やはりトランプ大統領はロシアに弱みを握られている?
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3月23日 FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!①
ロシア人元スパイ襲撃事件にも言及せず
6:32~ニュースやじうま総研!ズバリ言わせて!:コメンテーター宮家邦彦(元外交官・キャノングローバル戦略研究所研究主幹)
トランプ大統領がプーチン大統領に祝意~ロシアに弱みを握られている?
トランプ大統領がプーチン大統領との電話会談の中で、事実上の4選に祝意を示したと報道されているが、トランプ大統領に渡されていたブリーフィングペーパーには「祝辞を述べないように」という旨が記されていたという。この件について、「ロシアがトランプ大統領の弱みを握っているのではないか」とCIA前長官のブレナン氏が述べている。
高嶋)共同通信の報道ですが、プーチンさんが当選して事実上、24年の支配が確定した。当選に対してトランプ大統領さんが電話で祝意を示したと。その裏にマクマスターという大統領補佐官が「ちょっと、おめでとうはまずいですよ」というようなことを言った。マケインさんもかなりキツいことを言った。そしたら、アメリカのトランプ大統領について、CIA前長官がロシアに弱味を握られているのではないかという見解を示したと。
宮家)CIAの前のブレナン長官ですよね。何か握られているのではないかという話ですよね。
高嶋)大統領になるとき、女の子をいっぱい呼んで、
宮家)モスクワでね。
高嶋)モスクワでね。なんかベッドで……。
宮家)なかなか楽しかったらしいですけど。
高嶋)(笑)。
宮家)モスクワへ行ったとき、そのホテルに行ったのですよ。なんとかその部屋を見たいと思ったのですが、ガードされていて入れなかった(笑)。ビデオを撮られているかどうかはわかりませんが、トランプさんのこの1年数ヶ月の言動を見ていると、なんかおかしいよね、と。ロシアはイギリスでは、元スパイを毒殺しようとしているのですよ。あれだけの証拠があると言われている。しかもほかの国ではなくてイギリスが言っている。それにも関わらず、何も言わない。おかしいでしょう。
核心に迫りつつあるロシア疑惑への包囲網
高嶋)ということは選挙期間中から、噂されている数々のロシア疑惑みたいなものも、全部が全部、見当はずれではなかろうと。
宮家)そういうことですよね。今はモラーさんという人が特別検察官になって、地道にやっているわけですよ。その包囲網というか、捜査が徐々に徐々に核心に迫りつつあるということです。
高嶋)じわじわと。
宮家)ですから、気が気じゃない。かつてのニクソンさんは弁護士ですから、ウォーターゲート事件のときは何やっているかわかっていたのですよ。でも、トランプさんはわかってない(笑)。とにかく非常に心配ですよね。アメリカの大統領がこういうかたちで外国の干渉で大統領になって、しかも弱味を握られていて、言うべきことが言えなくなったら、アメリカのリーダーシップなんかすっ飛びますからね。
高嶋)何かって言ったらもう脅されますからね。敵は昔スパイですからね。KGBですからね。怖いですよね。
宮家)大統領になってまでKGBのやり方をやるかとも思いますけどね。
高嶋)それで、選挙で対抗する奴は遠慮会釈なく潰しにかかるし、あれは正当な選挙じゃないと。マケインさんが言っていることもあながち的外れではないですよね。ロシアの場合ね。
米露首脳会談の内容が漏れてしまうプーチン政権
宮家)もう一点あるんですけどね、じゃあね、マクマスターさんいいけどさ、あんたそれ、メディアに喋っちゃダメよ、と。マクマスターさんがやったとは思えませんよ。言いたくはないけども。あのチームの中で誰かが漏らしているわけですよ。米露首脳電話会談のその発言要領が、内容がでてしまった。「コングラッチュレーなんて言葉使うなって書いたのに、言っちゃったんだ」って。でもリークする方もリークする方じゃないですか。
高嶋)リークする方も腹に据えかねているのではないですか。
宮家)だけどそれって政権の手を成してないでしょう。だから、末期症状とは言わないけれど、ひどいよね。
高嶋)そういう外圧も、それから自分の周りにいるそういう連中も何となく俺に対して、みたいなことは、大統領は感じているわけですね。
宮家)そういうことですね。
高嶋)で、ときどき強気な発言しているということですが、これから先、どうなって行くんでしょうかね?
高嶋ひでたけのあさラジ!
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