じたという上白石だが、そんな彼女を支えてくれたものがあったという。

「中学を卒業して、東京の高校を受験して東京に来たんですけど、すごく寂しくって。鹿児島に住んでた私からすると、東京って、メキシコレベルの外国感?なんて言ったらいいか分かんないんですけど(笑)

本当に遠い国、キラキラした私には無縁の場所ってイメージだったから、これからそこで暮らすっていうのがすごく不安で。仲のいい友達とも、離れなきゃいけなくてみたいな。ずっとここにいたいって気持ちがすごくあったんですけど。

そんなときに一番背中を押してくれたのが“音楽”だったんですよね。当時の、中学から高校にあがる私、地元を離れて違う場所に行く私に、すごく、リンクした曲があって。上京する前の何日間かと、東京での不安だかけの生活を、鮮やかに彩ってくれた、背中を温かく押してくれた曲があるので、その曲を皆さんと一緒に聴きたいなって。新生活を温かく包んでくれる曲なので、一緒に温かくなれたらいいなと思います。

それでは一緒に聴いてください。GReeeeNで『桜color』。

懐かし~!私、ほんとにGReeeeNさん大好きで、私の青春は結構GReeeeNさんでできているところあるんですよね。始まりは確か親友が教えてくれたんですけど、すごく優しい歌詞で。

東京に引っ越してきて3日ぐらい経ったとき、家の周りを散歩しようと音楽プレイヤーをランダムで掛けながら歩いてたら、初めて歩いた道に、桜の木が一本あって、それを見た瞬間にこのイントロがなって、「うわぁ~っ」ってなって。地元のことを思い出したり友達今何してるかなって思って、でもここで生きていくんだって、背中を押してもらった曲ですね。

いい曲いろんな出会いと別れがある春だからこそ、響くものがある曲だと思います。頑張ろう春、頑張ろう新生活。よし、頑張ろっ(笑)」

桜が好きだという上白石は、最近友達と散歩するのが好きで、電車で遠出して散歩しているという。その中で印象的だったのが、3月上旬頃に庭園で咲いていたカンヒザクラ。カンヒザクラは普通に咲く桜よりも濃い色の桜で、ちょっと垂れ下がってるのが特徴だといい、寒い時期に早く咲く桜。

「すごくキレイで、フィルムで撮ったらハッキリした色が淡く霞んでて。春がやってくるな~って思ったのをすごく覚えてます。」とそのときの様子を思い出し、「いいですよね~春。短い季節だからこそ、楽しんで参りましょうか。」と春の素晴らしさについて語った。

散々いろいろな話をした上白石だったが、番組の終わり時間が近づくと、「早い!もうこんな時間!早かった、早い、時間足りないよ、どうしよう(笑)」とまだまだ喋り足りない様子。最後に、「皆さんの新生活についても知りたいな?」と、good‐night letter(=お手紙)へのお返事を呼び掛けていた。

この日の放送は、期間限定でradikoタイムフリーサービスで聴くことができる。

<期間限定!radikoタイムフリーで聴く>
番組名:ニッポン放送「上白石萌音 good‐night letter」
放送日:4月21日(金)24時40分~25時
パーソナリティ:上白石萌音
タイムフリー:http://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20170422004000
番組HP:https://www.allnightnippon.com/mone/

また、『上白石萌音 good‐night letter』では、起きたことを「PS(追伸)」としてレポート中。さらに、スマートフォン越しに写真を見ることで、スペシャル動画を楽しむことができるアプリ『Lifeprint(ライフプリント)』を使って、動くお便り「ビデオレター」が観られるサービスも展開しており、どちらも番組ホームページにて見ることができる。

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