大ヒット中!ファミリーマートの“焼きとり”の美味しさの秘密に迫る

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全国に1万8,000もの店舗数をほこり、私たちのすぐそばにあるファミリーマート・サークルK・サンクス。先月末、ものすごく大きな“焼きとり”が店舗レジ横のショーケースに並んでいたことに気付いた方も多いのではないでしょうか。

実はこの大きな焼きとりは、昨年ファミリーマートと一緒になったサークルK・サンクスで、年間1億本も売れていた大人気商品を一新したもの。サークルK・サンクスが2011年から大事に売ってきたこの看板商品を、「更においしい焼きとりを、1万8,000店の規模で届けたい」という夢をもち、改良を続け、念願の発売に至ったといいます。

売れ行きも初日から飛ぶように売れて、発売開始6日間で販売本数1,000万本を突破するなど絶好調だときき、この人気の秘密を知るため、株式会社ファミリーマート商品本部ファストフーズ部・川口雅洋さんにお話を伺いました。

大ヒット中!ファミリーマートの“焼きとり”の美味しさの秘密に迫る

編集部:突然、レジ横に大きな焼きとりが並んでいたので驚きました。ちょうどお腹が空いていたので、「炭火焼きとり ももタレ」「炭火焼きとり もも塩」「炭火焼きとり かわタレ」「炭火焼きとり かわ塩」の全4種類、1本ずつ買ってしまいました。

川口:ありがとうございます。サークルK・サンクスでも好評だった、インパクト大のサイズは従来のまま、更に美味しいものを売りたいという夢を持ち、ずっと開発を続け、ようやく販売となりました。肉質も以前より格段によくなって肉本来の味を楽しめ、「タレ」「塩」どちらの味付けも自信の1品です。

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編集部:タレは、焼きとり屋さんの“継ぎ足しタレ”を再現されているのですよね?

川口:いろいろな焼きとり屋さんへ足を運び、味を研究してみたのですが、今回の焼きとりでは“継ぎ足しタレ”のような深みを感じさせる醤油ダレを実現したいと思ったんです。タレの開発にあたっては、実は老舗の焼きとり屋さんに、タレを少しいただいて分析もしました。そして、さまざまな試行錯誤を経て、鶏肉の肉汁・風味をタレの中に配合することで、“継ぎ足しタレ”のもつ味わいとスモーキーな香りを再現しました。もちろん醤油にもこだわっていて、本醸造濃口醤油に加えて、発酵熟成されたまろやかな味わいの本醸造溜り醤油を使っています。

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編集部:塩味もとても美味しくて、やみつきになる味でしたが、どんな拘りがあるのですか?

川口:焼きとり屋さんの厨房で、塩をパラパラっと肉にまぶしている姿を見かけませんか?それを是非再現したいと考えて、岩塩を使った“振り塩風製法”で味付けをしています。意外に思われるかもしれませんが、コンビニエンスストアで販売することをふまえた場合、焼きとりを塩味に味付けすることは凄く難しいんです。焼きとりは、冷凍した状態で店舗へ配送するのですが、通常の“振り塩”では時間の経過とともに、肉に塩が浸透し、どんどん味が変わってしまうことから採用が難しく、これまでは塩ダレで味付けされていたんです。ですが研究を重ね、調理方法を工夫することで“振り塩”に近い味付けが叶ったんです。

編集部:……焼きとりへの愛をすごく感じます。大好きなんですね(笑)

川口:そうなんです、仕事を抜きにしても焼きとりは大好きです(笑)部下と仕事の帰りに飲みに行くときも、焼きとり屋です。食べながら「やっぱ焼きとりだよなぁ~」と言いながらノートとペンを出して、どういう風に作ろうか、タレを拘ろう、醤油も拘ろうなどと言っているうちに、実際に具現化されたのがこの焼きとりです。タレの試作は100回以上はやりましたね。

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編集部:これだけ本格的なものが出来てしまったら、宅飲みしたり、夕食として自宅へ持ち帰りたくなりますね。

川口:単身の方や、仕事をしている女性が増えている環境の変化から、家に持ち帰って食べる惣菜ニーズが実際に高まっています。この流れを受けて、「ファミ横商店街」というレジ横のカウンターで販売するファストフーズ惣菜を、ひとつのコーナー化をして、その目玉商品となるのが焼きとりです。20年前のコンビニは若い方がその場で食べられて、小腹を満たしてくれるものが主に求められていましたが、今は、メンチカツ・チキンステーキ・春巻など、そのまま食卓に並べられるようなお惣菜も求められています。

編集部:今後、焼きとりのラインナップは増えていくのでしょうか?

川口:今はスタンダードの4品を出していますが、来月にはとっておきの『ハラミ』を出します。サークルK・サンクスで2番目に売れていた実績のある商品で、それに改良を重ね、満を持しての発売です。焼きとり1本を作るのに、8羽分の鶏のハラミ肉を使用するため、大変希少で、焼きとり屋さんでもあまり見ないメニューだと思います。

編集部:ハラミの発売も楽しみですね!ファミリーマートは、私たちの生活全般を支え、パートナーのような存在になっていますし、そんな身近な場所で買える、こだわりの焼きとりが日中の小腹を満たしてくれるのは勿論、ビールのお供や、食卓のお惣菜の一品などさまざまな場面で活躍してくれそうです。焼きとりはもちろん、デイリーなお惣菜が並ぶ「ファミ横商店街」の今後の展開も注目したいです。本日はありがとうございました。

川口:ありがとうございました。

<LINK>
ファミリーマートHP:http://www.family.co.jp/

文:allnightnippon.com 編集部 望月知世
写真:allnightnippon.com 編集長 長浜純

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