何れ菖蒲か杜若!ご存知ですか?菖蒲・燕子花・花菖蒲の見分け方【本仮屋ユイカ 笑顔のココロエ】

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本日は好奇心くすぐる旬の情報をお届けします。

今日お伝えするのは花の「菖蒲(あやめ)」に関する催しです。
北海道から九州まで幅広く分布している菖蒲は、5月と6月がシーズンと言われていて今が見ごろ。全国各地でその地域ならではの「あやめ祭り」が開催されています。

菖蒲は「燕子花(かきつばた)」そして「花菖蒲(はなしょうぶ)」との見分けがつきにくいことでも知られています。燕子花と花菖蒲もアヤメ科の植物で見た目はそっくり。

そのせいか花菖蒲を「あやめ」と呼ぶ地域もあり、実は「あやめ祭り」もこの時期が一番見頃の花菖蒲がメインになっていることも多いようです。

<ユイカの感想>

知っていました? 私も全部同じだと思っていた。「地域によって呼び方が違うんだなあ」くらいの感じだったのですけど、違うのですね。花自体が違ったのですって。
そこで詳しい見分け方を今日はお教えします! まず「燕子花」「菖蒲」「花菖蒲」で言うと、花菖蒲が一番背が高いですね。2位が燕子花。菖蒲が一番小さい。それで葉っぱが……葉っぱはこれ分からないなあ、遠目から見ると。
それよりは花びらを皆さん見て下さい。花びらを見ると、根本が黄色く、綾の目と言うのでしょうか、網目っぽくなっているのが菖蒲。そう「綾の目」を持っているから「あやめ」。
花菖蒲はちょんちょんって黄色い感じ。燕子花は黄色くありません。
これさえ知っていれば「あ、あれ菖蒲じゃない?」って言われたときに「違うよ、それは……燕子花!」と訂正してあげられる! これはちょっと植物博士風で良いですね!
この前、尾形光琳の国宝の「燕子花図」の本物を見たのですけど、とても良かったです。当たり前なのですけどね(笑)。教科書で見ていても好きだったのですよ、昔から。「これ可愛いなあ」と思っていて。本物は教科書以上に華やかだし、日本画って不思議ですよね、とても平面的なのに奥行とその世界観がすごく深く広がっている感じが、見ていて良かったですね。雪の景色なども尾形光琳は綺麗でしたね。

今日ご紹介したのは「あやめ祭り」。次の休日にいかがでしょうか? リラックスできそうですよ。

(6月5日放送分より)

『太田胃散プレゼンツ 本仮屋ユイカ 笑顔のココロエ』
(月)~(金) ニッポン放送15:36~ ABCラジオ14:54~

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