北朝鮮ミサイル発射を辛坊治郎が解説!
公開: 更新:
9/16(土)ニッポン放送「辛坊治郎ズームそこまで言うか!」では、北朝鮮が平壌近郊の順安(スナン)地区から弾道ミサイル1発を発射したニュースを取り上げました。
Jアラートの発せられた時間が「7時00分」になってたの。前回4分かかったんだけど、今回は1分短くなって、3分で鳴ったんですよ。3分っていうと噴射が続いているか終わっているかのギリギリ。慣性飛行に入る前ぐらいか直後で鳴ったと。その後、飛行距離が推定できると。
Jアラート無駄だと言う人がいて、その気持もわかるんです。確率的に、何かが起こるのって、宝くじあたるよりずっと低いからね。今の所、北朝鮮の弾道ミサイルに核兵器が積まれているってことは考えにくいからね。でも、ミサイルのが失敗して落ちてくることは考えられるからね。
で、前回のJアラートでは「頑丈な建物に」って言葉があったけれども今回は「建物に」に変わってるんですよ。頑丈な建物なんてないよ!どこに行けばいいんだよ!って人もいるだろうからまずは建物にいたほうが安心だよね。
Jアラートは危機を煽るようなことになるから無駄って言う人もいるけれど現状においては、表にいる人が数分間、建物の中に入って危機を警戒するっていうのは間違いじゃないかなって思いますね。
9月11日の制裁に反発して、一回はやるだろうって思われていたけれども、北朝鮮が、実験をするキッカケを与えているのはあるわけで、前回のミサイル、失敗したという説で言うと、上空で3つに分離しましたと。多弾頭ではないミサイルが日本海の上で3つに分離したというと、多分想定していたよりも距離が伸びずにグアムに届かなかった。
コレでは、アメリカに対して意味が無いからもう一度、グアムに届くよということを証明するために火星12を打つんじゃないのかなと思っていたら正にそうなりましたから。
コレで火星12は完成と。後は実戦配備に移ると。こういうことをやらせるたびに、北朝鮮の技術は上がってきますから。
でも今回の制裁は、しっかり守れば結構効くと。さらに、同じような事を繰り返すなら中国・ロシアに圧力をかけて石油ももうちょっと止めると。
わたし来月の中旬ぐらいに、中朝国境地帯に取材に行こうと思っているんですよ。普通の観光客ならビザいらないのかな?一般人のふりして取材に行くことは可能なんだけど、私の立場で行ってテレビ局でニュースキャスターやっている人間がビザ申請しないで取材に行ってるってバレたら下手すると拘束されるから、現在ビザ申請中なんですよ。
腰引けた制裁だけど、中国が合意したのはトランプの脅しが効いているよね。「北朝鮮と貿易しているところとは、貿易しない!!」ってそんなこと出来るはず無いんだけどさ。
習近平が、党大会が近いから、中国の経済に影響することをしたとなると自分の立場も危ういのでとりあえず最低限を合意したというのはやれることは、やったのかなぁと。
で、報道で北朝鮮が「核爆弾で日本を海に沈める」って言ってるって報道があるんだけどあれには後ろがあって「核爆弾で日本を海に沈める方がいいと国民が言っている」みたいなのがあるんだよね。
来週9/23(土)の「辛坊治郎ズームそこまで言うか!」のゲストは元海上自衛隊・潜水艦艦長の山内敏秀さんです。お楽しみに!
辛坊治郎ズームそこまで言うか!
FM93AM1242ニッポン放送 土曜 13:00~15:00
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)