どうしてエレベーターには鏡がついているの?

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どうしてエレベーターには鏡がついているの?

エレベーターに鏡がついているワケ

エレベーターの中には、鏡が付いているものがありますよネ。一体、何のためでしょうか?

『車イスの方のため』

“乗った時に、身だしなみを整えるために付いている”“防犯のために付いている”と思われている方、結構いらっしゃるそうですが、実は『車イスの方のため』にあるそうです。
車イスの方がエレベーターを利用される時、通常の場合、そのまま正面を向いた状態で乗られます。

本当ならエレベーターから降りる時も、車イスの向きを回転させて乗る時と同じように、扉の正面を向いて降りたいですよネ。
ところが一般的なエレベーターの場合、広くないため中で車イスを回転させるのは、難しい状況です。
自分以外の人が乗っている場合も、回転させるのは不可能です。

後ろ向きで降りるときに後ろを確認するため

そうなると、後ろ向きの状態で降りることになります。
その時、後ろを確認するために鏡が付いているそうです。正面の鏡を見ることで、自分が乗っている車イスの位置や扉の位置を確認することができます。

公共の交通機関には義務付けられている?

このエレベーターの鏡は駅など公共の交通機関の場合、新しくエレベーターを設置する際、必ず付けるように義務付けられているそうです。
マンションやオフィスビルなど、通常の建物の場合、法律では定めていませんが、各自治体が条例などで定めているそうです。

『日本エレベーター協会』によりますと、エレベーターに鏡を設置するための基準を定めたのは、1970年代後半だそうです。

 

■杏樹の感想

鏡は私達にとって、とても身近なものであるのと同時になくてはならないものでもあります。そんな鏡について知らないことばかりだったので、とても勉強になりました。

身だしなみをチェックするために鏡を見た時、鏡が曇っていたり汚れていたりすると、残念な気持ちになります。日頃からお手入れして、いつもキレイにしておきたいですネ。

(2017/12/1放送分より)

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

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