ノルディックスキー複合個人・渡部~風の条件が悪かったジャンプ台
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2/15(木)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!④
ジャンプでは無風状態であった
7:17~やじうまニュースネットワーク
ノルディックスキー複合個人 スキージャンプ台の風向きが悪かった?
平昌オリンピック6日目、ノルディックスキー複合個人ノーマルヒルで渡部暁斗選手が銀メダルに輝いた。メダル獲得に至った要因についてトリノオリンピックにジャンプ日本代表で出場した一戸剛氏が解説する。
森田)続いてはノルディックスキー複合を取材しました2006年のトリノオリンピックジャンプ日本代表で現在は早稲田大学スキー部監督の一戸剛さんに伺います。一戸さん、渡部暁斗選手は前半のスキーで前の選手たちがずっと失速していたのでジャンプはどうなるのかと思いましたけど。
一戸)そうですね。私も現地で応援したのですが、やはり前の方の風がピタッと止んで、渡部選手のときもそんなに強い向かい風では無かったのですけども、最高のジャンプであの位置まで跳んで来ましたね。
ジャンプ台のコンディションは運不運が大きい?
高嶋)一戸さん、ジャンプ台について、非常に強い風が吹いたり時々中断したりとかいうので何となく1時過ぎくらいまでになってしまったとか何だかんだ言われていますけど、一戸さんから見てあのジャンプ台は「あれは無いよなあ……」みたいな感じはあるのですか?
一戸)まあ日本のジャンプ台に似ているのですよね。風の当たり方も、向かい風が基本的に強くて、風に乗って行けば跳んでいける。確かに平等にはならないのですけど、今は向かい風だと得点がマイナスとか追い風だとプラスという風に平等にはやっているのですが、少し運不運はある台ですね。
高嶋)昨日の渡部選手の風というのは、前に跳んだ選手のときはけっこうひどかったですけど、あれはたまたま条件が良くなったのですか?
一戸)条件的には始まってから暫くは向かい風が強かったのですが、渡部選手の2人くらい前で風が弱くなったのですね。ほとんど無風に近い形になって失速し始めたのですけど、渡部選手のときに少し良い風が戻りつつあるときに跳んだのですけど、そんなに好条件というようなものではなかったですね。
高嶋)いろいろと報道されていますけど、渡部選手の精神力というのはすごいですね。
一戸)すごいですね。やはり今シーズンはもう5勝もしていますしそういう形で乗り込んで来ていますので、かなり自信を持って戦えているなというのが見えますね。
高嶋)ラージヒルの方の予想はどうですか?
一戸)今シーズンで言うとラージヒルの方が跳べていますし、ジャンプで先行して逃げ切りという試合もしていますので、非常に金に近い戦いができるのではないかなと思いますね。
高嶋)今までずっとオリンピックを見て来て、金メダル第1号は誰になりそうですかね? やはり今度の女子500メートルですか?
一戸)そんな感じはしますけどね(笑)。
高嶋)これから続けて金金金っていきますかね?
一戸)そうですね、皆どんどん銅から銀メダルまでを押さえて来ているので、楽しみにしたいですね。
高嶋ひでたけのあさラジ!
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