自宅へと帰っていく不倫相手に、掛ける言葉は?
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10月29日のニッポン放送「高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと」で、パーソナリティの朝井リョウが、2001年放送のドラマ『水曜日の情事』の中で衝撃を受けたセリフを明かした。
この日の放送は、番組を制作するニッポン放送では野球中継延長のため、残念ながら放送されなかったが、番組を放送するネットワーク各局(岐阜放送、山梨放送、山形放送、山陰放送、信越放送)では通常通り放送され、期間限定でradikoエリアフリーサービスにて聴くことができる。
今回はレーティング(聴取率調査週間)明けの週ということで、先週を振り返った2人。「神ベスト3先生という企画をやりましたね。」と話した朝井だったが、それはウソで、実際その企画をやったのはTOKYO-FMで放送中の『高橋みなみの「これから、何する?」』だった。
その企画では、ゲッターズ飯田が来て占いをやったそうだが、朝井は「これ一般人としての質問なんだけど…ゲッターズ飯田さんって本当に占いできるの?」と、のっけから爆弾発言。それに対し、「めちゃくちゃ当たるよ!」と高橋は豪語し、飯田がこれまで5万人を占ってきて、その中の統計から人間のパターンを導き出すことができることなど、その凄さを語った。
しかし、占いをやったことがない朝井は「あ~統計学か…」と興味なさげなスカした反応で、そんな朝井を見た高橋は、「私が占い師だったら朝井さん占いたくない!」と拒絶モード。朝井は、まず「占い師の言う未来の予言を聞いて、それが当たるのかの検証企画をやりたいと話したが、「当たったらもう信者でしょ?」と高橋が言うと、「当たったら私の行いが良かったんだなって思います。だって、例えば水に気をつけたほうがいいと言われて水の事故が1年なかったとして、それは占いのおかげなのか、私が水にきちんと気をつけていたおかげなのか、どちらかは分からないじゃないですか。」とあくまで占いを認めようとしない姿勢を貫き、高橋は「めんどくさ~い!」と呆れた様子を見せた。
そんな高橋だが、なにやら最近峯岸みなみから、朝井らしき人物と遭遇したという連絡があったそうで、それについて朝井本人に話を振った。高橋の元に届いた峯岸からのメールに、「舞台に行ったときに、朝井リョウさんっぽい人がいたんだけど、朝井さんの顔ってほかにもいそうだから、本物か分からなくて挨拶できなかった。」と書いてあったそうで、それを受けて朝井は「本当によく言われます。ほかによく言われるのは、いとこにいそう。いろんな人のいとこにいそうって言われます。」とコメントした。
実際のところは本当に遭遇していたそうで、ある舞台を観に行き舞台終演後の挨拶をするために列に並んでいたという朝井は、そこで峯岸を見かけて、「目がでかい人が出てきたと思って。本当に、目が出てきたと思った!」と衝撃を受けたとのこと。しかし峯岸と接点を持つまいとして、気づかぬフリでそそくさと劇場を出たことを明かした。
峯岸は来年1月から舞台が始まるそうで、仲間として舞台情報を言ってあげようとした高橋。しかしすぐに情報が出てこずにいると、朝井がすかさず「『三文オペラ』ですよね?」とタイトルを言い当て、「すごい!なんで知ってるの!?」と高橋は驚愕した。
それに対し朝井は、「日々誰の原作がお金を稼いでいるのか調べるのが趣味だから、いろんな作品の情報解禁をパトロールしているんです。座席数と値段が分かれば、いくらお金が流れるかとか大体計算できるから、そこからざっくりと原作料を検索しているんですよ。」と淡々とした口調で説明し、高橋は「めっちゃ怖いんだけど!やべーヤツじゃん」と怯えた様子だった。
話がそれてしまったため、改めてもう一度前回の放送を振り返った朝井。前回は、先日アラスカに行った高橋が「アラスカ」と書かれたキーホルダーを購入してスタッフに配ったそうだが、それについて、現場に一緒に居た高橋のマネージャーに話を聞くという緊急スペシャルだったとのこと。
朝井曰く、その放送で明らかになったのは、「マネージャーの言語が奪われているということ」。口では「アラスカ」のキーホルダーもらって嬉しかったですと言っていたが、朝井にだけ見える角度でスマホの画面を出し「本当は嬉しくなかったです。」と出していたり、机を叩く音でモールス信号を作って発信していたりしていたそうで、「人は言語を奪われるとどうなるかが分かる放送だった。」と、朝井は得意のウソを交えながら高橋をイジり、高橋からツッコミを受けていた。
