盆栽と仏像のベストマッチ!神秘的で惹き込まれるような盆栽って?

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本日は便利グッズ、面白アイテムをチェックしていきます。

仏像盆栽

BUDDHA BONSAI(仏像盆栽) – 東京盆栽生活空間HPより

今日のアイテムは、盆栽!なかでも、一目見たら目に焼き付くであろう、インパクトある、「BUDDHA BONSAI」こと、「仏像盆栽」を取り上げます。

これは、新しい盆栽の楽しみ方を提案している「東京盆栽生活空間」の代表であり、盆栽デザイナーでもある中島大輔さんが考えたもので、仏像の頭を植物の根っこに絡めて仕上げた盆栽です。たとえば、仏像の頭が土に埋められ、顔が半分だけ見えている状態のところに、覆い被さるように木の根が生えていたり、顔を丸ごと包むような形で根が張っていたり、かなり芸術的。いままでの盆栽にはない不思議な世界が生み出されていますが、盆栽の力強い根が、仏像と絡み合うことで、「生と死」や「長い時間」を感じ取ってほしいとのこと。

そんな「BUDDHA BONSAI」を中島さんが作ったきっかけは、タイにある世界遺産、アユタヤ遺跡にある、有名な仏像の頭部。その頭は、菩提樹の美しい流れの根っこのなかに取り込まれており、「それを盆栽で表現したい」と思ったのが始まりでした。

<ユイカの感想>

これはスゴいよ。ぱっと見て「はっ」と息を呑んじゃったもん。怖いっていうか、不思議っていうか、神聖っていうか……だけど、調和がとれててすっごく不思議です。

「アユタヤ遺跡の仏像の頭」も写真で見てるんですけど、あの、「ワット・マハタート」って寺院の遺跡にあるんですって。18世紀の戦争中に、仏像がいくつもあったんですけど、その頭部に金箔が貼られていたために頭だけ切り落とされて、持ち去られてしまったんですって。それで、残ったのは仏像の身体だけ。そんな中、切り落とされた仏像で、残った1つの頭が放置されていて、いつの間にか菩提樹の根に取り込まれてしまったという……

不思議ですよ。菩提樹の木の間から、仏像がこっちを見ているような。色も質感も、写真だと同じ色に見えるから、本当に一体化している感じがします。木の根っこの中に、人間の顔がふとある感じ。これを盆栽にしようとした中島さん、スゴい。現地の人が見たら、びっくりするんだろうな。日本とタイの文化が一体化してる。

わたし、この間歩いててぶつかって「すみません!」って言ったら、盆栽の看板が出ていて、そこから若いお兄さんたちが出てきて。「わっ、盆栽って本当に流行ってるんだな」って、最近感じたばかりだったんですよね。新しい盆栽の世界、たしかに、今日初めて見た気がします。初めてだと思う。みなさんも、ちょっと見てみてはいかがですか?

(2017/10/25放送分より)

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