シーズン商品として定着! 合格祈願グッズのいま
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佳境を迎えた受験シーズン。この時期の風物詩といえば、語呂合わせで受験生を応援する『合格祈願グッズ』。特に有名なのはお菓子で、二大巨頭といえば「うカール」と「キットカット」。
明治製菓のHPによると、「うカール」の販売開始は2001年。クリスマスやバレンタインというチョコレートシーズンが続く期間はカールにとって売上が厳しい時期だったそうで、そこで考えられた企画が受験生を応援する商品「うカール」だったそうです。
また「キットカット」は、「きっと勝つ」との語呂合わせで昔から受験生のお守りだったことから、2003年にキャンペーンを開始。受験生だけに留まらないコミュニケーションとして全国に浸透させました。
そんな受験応援商品、ほかにも続々と登場していて、シーズンになると特設コーナーができて、ズラリとお店に並びます。今年はドトールコーヒーが『ド通るコーヒー』を発売したのも話題になりました。
また、ここ数年で増加しているのが「砂」です。受験と砂…関係ないように思いますが、合格祈願のお守りとして使われているのは、鉄道会社が車輪の空転を防止するために車輪やレールに吹き付ける『すべらない砂』。
おわかりですよね? 試験に落ちない・すべらないというお守りなんです。とにかく日本全国の鉄道会社が競うように「すべらない砂」を詰めた小袋を扱っていて、年末年始に各地の駅で数量限定の無料配布を行っていました。
また羽田空港でも1月に全日空が期間限定で「すべらない砂」を配布。使われていたのは、飛行機の整備でネジを回す時に工具とネジが滑らないように、工具の先に付着させる砂。こちらも「すべらない」ということなんですね。
また相鉄グループが展開している受験生応援企画の1つには、山梨県にあるゴルフ場のバンカーの砂を詰めたお守りもありました。そのバンカーはコースの特性上、誰もがボールを入れてしまうバンカーだそうで、受験生のお守りにしたら「誰でも入れる!?」ということで人気なんだそうです。しかもそのバンカーの形は五角形。「五角=合格」と縁起もいいんですね。
世の中にはいろいろなアイデアがあると感心しますが、今の受験シーズンは、クリスマスやバレンタインと同じように季節の催事としてビジネスチャンスになっていると感じますね。あなたも受験にまつわる語呂合わせ、考えてみてはいかがでしょうか。もしかしたら大ヒット商品になるかもしれませんよ。
2月8日(木)高嶋ひでたけのあさラジ!「三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より
高嶋ひでたけのあさラジ!
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