毎日を楽しく過ごすための秘訣やヒントをお伝えしていく笑顔のココロエ。
本日は好奇心くすぐる旬の情報をお届けします。
今日は兵庫県立美術館で開催中の「怖い絵展」です。
巨匠たちが描いたおよそ80点の怖い絵が集まった今までに無いこの展覧会。こちらは2007年に出版され大ベストセラーとなった本のタイトル『怖い絵』から取られたもので、その第1巻が発行されてから10周年を迎えるにあたり、記念して開催されるといいます。
怖い絵のシリーズ本は、ドイツ文学者の中野京子さんが西洋美術史に登場する名画を、“恐怖”をキーワードに読み解き紹介をしたもので、もちろん、展覧会の特別監修を務めるのは中野さんです。
本で取り上げられた作品を筆頭に、ターナー、モロー、セザンヌなど、近世から近代にかけての恐怖を主題とする傑作の数々を展示。
1番の注目作品はポール・ドラローシュの「レディー・ジェーン・グレイの処刑」。わずか9日間のみ王位にあった16歳の若き女王の最期の姿を描いた大作で、日本初公開となるそうです。
<ユイカの感想>
説明しながら怖くなっちゃった……。本当のことですもんね、史実に基づいて描かれた絵なのですよ、このレディー・ジェーン・グレイの処刑……うわぁ~。
手元に写真があるのですが、背景が暗くて男の人が周りに3人いて、中央に真っ白なドレスを着たレディー・ジェーン・グレイが目隠しをされて、まさに処刑の直前という感じの絵なのですが、この美しさとこの背景の暗さとのギャップがより恐怖を掻き立てる……けれども綺麗だから見入っちゃう。
何だろう、怖いものって「怖いもの見たさ」なんて言いまが、よく見ようとしちゃうかもしれないですね。
私はホラー映画も駄目だしお化け屋敷も絶対に入れないですが、気になる。何でしょうね、この人間の心理。
「この絵は何で怖いのか」という絵もありますね。一見して何でだろうという絵。その怖さを読み解くヒントと共に絵画鑑賞ができるそうで、確かに絵ってその背景を知りたいけどあまりそのバックストーリーが入って来ない瞬間、ありますよね。集中力が切れちゃって。
でも“怖い”というだけで惹き付けられるから、最後まで集中して絵の中に入れそうだなと思いました。
兵庫県立美術館で開催中の「怖い絵展」。開催は9月18日までです。10月からは東京の上野の森美術館でスタートします。
(7月31日放送分)
『太田胃散プレゼンツ 本仮屋ユイカ 笑顔のココロエ』
(月)~(金) ニッポン放送15:36~ ABCラジオ14:54~