サクサクパンの中にトロトロのシチュー!「棺桶パン」って知ってる?
公開: 更新:
こんにちは本仮屋ユイカです。毎日を楽しく過ごすための秘訣やヒントをお伝えしていく笑顔のココロエ。
本日は注目ワードや雑学を紹介するココロエ版「は・ひ・ふ・へ・ほ」です。
身体を温めてくれる料理と言えばシチュー。これからの季節、食べる機会も増えるかと思いますが、今日のテーマは台湾に伝わるクリームシチューのB級グルメです。
それは「官財板(グヮンツァイバン)」。台湾の京都と言われる台南の名物料理で、材料は厚切りの食パンと台湾式のシチューだけ。
まずは食パンを油で揚げ、きつね色になったらパンを四角くくり抜き、そこへ熱々のシチューを入れ、切り取った表面で蓋をしたら完成。これをお皿に乗せ、ナイフとフォークで食べます。
発祥は1942年創業の「赤坎點心店」というお店で「官財板」というネーミングは、その見た目が棺に似ていることから名付けられたといい、日本語での呼び名はズバリ「棺桶パン」。
そんな不吉な名前にも関わらず人気が出て、いつしか棺桶パンはお店の看板メニューとなり、やがては台南の3大名物料理のひとつにもなりました。
油で揚げたパンはサクサク。中にはイカが入った、熱々トロトロのクリームシチューがたっぷり。サクサクとトロトロの融合はたまらなく美味とのことです。
<ユイカの感想>
まず今日の感想を「は・ひ・ふ・へ・ほ」で言うと「はあ~、食べてみたい!」。
厚切りパンと聞いていたから、1斤とまではいかないけど5枚分くらいかなと思ったら、本場の赤坎點心店の官財板はかなり薄いパンです。「ひょっとして1枚分?」くらいの薄さ。だからくり抜いた方の蓋もぺらっとしていますね。
シチューも中に注ぐというよりは乗せる、くらいな感じですね。これだったら……3枚くらい食べられるなあ。美味しそう。
パンの耳が好きなのですよ。丸いパンにシチューを入れるタイプもあるけど、これだったら四角いからサクサクの部分がより多く残っているから良いなあと思います。
イカが入っているシチューというのも珍しくないですか? ココロエスタッフの方と話していたのですけど「これはシチューというよりは台湾の人たちにとってはグラタン感覚なんじゃない?」って。
ちょびっとパンに合うように甘みを強くしているのですって。カレーシチューバージョンもあるんだって~! 美味しそう~。
私は天ぷらも浸けて食べるパンもギリギリまでカリカリにしたい派なのですよ。別盛り派というか。これは1回揚げているじゃないですか。だからカリカリ感が強そうで、美味しそう~。
サクサク、トロトロの棺桶パン。丁度このくらいの時間におやつとして食べるのも良さそうですよね。
(10月17日放送分より)
『太田胃散プレゼンツ 本仮屋ユイカ 笑顔のココロエ』
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 15:36~ ABCラジオ14:54~