フランス漫画祭にて「遺産賞」受賞の楳図かずおを語る 平山夢明
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1月31日(水)のニッポン放送の番組『土屋礼央 レオなるど』で、平山夢明がフランスの「遺産賞」受賞したホラーマンガ家の楳図かずおについて語った。
この日、話題になっていたのは楳図に関するニュース。フランスで開かれた欧州最大規模のマンガの祭典、第45回アングレーム国際漫画祭で楳図の「わたしは真悟」が「遺産賞」を受賞した。小学館によると永久に残すべき作品と認められたマンガに与えられる賞で、日本人の漫画家による受賞は水木しげる、上村一夫に続いて3作目だということ。
このニュースについて同じくホラー業界で活躍する平山はこう語る。
平山)僕はど真ん中の世代ですから。楳図さんでいうとやっぱり「漂流教室」。
増山)あー漂流教室!
平山)あとは「猫目小僧」みたいなスゴイ怖いのがたくさんあるんですよ。楳図さんって「まことちゃん」以前と「まことちゃん」以後で全然違うんですよ。
土屋)そうなんですね。
平山)デビューは少女漫画で、基本的にはヘビ女とか人間の体が変わっちゃうことに興味があったみたいで。それも極めちゃったから。「まことちゃん」でぐわっしとかやりだしたときには腰が折れるかと思うくらいビックリしましたよ(笑)。
土屋)急に作品の方向性を変えるっていうのは可能なものなんですか?
平山)笑いとホラーっていうのは表裏一体ですから。どちらも攻撃なんですよ。
土屋)平山さんも笑いの雰囲気ありますもんね。
平山)俺のはおっちょこちょいなだけだから(笑)。
さらに放送当日の夜に皆既月食が見られるということで、ホラーとは切っても切れない「月」についても語っていた。
土屋礼央 レオなるど
FM93AM1242ニッポン放送 月~木 13:00~16:00