「疲労」を回復するための方法とは?!
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FM93AM1242ニッポン放送『上柳昌彦 あさぼらけ』ワイド番組内のコーナー『ドクター梶本のあさから元気』。番組では疲労医学専門家の梶本修身先生(東京疲労・睡眠クリック院長/大阪市立大学特任教授)をお招きし、朝から元気に過ごす秘訣を毎週定期的に伺っており、リスナーからも高い評価を得ています。(※この記事の内容は4月25日の放送を引用したものです。)
“疲労”は季節の変わり目に溜まりやすい?
上柳アナ)
仕事や家事・育児などによって、日頃から疲れを感じている方も多いと思います。
そして特に「季節の変わり目」に疲労が溜まりやすいと耳にしたり、私自身の実感としてあるのですが、これはどういうことなのでしょうか?
梶本先生)
確かに、季節の変わり目は疲労感が普段よりも感じられますよね。引っ越しや転職などで生活環境が変わる際も同様です。そもそも“疲労”には、「運動での疲労」に加え、「デスクワークによる疲労」、「心因的なストレス(メンタルストレス)による疲労」の3種類があり、疲労の度合というのはこの3つの足し算になるわけです。季節の変わり目や生活環境が変わるタイミングでは、適応していくこと、慣れることに必要以上に気を遣ったりして、3つ目の「心因的なストレスによる疲労」がかなり蓄積されます。
デスクワーク後の、激しいスポーツは危険?
上柳アナ)
3種類の疲労の足し算が“疲れ”としてあらわれるということは、仕事中にデスクワークを一生懸命やり終えた後、疲れを発散しようとスポーツをするサラリーマンの方々は、さらに疲労を蓄積させていることになりますよね?
梶本先生)
その通りです。過酷なデスクワークの後に激しいスポーツをすると、身体にさらに疲れを溜めることになります。疲労が蓄積すると、血糖値や血圧の上昇などの生活習慣病に繋がることもあるんです。あるデータでは、疲れを放置している人は生活習慣病のリスクが1.5~2倍であるということも示されています。
“疲労”を蓄積させないためには?
上柳アナ)
疲れを放置しないことは生活習慣病のリスクを下げることにもつながるんですね。では、“疲労”を溜めこまないために具体的にはどうすればいいのですか?
梶本先生)
そうですね、まずは「疲労は運動、デスクワーク、メンタルストレスという3つの疲れの足し算」ということを頭に入れていただきたいです。例えば、心因的な疲労を感じている時には仕事をセーブ気味にしたりして、少し工夫しながら1日を過ごしてみてください。
疲労の正体とは何か? 疲労の原因とは何か? 疲労の対策とは何か? どんな食べ物を食べればよいのか? など具体的な事例をもとにズバズバと歯切れよく回答してくれるドクターの話は朝から私たちに元気をくれる。今後もドクター梶本のアドバイスから耳が離せない。
番組情報
眠い朝、辛い朝、元気な朝、、、、それぞれの気持ちをもって朝を迎える皆さん一人一人に その日一日を10%前向きになってもらえるように心がけているトークラジオ