渡部暁斗5位「ジャンプで40秒差が欲しかった」
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2/21(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!③
ドイツが表彰台独占
7:10~やじうまニュースネットワーク
渡部暁斗選手、ドイツから逃げきれず
平昌オリンピックのノルディックスキー複合は、昨日個人ラージヒルが行われ、悲願の金メダル獲得を目指した渡部暁斗選手は5位に終わった。表彰台はドイツ勢が占めたがオリンピックでのノルディック複合での表彰台独占は、1936年のノルウェー以来82年ぶり。
昨日行われましたノルディックスキー複合個人ラージヒル。日本のエース渡部暁斗選手は前半のジャンプ、出場選手で最後の48番目に登場しまして、134mの大きなジャンプを披露してトップで折り返しました。ジャンプ後の渡部選手です。
渡部暁斗選手)ここにきて1番良いジャンプだったと思います。かなり厳しい戦いになると思います、っていうのも彼らはしっかり共闘して同じチームですし、ガンガン僕のことを追い上げて来ると思うんで。簡単に逃げ切れるとは思わないですけど可能な限り、追いつかれるまでは逃げたいと思います。
森田)その後半のクロスカントリーは走力のあるドイツの3人の選手に徐々に追い上げられまして、接触のトラブルもあって力尽きました。
現地リポーター)今、フィニッシュー! ドイツ勢1、2、3! ルゼック金、リースレ銀、フレンツェル銅! 続く4位はリーベル、勝負所で仕掛け切ることができませんでした日本の渡部5位!
森田)渡部暁斗選手は個人ノーマルヒルの銀メダルに続く今大会2個目のメダルは逃しました。表彰台はドイツ勢が独占、ノルディック複合の表彰台独占は82年ぶりです。他の日本勢は永井秀昭選手が12位、山本豪選手が16位、渡部善斗選手が20位でした。ではこのノルディック複合を取材した平昌オリンピックレポーター、スポーツ部の林佑介ディレクターに伝えてもらいます。前半のジャンプは、渡部さん風に乗って良いジャンプを披露したんですけどもね。
林佑介ディレクター)そうですね。本人も非常に手応えがあったようで「良いジャンプでした」と開口一番に答えていたんですけれども、本人のなかでやはり40秒ぐらいは差をつけたかったということで、このジャンプでつけた差が24秒だったんで。インタビューのときもちょっと表情ちょっと素直に喜んでるだけじゃない、まあその先を見ると若干不安な顔もあるかなというようなところは見受けられました。
森田)後半の距離は行けるところまで行こうという感じで飛ばしてたんでしょうかね、やっぱりね。
林)本人も前半逃げてみようと思ってハイペースで入ってしまった、そこで力を使ってしまったということで、まあちょっとオリンピックでのメダルを目指してかなり無理のあるレースをしたのかなというところはあります。
ジャンプでもっと差をつけていたかった
森田)後半での距離ドイツが独占しましたがやっぱりドイツは強かったですね、あの3人が協力してたんですね。
林)そうですね。先程のインタビューにもありましたけども渡部選手も前半のジャンプ終わったところでこの3人を非常に警戒してまして。4位から6位だったんですけれども、後ろを見ればドイツ勢が3人並んでるので簡単に逃げ切れる差では無いと思う、と言ってました。その警戒してた通りの結果になってしまったという形ですね。
高嶋)林さん。ドイツの男のひげ面3人ね、テレビ見てても怖そうな奴らでさ、それがスキーだから足音は聞こえないだろうけど、あれ相当の息遣いが渡部の背後に迫ったと思うんですよね。坂上るときのあの迫力あるスケーティングね、あの辺どう思いました?
林)やっぱり元々言われてましたけれども、ドイツ勢のクロスカントリーでの脚力っていうのは本当に世界でトップレベルですんで渡部選手もずっと警戒してて。やっぱりジャンプでもう少し差をつけてなかったのが、ちょっと残念ながら1位ではあったのですけれど痛かったかなと思います。
善戦の結果、団体にも期待高まる
高嶋)まあ萩原さんが24秒だったらと言ってましたけどね、でももっと本音はその倍ぐらいは欲しかったと。会場の雰囲気どうですか? テレビで観てると日章旗も振られてましたが。
林)地元韓国の選手がこの種目得意ではないということもあって、日本人の比率がいつも以上に高くてですね。選手を応援してる日本人の方も力入ってましたんで、かなり応援の声は届いてたと思います。
高嶋)まあ、あれだけ頑張ってくれてゴールインした後のあの本当に胸が避けるんじゃないかと思うぐらいの大きな息遣いね、仰向けに倒れて。ああいうの見てると本当よくやったって、褒めてあげたいですよね。
高嶋ひでたけのあさラジ!
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