11月4日(土)5日(日)の二日間、女子ソフトボールの日本一を決める「第50回日本女子ソフトボールリーグ1部・決勝トーナメント」が、ナゴヤドームで行われ、リーグ戦を1位で通過したビックカメラ高崎 が2年ぶり11度目の優勝を果たしました。
この決勝トーナメントは、今シーズン行われてきた「第50回日本女子ソフトボールリーグ1部」の上位4チームが参加。
《今年のリーグ戦成績》1位・ビックカメラ高崎 21勝1敗
2位・トヨタ自動車 17勝5敗
3位・太陽誘電 17勝5敗
4位・豊田自動織機 13勝9敗
この4チームで決勝トーナメントが行われました。開催方式は変則のトーナメント方式。
1日目(試合A) 11:00~ 1位 対 2位 → 勝者は決勝戦へ、敗者は3位決定戦へ
(試合B) 13:30~ 3位 対 4位 → 勝者は3位決定戦へ
2日目(試合C) 10:30~ 3位決定戦 試合Aの敗者 対 試合Bの勝者
(試合D) 13:30~ 決勝戦 試合Aの勝者 対 試合Cの勝者
3位・4位のチームには、日本一になるチャンスがありますが、決勝に勝ちあがるには、合計3試合、特に2日目は連戦になるというトーナメントです。
11月4日(土)
第一試合 [リーグ1位]ビックカメラ高崎〇 2対1 ●[リーグ2位]トヨタ自動車
ビックカメラ高崎・上野、トヨタ自動車・アボットという両エースが先発。リーグを代表する両投手の投げ合いで、6回まで両チームゼロ行進。延長戦もチラついた最終7回。トヨタ自動車の先頭バッター・山下が、上野の甘く入った球をとらえソロホームラン、トヨタが1点を先制します。このままでは終われないビックカメラ高崎は、7回裏、ヒットなどで2死満塁のチャンスを作ると、最後はキャプテン・我妻が2点タイムリーヒットを打ち、2対1ビックカメラ高崎の逆転サヨナラ勝ち。ビックカメラ高崎は決勝戦へ、トヨタ自動車は3位決定戦に回りました。
第二試合 [リーグ3位]太陽誘電〇 5対1 ●[リーグ4位]豊田自動織機
太陽誘電は、エースで4番“二刀流”の藤田、豊田自動織機は、太陽誘電と相性が良い海部が先発。先手を取ったのは太陽誘電。2回裏・先頭バッターのキャプテン佐藤がソロホームランで先制すると、4回裏には河野の3ランホームランなどで4点を追加。エース藤田も、豊田自動織機の反撃を1点に抑え、5対1で勝利。これで、翌日行われる3位決定戦は、トヨタ自動車 対 太陽誘電となりました。
11月5日(日)
第一試合3位決定戦 [リーグ戦2位]トヨタ自動車● 1対2 〇[リーグ戦3位]太陽誘電
先発は、前日にも投げたトヨタ自動車・アボット、太陽誘電・藤田が登板。試合が動いたのは4回裏。先頭バッターの佐藤が、前日に続くホームランで先制すると、6回には、藤田の犠牲フライで1点を追加、トヨタ自動車は、7回に1点を返しますがそこまで、2対1で太陽誘電が勝ち、決勝に進出しました。負けたトヨタ自動車は、決勝トーナメントでまさかの連敗で3位、連覇の夢はここで途絶えました。
第二試合 決勝 [リーグ戦1位]ビックカメラ高崎〇 3対0 ●[リーグ戦3位]太陽誘電
先発は、ビックカメラ高崎・上野、太陽誘電・藤田の日本代表対決。藤田は第一試合に続いての登板となりました。試合は1回表、連投の疲れが見える藤田をビックカメラ高崎が攻め、4番・山本のタイムリーヒットで先制すると、4回・内藤のソロホームラン、6回・我妻のタイムリーヒットで3対0とリードします。投げてはエース上野が、最終回を3者連続三振でしめるなど、4安打完封勝利。ビックカメラ高崎が、2年ぶり11度目の優勝を果たしました。
敗れた太陽誘電は、2年連続で決勝戦で敗れ、準優勝に終わりました。
決勝トーナメントのMVP 上野由岐子投手(ビックカメラ高崎)
[第50回日本女子ソフトボールリーグ 総合順位]
1位 ビックカメラ高崎 BEE QUEEN
2位 太陽誘電ソルフィーユ
3位 トヨタ自動車レッドテリアーズ
4位 豊田自動織機シャイニングベガ
5位 SGホールディングスギャラクシースターズ
6位 戸田中央総合病院Medics
7位 日立サンディーバ
8位 デンソープライドペガサス
9位 HondaReverta
10位 伊予銀行VERTZ
11位 シオノギ製薬ポポンギャルズ (女子2部リーグ2位と入替戦)
12位 日本精工Brave Bearies (女子2部リーグに降格)
日本女子ソフトボールリーグ機構 http://jsl-women.com/
『女子ソフトボール情報』
「里崎智也のスポーツ直球勝負!」
(毎週日曜日18:50~20:00)内19:40頃
(10月から放送時間が変更になっています)
(よこいみちひと)