また、トランジットでシアトルに数時間いたときに、高橋が「シアトル」と書かれたピンクのTシャツを買ったというエピソードについてもイジり、それができるという高橋の強みを讃えた朝井。それに対し高橋も、朝井がいつも着ているカバ園の園長のような服に触れ、「私は朝井さんみたいなシャツ着れないもん!」と反論。そこにさらに朝井が反応すると、ここで時間切れの合図として「ポン!」という銭湯を彷彿とさせるSEが流れ、2人が戸惑う中CMへ移行するという演出がなされた。
この演出について「今のダメですよ?」「ヘンな音入った」と苦言を呈した2人。「やっぱり演出って大事じゃない?」という話から、高橋が、ドラマ『ダブル・キッチン』に同様の「ポン!」という音を用いた演出がされていたという話を持ち出し、流れで2人の好きなドラマについてのトークとなった。
「昔のドラマは長回しが今より多くて、セリフもきちんとあるシーンを、たっぷり時間を掛けて撮っているのが感覚的に多い気がしている。」と自分なりの目線で語った朝井。そんな朝井が好きだったドラマは、2001年に放送されていた『水曜日の情事』。
『水曜日の情事』は、主演の本木雅弘と天海祐希が夫婦関係で、その関係を石田ひかり(編集部注:朝井は番組内「石田えり」と発言しているが、実際は「石田ひかり」の間違いである)がぶち壊し、天海から本木を奪うというストーリーとなっているが、このドラマは本当に名台詞が多かったと朝井は語った。
朝井:本木と天海は2人ともバリバリ働いている人で、共同生活してるんだけどお互い精神的に自立しているみたいな感じなんですよね。
高橋:うん。
朝井:で、そこに現れる石田さん。あるとき、石田さんの夫が亡くなっちゃうんですよね。石田さんと天海さんは元々友達だからお葬式に呼ばれて、行くんですよ。そしたら喪主を務めている石田さんが夫の遺影を胸に掲げながら、何かを歌っているっていうのを本木さんが見つけるわけです。
高橋:え、なになに…?
朝井:その歌声がほんの少し聞こえてくるぐらいのところが気になってしまって、絡め取られていくような感じなんですよ、石田さんに。
高橋:なんかちょっと取り憑かれるような感じだ。
朝井:石田さんは、天海さんのように仕事をバリバリしているような感じじゃないんですけど、その代わり料理ができたりとか魅力が全く違うんです。で、何の魅力が一番違うかっていうと、とんでもなく床上手なんですよ。
高橋:(笑)
朝井:とんでもなく床上手で。
高橋:とんでもなく?(笑)
朝井:そして、石田さんと本木さんが始めて枕を交わし。
高橋:関係を持ってしまうわけですね。
朝井:家も歩いて15分ぐらいの距離なんですよ。橋を渡ると不倫相手の家に行けるみたいな、上手いこと川で隔たれてるんですけど、初めての夜の帰り道のセリフが私はすごく好きで。本木さんが「まっすぐ歩けるだろうか」と言って自分の家に帰っていくシーンがあって、なんていいセリフなんだろうかと思って。
高橋:あはは(笑)それは何なの?初めてのそういうことを経て、溺れていってる自分っていうこと?
朝井:夢中になっていくってことですね。
このドラマは内容自体もとても面白いそうで、改めて絶賛した朝井。一方、高橋がオススメしたドラマは、松任谷由実の『真夏の夜の夢』が主題歌となっていた1993年放送のドラマ『誰にも言えない』。隣人の女性が徐々に旦那に干渉してくる内容で、ものすごく怖かったと高橋は話した。
ひと通りオススメのドラマについて語った2人だったが、本当に2人が話したかったのは、只今放送中の日曜劇場『陸王』について。本来ならば、「もし、竹内涼真ではない私たちが、今一番なりたい男ナンバーワンの竹内涼真になったら?」をテーマに妄想を繰り広げていくコーナー『もしたけ』も行うはずだったが、そこに行くまでに喋りすぎたためどちらもできず、次週以降に持ち越しとなった。
番組エンディングでは、11月23日(木・祝)~26日(日)の16時~25時に放送される、NHK・民放ラジオ特別番組『ラジオスターがお悩みに回答!10代限定相談室』の告知も。こちらは、10代が抱えるリアルな悩みにラジオスターが答える番組となっており、渡辺直美、山里亮太に加え、高橋も出演するとのこと。これには朝井も「びっくり~!」と声を上げ、「八王子初のラジオスターなんじゃないですか?」と楽しみにしている様子で語った。現在10代からの悩みを募集中とのことで、詳細は公式サイトでチェックすることができる。
この日の放送は、キー局となっているニッポン放送では放送されなかったが、ネットワーク各局(岐阜放送、山梨放送、山形放送、山陰放送、信越放送)では通常通り放送されている、期間限定でradikoエリアフリーサービスにて聴くことができるので各局のオンエアをチェックしてみてはいかがだろうか。
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高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと 番組HP
https://www.allnightnippon.com/yobunnokoto/