【イベントレポート②】
2017年3月19日、ニッポン放送イマジンスタジオにて、吉田尚記&中村繪里子によるトークライブ「本格雑談 くちをひらく」第3弾が開催された。
イベントレポート第2回となる今回は、IT批評家の尾原和啓さんをゲストに迎え、テキサス州オースティンで吉田アナと尾原さんが初めて会った時の話から・・・
吉田:前回、尾原さんと会ったのはSXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)でしたよね。その時、尾原さんはロシアの大富豪とお話しされてたんですよ。
尾原:違う、違う。その時に話してたのは、イスラエルのViber(バイバー)っていう……
吉田:同じだよ!
中村:雑だけど、同じだよって言いたくなる気持ちはわかる!
尾原:そこのチーフレベニューオフィサーでした。それがロシアで凄く使われてるんですよ。
中村:聞いたことない単語です。チ、チーフレベ……?
尾原:チーフレベニューオフィサー。ようはどうやって儲けを考えまんの?っていう役職。
吉田:そのSXSWは変な人がたくさん居るイベントなんですよ。僕がそこで会ったのは、テキサス工科大学に留学してるけど、ずっとFate/Grand Orderをやり続けてる大学生とか。
中村:日本戻ってこいよ!
吉田:「俺がたぶんテキサスで1番、課金してると思います」って。
中村:戻ってこいよー!Anime JAPAN来いよー!
吉田:SXSWはそういう場所なんですけど、尾原さんはそこで何カ国の人と会ったとおっしゃってましたっけ?
尾原:そこで会ったのは13カ国ですね。
中村:13カ国も行った事すら無いよ!
尾原:SXSWってもともとは音楽と映画の祭典で、そこにインタラクティブアートが入ってきて。会場のAustinっていう街は、自由を謳歌する、カウンターカルチャー的な場所なんですよ。
吉田:Keep Austin weirdって言葉があるくらいですからね。
尾原:そうそう。奇妙な奴らじゃなきゃ人間じゃない、っていう街なんですよ。
吉田:それを聞いて、凄く馴染むなぁって。この街に住みたいと思いました。
尾原:でしょう?だから、国は関係無いんですよ。みんな仲間で、言ってみたらコミケみたいなもんですよね。
吉田:空気はそっくりですね。同人誌の代わりに、同人インターネットサービスとか、同人音楽とかを持ち寄って『俺の展示を見てくれ!』って言ってる。
尾原:今年はカリフォルニアで大麻が解禁になったから、大麻ベンチャーの団体とかもいて。
吉田:大麻ベンチャー!
尾原:それこそweirdでしょ?それは話しかけたくなるし、そういう奇妙な人に話しかけていたら、13カ国とかになりますよね。
中村:なるほど!
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尾原:今、武者修行をしてるんですよ。
吉田:武者修行?
尾原:もともと人と会うのは好きなんだけど、SXSWには日系ブラジル人が、日本の着物とブラジルの民族衣装をかけ合わせて、新しい服飾を作ってる団体がいる。他にもナイジェリアの民族衣装の柄をデータ化して、ダウンロードできるようにしてる団体がいる。そういうのを「お前ら、会えよ」と引き合わせてる。
中村:なるほどー。コミケでも出展してる人は自分のブースにいなくちゃいけないから、意外と周りの事がわからないですもんね。
吉田:ありがたい事に、お客さんが「吉田さんはこういうの好きだと思うので」って持ってきてくれる事はあるけど。
尾原:それそれ!その役をやってる。
中村:同人誌を持ってきてくれる人!?
吉田:とらのあな、ですね。
尾原:そう、そういう武者修行をしてる。
次回(第3話)では、人と人とを引き合わせる事で新しいビジネスを開発する尾原さんの原点に迫ります!
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